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あしあと

    こんな講座ありました(人生100年時代へ あなたも2刀流をめざそう!)

    • 更新日:2019年10月9日
    • ID:9423

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    人生100年時代へ あなたも2刀流をめざそう!<生涯学習センター:2019年1月19日(土)~3月30日(土)全4回>

    最近、「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになり、CMや新聞でこの文字を見ることも増えてきました。

    これは政府が設立した「人生100年時代構想会議」がきっかけになっています。

    今、日本人は100歳まで生きる事を、真剣に考える時期にきています。

    「定年後は、老後の生活」という20世紀のモデルは通用しなくなるでしょう。

    人生が長くなればなるほど「もっと長く働く」か「貯蓄を大きく増やす」か、いろんな“選択”が鍵になっていきます。

    この講座では、オールマンFPクラブの橋本龍一さんを講師に迎え、「人生100年時代」の元ネタになった『LIFE SHIFT』という本の要点をまとめながら、これからの老後の過ごし方を考えていきました。

    そして、毎回リアル2刀流パーソンをゲストに迎え、体験や経験をお話しいただきました。

    受講された方が何か1つでも未来の目標を見つけることができるような、そんな4回の講座になりました。

    問題

    さて突然ですが、ここで問題です!!
    この9つの星を4本の直線の一筆書きでつなげてください。
    答えは、最後まで読んでいただければ解ります。

    第1回:1月19日(土)人生は2刀流・・・一番のライバルは誰?

    1回目は、オリエンテーション。

    なぜ「人生100年時代」という言葉がよく聞かれるようになったのかを、その言葉のきっかけになったになった本『LIFE SHIFT』の言葉をやさしい内容にして講義いただきました。

    スクリーンに映っている杯は、100歳になった記念に国からいただける「銀の杯」で、純銀製なんだそうですよ!
    でも、最近は100歳以上の方が多くなり、純銀製からメッキに代わっているそうです。

    講座の様子

    今回のゲストパーソンは、奈良のおやじバンドまほろばclubの大村さんです。
    長く続けていけるものを探していく、そんな軽い2刀流=大人のクラブ活動をテーマに、某金融機関に勤めながらバンド活動に励む、日々を楽しく過ごす方法についてお話しくださいました。
    クイズなどもあり楽しい雰囲気でした。

    講座の様子

    これからの社会はAIの技術が進み、人の手を必要としない時代がやってくると言われています。


    「未来の我々のライバルは『AI』だそうですが、その中でも、人の能力が活かされる仕事があるのではないか?それを見つけることが、これからの課題になってくる。起業したり、今の仕事とは別にもうひとつ仕事を持つことも必要となってくる」というお話でした。

    第2回:2月16日(土)仕事と2刀流・・・自分らしい″星”の見つけ方

    2回目は、前回の講義の復習をしながら、「『自分らしい星』を見つける」をテーマにお話しいただきました。

    「自分らしい星」とは夢や目標のことです。

    70歳の方であっても人生100年時代では、あと30年あります。

    可能性をもっと広げるためのお話をしてくださいました。

    ゲスト

    今回のゲストパーソンは、キャリアコンサルタントの玉利さんです。
    「副業」ではなく「複業」を地でいくパワフルな方です。


    玉利さん曰く、「夢や目標を見つけるには、まず自分のことを知り、自分の得意な分野を知っていくことです。『なりたい私』を描くことで仕事の可能性を見出すことができる。社会に役に立つ私になることで、使命や理念を見つけることができ、自分だけの星を見つけることができる」とのことでした。

    講座の様子

    ワークショップでは、「仕事の夢・想い 整理シート」を使って、未来の自分の姿をイメージして班の皆さんと話し合いました。
    参加者の中には、1970年の大阪万博のコンパニオンをしていた方がおられ、「2025年の大阪万博のコンパニオンをめざす」という目標が挙げられました。

    第3回:3月9日(土)お金と2刀流・・・これからの投資と保険

    3回目は、これからの医療と保険選びについての講義です。

    遺伝子分析をし、その対象者にあった抗がん剤を見つける最新のがん治療についてもお話しいただきました。

    そして、人生100年時代を迎えるにあたり、いかに出費を減らし貯蓄を増やすのかを考えました。

    講座の様子

    『LIFE SHIFT』の第7章には「新しいお金の考え方」が書かれており、その内容をやさしくお話しくださいました。
    大切なことはセルフコントロールの能力だそうです。
    自分のお金の管理をしっかりとし、将来の出費を減らすことを考えることが必要だそうです。
    スマホの家計簿アプリやキャッシュレスで管理する方法などを教えてくださいました。

    ゲストパーソンには保険会社の角山さんを迎えて、がん治療における3つの治療方法と保険の適用についてお話しいただきました。

    まず、1つ目は「手術」。

    最近の手術支援用のロボットを使った治療は、保険が適用されるとのことです。

    2つ目は「放射線治療」です。

    重粒子放射線というもので、先進医療の民間の保険が適用されるとのこと。

    3つ目は「抗がん剤治療」です。

    遺伝子分析をして個人に合った抗がん剤を探す治療で、なんでも費用が3,000万円くらいかかるそうです。

    保険

    最後に分かりやすくホワイトボードを使って、養老保険や年金保険についてお話しくださいました。
    将来の出費を減らす節約の方法として、相続保険についても説明されました。

    最近新しく出てきた「トンチン年金」という保険も紹介されました。

    (1)長期、(2)分散、(3)積み立ての3つが、投資のコツなんだそうです。

    第4回:3月30日(土)学びと2刀流…大切なのは見えない資産

    4回目は有形資産と無形資産についてお話しくださいました。

    有形資産とは、住宅や車、金融(現金・株・保険など)など、計測可能なものです。

    無形資産とは、家族や友人、知識や健康な体など、計測しにくいもののことです。

    今回はいかに無形資産を増やしていくかについて学びました。


    無形資産は3つあって、1つ目は生産性資産です。これは生涯を通じて新しいスキルや技術を獲得し続けることで、情熱や関心を持つことができ、所得を得ることができそうな分野を見つけることができる資産です。

    そして、2つ目は活力資産です。これは健康な体と心のことです。健康な体や心をはぐくむために、友人や家族が大切になってきます。

    3つ目は変身資産です。新しい生き方をする勇気をもつことです。人生の途中でも変化と新しいステージに移行させる意思と能力のことです。

    資産

    仕事(副業)を通じて得たネットワークを無形資産と考え、フードデリバリーサービスをしている方の例や、家族の理解があることでフリマアプリを副業としている女性の例をあげて説明されました。


    85歳の方が地域の歴史を研究しコンクールに挑戦することで仲間を作ったり、66歳の方が大学に行きいろいろな世代の人と交流することで、学ぶ側から学びをサポートする側になったことなども紹介されました。

    ワークでは「自分の見えない資産は何か」を考えました。

    ゲスト

    ゲストパーソンは元祖サロネーゼの西川さん。
    普通の主婦がどうしてテレビで紹介されるほどの料理教室を開催することになったのかをお話しくださいました。


    西川さんの料理にはそれぞれ「南仏レモン」や「イースター」、「エスニック」などのテーマがあり、料理だけでなく食器やテーブルクロスまで演出された画像を見せていただきました。

    講座終了後、参加者からは・・・

    • 時代の流れにそった最新情報や考え方を知り、学ぶことができて大変ありがたかったです。橋本先生のお人柄もステキで、講座の内容や組み立てがとても分かりやすかったです。4回ではもったいないような講座内容だったと思います。ありがとうございました。(50代・女性)
    • 「ライフシフト」の内容を簡潔にわかりやすく解説されており良かった。ゲストのお話が有益でした。(70代・男性)
    • 内容が現状にマッチしている。(70代・女性)
    • 目的を見つけました。あきらめていたこと、やってみようという気持ちになって良かったです。小さいことをみつけてチャレンジします。(70代・女性)
    • 十分理解できた。特に高度成長期時代に生きた者にとっては、今後の生き方についてある程度の理解は得られたと思う。(70代・女性)
    • 映像も多く、面白い講座だった。
    • 目からうろこでした。私の新しい目標を見つけることができました。

    また、「参考になった」「もっと詳しく知りたい」等といった声も聴きました。


    今後も生涯学習センターでは、市民の皆さんがより良い人生をデザインできる講座を開催してまいりたいと思います。

    解答

    さて、こちらは、最初の問題の答えです。
    9つの星のなかで直線を引こうとしても4本で一筆書きにすることは出来ません。
    しかし、星をつきぬけて線を描くと一筆書きで描くことができます。
    講座の中で、「可能性を広げるためには発想をもっと自由にすること」を示す例として、この問題が出題されました。

    お問合せ

    生涯学習センター

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    電話: 0742-26-8811

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