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あしあと

    こんな講座ありました(柳生の歴史を学ぶ~刀工の技に学ぶ~)

    • 更新日:2013年10月31日
    • ID:4524

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    柳生の歴史を学ぶ~刀工の技に学ぶ~ <柳生公民館:2013年9月18日(水)> 

    武器としてだけでなく、信仰の対象、権威の象徴、また心を律するものとして、千年以上も大切に扱われてきた日本刀。

    柳生地区内にある日本刀鍛錬道場を訪れ、その日本刀に秘められた魅力や伝統文化を学び、日本古来の伝統技術について理解を深めることを目的に、この講座を開催しました。

    講座では、日本刀の原料である「和鉄」を生み出す砂鉄還元技術も見学させていただきました。

    講座の様子

    講座の様子。

    秋晴れの空の下、稲刈りの音がどこからか聞こえてくる柳生公民館の講座室。
    日本美術刀剣保存協会の江住庄平先生を講師にお招きし、日本刀の歴史の移り変わりや、各箇所の名称等を教えていただきました。

    先生が打たれた日本刀。

    江住先生が実際に打たれた日本刀です。
    室町時代中期から、日本刀の形は写真のような打刀(うちかたな)に変化してきたようです。
    また、飾って鑑賞するときには刃を上向きにして展示するそうです。

    講座の様子。

    公民館での講義の後、有俊日本刀鍛錬道場まで移動し、材料の和鉄についての説明や鍛錬の工程などの説明をしていただきました。
    先生の詳しい説明に、参加者のみなさんはくぎづけ!
    「模様はいつ入れるんですか?」「切腹をするときに、鍔(つば)を外すのはなぜですか?」などいろいろな質問が飛び出しました。

    鍛錬のやり方の実演。

    人の手で日本刀が作られる鍛錬のやり方を、実演して見せていただきました。
    およそ1600度ぐらいに熱せられた地鉄が、ふたりの職人さんの手により打たれると、四方八方に火花が飛び散り、参加者のみなさんからは大きな歓声が沸き起こっていました。

    講座の様子。

    最後に、真剣の鑑賞の仕方や持つときの心構えなども教えていただました。
    先生からの「今日は時間も限られているので、また来てください」のお言葉に、名刺交換をされている参加者の方も見受けられました。

    参加者の声

    •  実際に日本刀鍛錬道場での実演を見られたのがとても良かったです。
    •  実演だったので「百聞は一見に如かず」を絵に書いたようで満足でした。
    •  丁寧に教えてもらえて非常に良かったです。
    •  体験出来ないことを体験させていただき、ありがとうございました。