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あしあと

    館長が語る(都跡公民館)

    • 更新日:2018年6月7日
    • ID:8830

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    都跡公民館館長 大谷 華代子(おおたに かよこ)

    都跡公民館は、開館30年を迎えました!

    こんにちは。

    都跡公民館長の大谷華代子です。

    都跡公民館は、この4月に開館30年を迎えました!

    約30年前、現在の都跡公民館のある土地(五条町)にマンション建設の計画が持ち上がりました。

    しかし、薬師寺・唐招提寺がある西ノ京と言われる歴史ある地の景観を守りたいという地域住民等の反対の末、マンション計画は破棄され、市民の文化・学習・交流の場として、社会教育施設である公民館が建設されることになりました。

    都跡公民館には、こんな経緯があったのです。

    そして1988年(昭和63年)4月、歴史あるこの地の景観に合うように、大和棟を模した瓦葺屋根の公民館が開館しました。

    以降、公民館において市民の文化活動・生涯学習活動が活発に行われています。

    今年度の都跡公民館自主グループ活動登録団体は、64グループ。

    この中には、開館年数よりも長い年数活動されているグループがあります。

    なぜでしょう?

    都跡公民館の歴史はもっと古いのです!

    実は、都跡公民館の歴史は古く、公民館要覧の公民館年表を紐解くと、1949年(昭和24年)、奈良市の公民館条例が制定されたのと同じ年の9月に、尼ヶ辻町124番地に都跡公民館が開設されています。

    奈良市立都跡小学校の向かいの旧都跡村役場に都跡公民館が開設され、公民館活動が展開されていたのです。

    奈良市が1970年(昭和45)年から1中学校区に1館の地区公民館の建設を進めていく中、都跡公民館は市直営ではなく委託地区公民館として運営されていたようです。

    直営・委託に関わらず、全国的に公民館が設置されていく初期の段階で都跡地域に公民館活動がスタートし、現在に至っているということは、とても素晴らしいことと思います。

    写真

    【旧都跡公民館尼辻分館の前】
    ここが、都跡公民館の出発点だったのです。

    写真



    【旧尼辻分館】
    屋根には「みあと」と書かれた瓦が使われていました。
    この瓦の一部は現在、都跡公民館の玄関に飾っています。


    現在の五条町に市直営地区公民館としての都跡公民館が開館されたのちも、旧都跡村役場跡の公民館は都跡公民館尼辻分館となり、活動の場は続いていきました。

    尼辻分館は、2015年(平成27年)7月、都跡地域ふれあい会館として生まれ変わりましたが、地域の方々の活動の場のひとつとして、変わることなく続いています。

    共に歩む・・・

    自主グループの中には、都跡公民館とふれあい会館の両方に登録し活動されているグループがあります。

    なので、時々間違って来館されることもあります(笑)。

    そして、私たち職員はふれあい会館を運営している都跡地区自治連合会とも連携を図り、地域の皆さまの学びをサポートしています。

    写真

    【都跡地域ふれあい会館】
    以前と同様に、「都跡」の名の由来となった和歌が書かれた石碑も置かれ、今も変わらず地域コミュニティーの拠点として、都跡地域にとって大事な地となっています。

    写真

    【都跡公民館】
    30年たった今も、時々こちらを「新しい公民館」と呼ばれる方がいらっしゃいます。
    この春は、子育てサークルの子どもたちが植えてくれたチューリップが、来館される方々の心を和ませました。

    開館30年のアピール

    この地に開館して30年。

    今年度、都跡公民館では公民館自主グループ連絡協議会と共に、さまざまな取り組みをしていきます。

    そこで30年アピール文を作成し、自主グループ連絡協議会総会の場で皆さまと読み上げました。

    写真

    【30年アピール文】
    私たちは
    都跡公民館開館30年を新しい出発点として、
    世代を超え、地域を超え、学習ジャンルの枠を超え、
    出会う仲間と、人生最高の思い出をつくっていきましょう!
    私たちは
    都跡公民館の歴史に、笑顔と幸せの花を
    たくさん咲かせる年にしていきましょう!
    世界一の都跡公民館30年おめでとう!
    そして、ありがとう!

    写真

    【玄関の様子】
    アピール文を目につくように、貼り出しました!
    利用者さんとの合言葉は、「人生最高の思い出をつくろう!」です。
    達成したら終わりではありません。人生最高の思い出は、ずっと更新し続けていくのです^_^
    ※可愛い装飾は、昨年度の都跡中学校区地域教育協議会図書ボランティアさんによる壁面飾りを、リメイクさせていただきました。感謝!

    今年度もよろしくお願いします。

    今年度、新しい都跡公民館の歩みに合わせるかのように、新しい職員を迎えました。

    私自身は、都跡公民館に着任して5年目に入りましたが、共にフレッシュな気持ちで頑張っていきたいと思っています。


    世代を超え 互いが認め、尊重し合える地域をめざして!


    都跡公民館での学びと出会いが、「ふるさと都跡」につながりますように

     めざせ!「笑顔あふれる公民館」 

       めざせ!「幸せ感じる公民館」 

         めざせ!「あなたのふるさと都跡」

    もちろん、合言葉は「人生最高の思い出をつくろう!」ですよ(笑)。

    みなさまのご来館を、お待ちしております。

    【職員紹介】
     館長
      大谷 華代子(左)
     職員
      西村 優貴(中央)
     臨時職員
      志野 憲太郎(右)

    [2018年6月]