ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    館長が語る(月ヶ瀬公民館)

    • 更新日:2019年6月17日
    • ID:9764

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    月ヶ瀬公民館館長 藤田 美佳(ふじた みか)

    月ヶ瀬公民館館長として2年目を迎えた藤田美佳(ふじたみか)です。

    本年1月には月ヶ瀬地区に移住し、館長として、地域住民として、名実ともに月ヶ瀬ライフを満喫している1人として、ご挨拶申し上げます。


    ここ月ヶ瀬は、奈良県内で最も北東に位置しており、京都府南山城村・三重県伊賀市と接する県境のエリアです。

    1922年に、史蹟名勝天然紀念物保存法で、金沢兼六園・奈良公園とともに最初に名勝指定された「月ヶ瀬梅林」で知られており、名張川下流のV字渓谷に1万本以上の梅林が広がる風光明媚な地域です。

    【絶景ポイント「帆浦梅林」】
    2019年3月に開催した講座「月ヶ瀬梅渓 新発見・再発見」の際に撮影

    【新緑の季節の月ヶ瀬橋】
    水面に映る橋もまた美しい(4月下旬撮影)

    【公民館 玄関前の梅花】
    地区の中でも早く咲く梅で、早春に観梅に来られた方の多くが目を奪われる美しさです。

    【公民館敷地内の八重桜】
    ソメイヨシノが葉桜になる4月下旬まで観桜できます。


    また、大和茶の産地として県内随一の生産量を誇り、この時期は、青葉が鮮やかな茶畑が広がっています。

    【青空に映え、広がる新緑の茶畑】 
    ここから美味しい大和茶が生まれます。
    この景色は眼福、月ヶ瀬のお茶の味わいは口福。
    月ヶ瀬には、しあわせが詰まっているように感じます。

    【多目的ホール】

    月ヶ瀬公民館の施設としての特徴は、電動可動式移動観覧席264席の多目的ホールを有していることです。

    ホールは、地区の小学生を対象とした「茶芽っ子クラブ」のキッズビクスや、女性学級の「ヨガ」などの主催講座をはじめ、月ヶ瀬文化祭、落語会やコーラスグループの発表会などでも活用されており、まさに多目的に利用されています。

    【茶芽っ子クラブ】
    キッズビクス

    【女性学級】
    ヨガでリラックス

    【梅の寄席】
    露の新治さんによる落語

    【防犯講座】
    奈良県警察音楽隊による演奏

    【プチ田舎暮らし】

    奈良市東部に位置する田原公民館・柳生公民館・興東公民館・都祁公民館・月ヶ瀬公民館の5公民館による「プチ田舎暮らし」(アクティブシニア農業体験事業)では、自然豊かな東部地域ならではの魅力的な講座を企画しています。

    当館では、2019年度前期は、以下のラインナップにより、里山暮らしの豊かさを食を通じて体験する企画を充実させています。

    4月「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―竹の子掘り―」

    竹の子掘りを体験し、山の春の味覚を味わいました。

    ニョキニョキと顔を出すタケノコ

    「よし、見つけたぞ!」

    5月「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬 ―郷土料理フキ俵作り―」

    田植えの初日に田んぼの神さまにお供えするフキ俵を作って、伝統の郷土料理の意味合いを学び、そして季節を味わいました。

    受講生の方が作った「フキ俵」。
    ふっくらできて美味しそう!

    6月の「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬 ―梅干し作り―」

    梅の名所として知られる月ヶ瀬ならではの逸品を作る講座なので、年間を通じて最も人気の講座です。

    昨年、人生で初めて作った梅干しです。
    とても美味しくできました!

    4月下旬には、このように梅の実が鈴なりになってきていました。
    しかし今年は天候不順により梅の生育状況がよくないそうで、講座運営が気がかりです。

    「プチ田舎暮らし」では、自然に左右される要素もあり、どのように工夫して講座を充実させていくかが、館長としての悩みでもあり、楽しみでもあります。


    9月は、養蜂場を見学し、蜂蜜の効果的な食べ方を学ぶ「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―みつばちさん!ありがとう―」や、地元の栗を使った渋皮煮を作る「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―里山からの贈り物―」を計画しています。

    奈良市中心部から約30Kmと少し距離はありますが、日常生活からちょっと離れた「プチ田舎」で、美味しくリラックスできるひとときを満喫してみませんか?

    「プチ田舎暮らし」を通じて

    「プチ田舎暮らし」を、受講者の側から意味づけた体験型の学習の機会とすることにとどまらず、地域の方に活躍していただく場であることも積極的に伝えていきたいと考えています。

    講師を務めていただくことはもちろん、講師以外にも、竹の子や梅の収穫に協力してくださる方々や、フキの葉を提供してくださる方々との関わりなども生まれます。

    この事業を、地域の方々が公民館事業と密接に関わっていく機会として位置付けながら、取り組んでいきたいと思っています。

    なお、後期は、吊るし柿作りや椎茸の菌植え体験などを予定しています。

    各世代向けの講座・学級の充実に取り組んでいます!

    乳幼児~児童とその保護者向けの「おはなし会」

    月ヶ瀬地区の小学生を対象とした「茶芽っ子クラブ」

    「女性学級」
    地元月ヶ瀬の大和茶を活かした茶ようかん作り。
    講師は講座の受講者が務め、楽しく語らい、親睦を深めました。

    「梅の里学級」
    館外学習での工場見学
    参加者の笑顔が印象的でした。

    「いつでも・どこでも・だれでも」生涯学習の楽しさを!

    多様な方々が、公民館に足を運んでくださって「生涯学習の楽しさ」を実感していただけるよう、職員一同、創意工夫を凝らして、みなさまをお迎えしたいと思っていますので、どうぞお気軽に、月ヶ瀬公民館にお越しください。

    みなさまのお越しを、心よりお待ちしております!

    2019年5月から 館長:藤田美佳、嘱託職員:上田久仁子、臨時職員:佐々木栄の3人の体制での勤務がスタートしました。


    なお、月ヶ瀬公民館は、奈良市月ヶ瀬行政センターの向かいに位置し、月ヶ瀬診療所、月ヶ瀬小中学校、こども園、バンビ―ホームと隣接しています。

    「茶芽っ子クラブ」
    12月の餅つき講座の際に講師と共に
    (館長・藤田 左)

    [2019年6月]