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あしあと

    こんな講座ありました(わくわく!楽しい理科工作と実験)

    • 更新日:2018年5月9日
    • ID:8663

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    わくわく!楽しい理科工作と実験<平城東民館:2017年7月30日(日)>

    理科工作や科学実験を通して、科学の「おもしろさ」や「不思議さ」、「原理」を知ってみたいといった子どもたちの好奇心をくすぐり、興味を引き出していきたい。

    また、理科好きの子どもたちが育っていってほしい。

    そう願っている私たちは、2017年も「わくわく!楽しい理科工作と実験」を企画しました。

    今回の指導は、「平城ニュータウン楽しい理科実験研究会」に依頼しました。

    平城ニュータウンを拠点として、学校など各地で理科学習の振興のために活躍しているボランティア団体で、その指導力には定評があります。

    何よりも科学が大好きな指導者のみなさん!
    今回は、4人の指導者と2人の協力者が来館してくださいました。


    今回のメニューは、大きく次の3つでした。

    夏休みも真っ盛りのこの日、子どもたちは暑さも忘れて、不思議な理科の世界にいざなわれていきました。

    1.ものの見え方 -錯視の世界-

    錯視の世界。
    右も左も中心の円の大きさは同じなのですが、何故か右のほうが大きく見えます。

    上と下の長さは同じ?
    上のほうが長く見えます。
    でも正確に測ってみると・・・。
    「あれっ?同じ長さだ。」
    種も仕掛けも無い不思議な世界です。

    消失錯視。
    中心の点以外のまわりの点が消える・・・?
    どういうこと?

    沢山並んでいる点の中心の黒い点をジーっと見つめていると・・・。
    「あ、周りの点が消えた・・・。」
    不思議な世界。

    2.くるくるマジック -ソーマトロープ工作-

    ソーマトロープは、カードなどの両面に絵を描き、クルクルと勢いよく回転させることで両面の絵が交互に見え、残像現象によって表と裏の画像が1つに見える玩具です。

    指導者が例を作って実践してくれました。
    「手元をよく見ていてね。」
    パラパラパラ・・・。

    今度は自分でソーマトロープを作って絵を回転してみました。
    「あ!なるほど。表と裏、両方の絵が重なって見える!」

    3.アニメに挑戦!

    ・フェナキストスコープ

    驚き盤とも呼ばれています。
    アニメーションの原型の1つだとのことです。
    トマトが縄跳びをする絵を1コマずつ並べて描いた円盤を用意しました。

    円盤に、ていねいに切り込みを入れています。
    「うまくできるといいな。」

    先生が指導してくれます。
    「ちゃんと切り込みが入っているからだいじょうぶよ。」

    ・ゾートロープ

    回転のぞき絵のことだそうです。
    こちらもアニメーションの原型の1つだとのことです。
    こちらは、走る棒人間を1コマずつ描いたものを用意しました。
    これをグルグル回転させると棒人間が走り出すように見えます。
    走馬燈ですね。

    子どもたちの声

    • この公民館でするのは初めてだったけど、すごくおもしろかったです。
    • フェナキストスコープのトマトがなわとびをするのは、とてもおもしろくて楽しかったです。ゾートロープの人が走るのは、鳥にかえられたのでいいなと思いました。また、公民館に来て、理科の実験をしたいです。
    • ぼくの知らないことがいっぱい知れたし、目のさっかくで、ふくらんで見えたりゼリーみたいに動いたり丸の形が同じだったり、すごいことがいっぱい知れてよかったです。
    • アニメーションや錯視など、とても楽しかったです。
    • むずかしかった。
    • 両目で見るのと片目で見るので、ちがう物が見えておもしろかったです。
    • ゾートロープを作るのが楽しかった。
    • 工作の時間があわただしかったので、もう少し長くしてほしかった。
    • すごく楽しかったです。くるくるマジックがとくに楽しかったです。
    • 工作やじっけんなどは、ふしぎなことがたくさんありました。また、このきかいがあったらきたいです。
    • 知っていることもありましたが、さらにわかりやすく教えていただいて、とても楽しかったです。
    • また、何かを作りたいです。
    • かんたんにつくれてたのしかった。
    • うまくできてよかった。

    開催を終えて

    あっと言う間に不思議の世界に引き込まれ、楽しみ、集中していた子どもたち。

    指導者が本物を見せながら説明したことが、本当に魅力的なことだったのでしょう。

    掲載した子どもたちの活動の様子の写真は、ごく一部です。

    もっともっとたくさんの目の輝き、驚きの表情が部屋にちりばめられていました。


    私たちが暮らす技術立国、日本。

    私たちや地球の未来を切り拓く子どもたちの心に知的なざわめきを送ることができたら。

    そんな願いも込めて、今回の講座「わくわく!楽しい理科工作と実験」を実施しました。

    これからも平城東公民館の主催講座にご期待ください。