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あしあと

    こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・都祁 ―野菜作りと陵燈会―)

    • 更新日:2015年11月21日
    • ID:6077

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    プチ田舎暮らし・都祁 ―野菜作りと陵燈会―<都祁公民館:2015年6月7日(日)~10月18日(日)全3回>

    2015年も、プチ田舎暮らし(アクティブシニア農業体験)が始まりました。

    アクティブシニア農業体験は、奈良市東部地域において地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎の暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより、生きがいを感じ、就農へのきっかけづくりとなることを目的とした講座です。

    都祁公民館は、「プチ田舎暮らし・都祁 ―野菜作りと陵燈会―」を開催しています。

    畑つくり、植え付け、収穫と、都祁の陵燈会に参加、そして収穫したものを使った料理実習の、全3回の講座です。

    1回目 6月7日(日) イモ苗とトウモロコシ苗の植え付け

    2回目 8月29日(土) トウモロコシの収穫と陵燈会参加

    3回目 10月18日(日) サツマイモの収穫とサツマイモを使った料理

    1回目 とうもろこしの収穫と陵燈会見学 6月7日(日)

    都祁福祉センターに集合し、およそ2キロメートルほど歩くと畑に到着です。
    地域の農家の方を講師に迎えて、いよいよ開始です。
    畝の切り方、肥料について、植え方、後の手入れの方法や、作業の手順について、丁寧に指導いただきました。

    事前に周りの草刈りをすると同時に、軽く畝を作っておきました。
    畝の中に肥料を振ります。
    次に、畝に溝の土をかけていきます。
    これは、歩く幅を広くして作業しやすくするためと、畝を高くしサツマイモを大きく育てるためです。

    完成した畝の上えにマルチをかけます。
    マルチとは、苗を植える前に地面の温度を上げたり、土の湿度を保ったり、防虫、雑草除けとマルチに活躍する長いビニールシートのようなものです。
    マルチの中心の線に合わせ、少し重ねてマルチトンボ(マルチ留め)で押さえます。

    マルチの中心の線に合わせてカッターナイフで穴をあけていきます。
    この切った部分にサツマイモの苗をさします。

    マルチを敷き終えたところで休憩です。
    このマルチ張り、なかなかの重労働です。

    マルチを抑えたマルチトンボにビニールのテープをたすき掛けにして、押さえます。
    テープは、風でマルチが飛ばないようにするためです。

    お昼休みです。
    参加者の皆さんと講師、公民館の職員も交えて、情報の交換や質問タイムです。

    当日植えたサツマイモの苗は、鳴門金時です。
    200本あります。
    トウモロコシは、キャンベラ90という品種です。
    80本ほど植えました。

    準備も整ったので、いよいよサツマイモの苗の植え付け開始です。

    サツマイモの苗の植え付けと同時進行で、トウモロコシも植えていきます。

    完成間近のサツマイモ畑の様子です。
    講師が見守る中、てきぱきと植えつけられていきました。

    植え付け後、水やりをしました。
    さて今後が楽しみです。

    生長の記録

    苗を植えた直後、6月7日(日)サツマイモ畑の様子

    終了時の芋畑

    手前がトウモロコシ

     

    梅雨の畑、6月25日(木)サツマイモ・トウモロコシの様子

    6月7日(日)に畑に植えたサツマイモ・トウモロコシは、すくすくと生長しています。

    200本植えたサツマイモのうち、5本が残念ながら定着しませんでした。

    トウモロコシは80本中、2本が定着しませんでした。

    サツマイモです。
    元気にすくすく育っています。

    残念ながら定着しなかったサツマイモの無残な姿です。
    このようになったものが5本ありました。
    しかし、残り195本あります。

    トウモロコシ畑の様子です。
    こんな感じで、およそ50センチメートルまで生長しています。

    畑の全景です。
    向かって左がサツマイモ、右がトウモロコシです。
    これから夏本番、どんどん生長していきます。
    とても楽しみです!

    台風11号の被害とその後、7月17日(金)のサツマイモ・トウモロコシの様子

    7月16日(木)と17日(金)の台風11号の影響を我らが畑は受けました。

    長く伸びているトウモロコシは、風の影響を受けてなぎ倒されました。

    サツマイモは下に広がっているので影響がありませんでした。

    台風11号通過後のトウモロコシ。
    バッサリとなぎ倒されています。
    立ち直ってくれるのでしょうか。
    とても心配です。

    台風で倒れたトウモロコシとサツマイモの畑です。
    ちょっとしたジャングルに見えます。

    見事に立ち直りました、7月26日(日)トウモロコシの様子

    7月19日(水)に、台風の影響でなぎ倒されたトウモロコシを起こしました。

    それから1週間後の様子です。

    凄い生命力です!
    トウモロコシは、まっすぐに立ち直りました。

    立ち直ったトウモロコシの背丈は、人間の大人ほどあります。
    てっぺんに雄穂(ゆうずい)もできました。

    トウモロコシの茎の中ほどには、雌穂(しずい)もできています。
    この部分がトウモロコシの食べられる部分になります。
    ちなみに、先の髭のような部分が茶色くなると・・・そろそろ成熟してきているサインになります。
    こうなると楽しみです。

    サツマイモとトウモロコシの全体の様子です。
    そろそろ、新たな敵が現れる予感がします。


    ちなみに、どんどん生える畑の周りの雑草は、畑の持ち主の方が刈ってくださっています。
    ありがとうございます。

    新たな敵に備えて、8月21日(金)畑の様子

    トウモロコシは成長が早く、収穫の予定日(8月29日)には、実が固くなっているかもしれません。

    それより心配なことがあります・・・カラスです。

    新たなる敵の第1号はカラスでした(想定していた敵とは違いました)。

    以前、ゴーヤ栽培に使った網を畑にかけていますがうまく防げるかやってみないとわかりません。

    農業は、試行錯誤の繰り返しです。

    せっかく、みんなで植えたのだから、陵燈会の日の収穫まで畑を守って行きましょう!

    お盆の間、畑に行きませんでした。
    ほんの少しの間だと思っていましたが、もう草がボウボウでビックリ。
    草の山です。

    さっそく、草を刈りました。
    イモ畑が見えてきました。

    そして、新たなる敵に備えて、電柵を立てました。
    私たちが想定していた新たなる敵とはイノシシです。
    これでイノシシからの害は防げるはずです。

    2回目 トウモロコシの収穫と陵燈会 8月29日(土)

    今回は、陵燈会の見学も兼ねています。

    陵燈会の日程にトウモロコシの収穫を合わせたので、収穫時期としてはかなり遅くなってしまいました。

    ところが!心配していたよりも上出来のトウモロコシを収穫することができました。

    この日は朝から雨だったのですが、収穫の時間帯には雨が止みました。
    日頃の行いでしょうか?

    トウモロコシは、手に持ちきれないくらいに大きくなっていました。

    収穫したトウモロコシの皮を外で剥いています。
    笑みがこぼれます。

    立派なトウモロコシでしょ?

    収穫したトウモロコシをみんなで分けています。
    山分けですね!

    最後に、電柵の線を張り電気を入れて、トウモロコシの収穫は終わりました。
    雨は止んで、陵燈会も中止になることなく、花火も打ち上げられました。

    生長の記録 2

    秋の芋畑、豊作の予感? 10月7日(水)の畑の様子

    10月18日(日)の収穫の日が近づいてきました。

    先日、サツマイモを試しに少し掘ってみました。

    なんと!!立派なサツマイモがたくさん採れました。

    講座では、多くのサツマイモが収穫できるでしょう。

    サツマイモを使った料理のメニューと共に収穫量も、参加される皆さんは楽しみにしていてくださいね。

    あとは、天気が良いことを祈るだけです。

    トウモロコシの畝を片づけ、残った列を掘りました。
    こんな感じでサツマイモができています。

    大きなサツマイモが紫色の顔を出しています。

    試しに掘った結果です。
    畝の半分ほどで、これだけ収穫できました。
    畝はあと6列残っています。
    当日の収穫が楽しみです。

    3回目 サツマイモの収穫とサツマイモを使った料理 10月18日(日)

    この日は、絶好の収穫日よりになりました。

    空は一面、抜けるようなコバルトブルー。

    紅葉は間近、楓がチラホラ色づき始めています。

    午前中は、受講者の方々を2つのグループに分けて作業を行いました。
    料理グループとサツマイモの弦あげグループの2班です。


    こちらはサツマイモの弦あげグループの様子です。
    サツマイモを収穫する前にサツマイモの弦を切りました。

    弦を切っていくと、だんだん畝が見えてきました。

    弦あげが終わるとマルチを外していきます。
    ここまでで午前の時間が過ぎてしまいました。
    いったん戻ります。
    料理グループが作ってくれたおいしい芋料理の昼食が待っています。

    福祉センターに帰ると、このような芋料理が待っていました。
    おいしそう。

    さっそくみんなでいただきました。
    野菜料理だけで、おなかがいっぱいになりました。
    ちなみに、この日の料理に使われた都祁産の食材は・・・。
    サツマイモ・ホウレンソウ・里イモ・レタス・キャベツ・万願寺唐辛子・ハヤトウリ・長イモ・秋ナス・柚子・ナメコ・ズイキ・ピーマン・カボチャ・日野菜・柿・チンゲン菜・新米・・・などなど。


    都祁産以外のものは、リンゴと鶏肉だけでした。

    午後の収穫が始まる直前の畑です。
    綺麗に弦あげされています。

    手分けして芋掘りです!
    写真の方は初めての芋掘りでしょうか?
    最近では大人でも芋掘りをしたことがない方もいるとのこと。


    掘れば掘るほどサツマイモがゴロゴロ出てきます!
    がんばって掘りましょう。

    どんどん掘っていきます。
    丸くておいしそうなサツマイモが掘れています。

    掘れたサツマイモを、ちょっと拝見。
    かなり大きいものもありました。


    これでも、まだまだ途中だそうです。

    収穫したサツマイモは、全部でこんなにありました。
    これに加えて、以前掘って昼の料理に使ったものもありましたね。
    豊作だったのではないでしょうか?
    収穫したサツマイモは、参加者全員で仲良く分けました。
    ごちそうさん。

    講座を終えて

    6月から始まった「アクティブシニア農業体験事業『プチ田舎暮らし・都祁』」が10月18日で終了しました。

    イモ苗とトウモロコシ苗の植え付け、トウモロコシの収穫と陵燈会参加、サツマイモの収穫とサツマイモを使った料理の3回連続の体験事業でした。

    参加者・指導いただいた地域の方々、公民館スタッフと全員が親密になり、和気藹々と野菜育てができました。

    その雰囲気を感じてか、サツマイモはすくすく育ち豊作でした。

    3回目で作った料理には、サツマイモをはじめ、都祁産の野菜をふんだんに使った!昼ごはんを、みなさんに楽しんでいただけたのではないでしょうか。

    楽しくおいしく、会話も弾み、素敵なひと時を過ごすことができました。

    交流しながらのサツマイモの収穫など、とても良い雰囲気となり、計画した者として満足のいくものになりました。

    参加された皆さんのおかげで、私も来年に向けて新しいものを創作する意欲がわいてくる講座になりました。