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あしあと

    こんな講座ありました(家族のかたち・夫婦のかたち)

    • 更新日:2018年2月23日
    • ID:8166

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    家族のかたち・夫婦のかたち<生涯学習センター:2017年11月18日(土)~25日(土)全2回>

    「家族」の形が多様化している現代、その多くの家族形態の中にある「夫婦」の関係性にスポットを当て、講演とグループワークを通して学び、家族関係を良好にしていくことを目的として開催しました。

    家庭生活がより楽しく充実したものとなるよう、夫婦(パートナー)がより良い関係性を築いていくためのヒントを学びました。

    講師は、 『男』悩みのホットライン/大阪経済大学大学院非常勤講師 臨床心理士の坊 隆史さんです。

    第1回:11月18日(土)「あなたにとって、理想の家族、理想の夫婦はどんなものですか?」

    第1回は、「あなたにとって、理想の家族、理想の夫婦はどんなものですか?」と題して、講演とグループワークを行いました。

    主に、「家族」とはどういうものなのか、ということに焦点を置いて考えました。

    講演会では、先ず受講者同士が初めて顔を合わせるため、緊張をほぐす意味でのアイスブレイクとして、自己紹介と、この講座を受講された動機などを簡単にお話してもらいました。

    そして少し緊張もほぐれたところで、「家族って何?」「理想の家族とは?」についてグループワークをしました。

    坊先生は現在、支援が行き届きにくい「成人男性」を支援する活動をメインにされています。

    20~60歳代の男性が抱える深刻な問題解決のため、さまざまな活動をされていることから、男性の目線からみたものの見方であったり、考え方を軸として家族(夫婦)についてのお話をしてくださいました。

    坊先生は、「『家族』の捉え方もさまざまで、個々に理想とする形は千差万別です。
    理想の家族の形に正解はないのと同様、夫婦の形にも正解はありません。
    それはまた他人の価値観で図ることでもありません。
    だからこそ、自分の望む、楽しく過ごせるような家族を自分で創っていきましょう。」と、おっしゃっていました。

    そして・・・そんな理想の家族を創っていく第一歩は、有効な「コミュニケーション」です。

    一方通行ではなく、お互いに思いを交わすことで、少しでも理想とする形に近づいていければいいですね。

    第2回:11月25日(土)「夫婦(家族)関係を良好にするコミュニケーションって?」

    第2回は、「夫婦(家族)関係を良好にするコミュニケーションって?」と題して、講演とグループワークを行いました。

    第1回から引き続きの内容で、第2回は「夫婦」の形について考えました。

    多くの家族の中に存在する「夫婦」の関係を良好にしていくためのコミュニケーションについて、学びました。

    1回目と同様、先ずはアイスブレイクから始めました。

    次に、「夫婦」とは何か、現在の夫婦の現状は、というテーマでワークを行いました。


    「夫婦」とは・・・

    「法律上婚姻届けを出した男女、ないしその関係」(世界大百科事典第2版など)となっていて、夫婦は書類上の契約関係となっており、婚姻届けを出していれば夫婦、出していなければ他人という、とてもドライなものです。

    そのため、お互いに相手のことを思い、考えながらコミュニケーションを取り合わないと、不幸なことになってしまいます。

    そのキーとなるコミュニケーションの意味は、「ある人が別のある人に自分の伝えたいことを伝え、相手がその内容を受け取り理解するやりとりのこと」であり、決して話し上手な人にコミュニケーション力があるということではありません。

    このコミュニケーションのお話をしてくださるにあたって、男女での考え方の違い(ズレ)を、お互いに理解することが先ず大切だとおっしゃっていました。

    同じものでも、人によってさまざまな見え方があります。

    これは、家族、夫婦関係も同じです。

    自分から見える家族(夫婦)、パートナーから見える家族(夫婦)は視界が異なります。

    そのことを念頭に置いた上で、「きちんと」伝え、聴かなければならないということでした。

    最後に・・・

    パートナーと良好なコミュニケーションをとるために大切なことは、I(アイ)メッセージを意識することだそうです。

    自分を主語にして、自分の気持ちに焦点を当ててオープンに、正直に自分の思いを伝えることで、自分の思いを的確に伝えることができて、且つ相手を不愉快にさせることも少なくなりますよね。

    YOUメッセージ(あなたが)が多くなりがちだと、どうしても批判・非難・攻撃に聞こえがちになります。

    <例>

    YOUメッセージ

     「なんで君はこれを昨日までに仕上げておかなかったの」

    Iメッセージ

     「私はこれを昨日までに仕上げておいてほしかったんですよ」


    同じことを伝えているのに、受け止め方が違いますよね。

    夫婦だからこそ、コミュニケーションの基礎が損なわれていることがあります。

    でも、ちょっとした配慮を加えることで、良い関係をつくることができるようになるのです。

    受講生の声

    • もう少し夫の考えとか立場に気を配ってあげられるようになりたいと思いました。簡単なことではないですが、“たくさん話をする”ことに努めたいです。
    • 立ち止まって考える。良い時間になりました。ありがとうございました。
    • 夫婦の悩みがいろいろある中で、こういうことにスポットをあててくださって良かったです。
    • 参加者同士の悩みなども話し合う時間があれば、嬉しかったです。今回、私の悩みをとりあげてくださって嬉しかったです。