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館長が語る(月ヶ瀬公民館)

[2017年5月10日]

ID:7635

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月ヶ瀬公民館館長 上田 善紀(うえだ よしき)

月ヶ瀬七景

■早春

関西屈指の梅渓には、紅白1万本もの梅花が咲き誇ります。

早くも1922(大正11)年、「月瀬梅林」として奈良公園、金沢・兼六園とともの全国で最初の名勝指定を受けている、名勝中の名勝です。

今年も、全国各地から訪れてきた多くの観光客でにぎわいました。

100台以上収容できる公民館の駐車場は、土・日はもとより平日でも、ほとんど毎日、満車状態。

盛岡ナンバーの車も見かけました。

月ヶ瀬梅渓と文人たち」をテーマとして、近世から近代にかけて活躍した著名人で、月ヶ瀬に来遊した文人、南画家たちに焦点をあてた講座を、ここ数年来開講してきています。

今年の3月には、儒学者で文人画家の富岡鉄斎にスポットをあてた講座をもちました。

富岡鉄斎は、現代ではほとんど知られてはいない歴史上の人物ですが、かつて海外では、「ゴヤ、セザンヌとともに、19世紀における世界3大作家」とまで評されたほどの人物でした。

月ヶ瀬きっての郷土史家、稲葉耕一さんを講師として招聘し、梅渓を散策しつつ、教養ゆたかな時間を共有しました。

受講者に梅の品種を解説する稲葉耕一さん。

■月ヶ瀬梅渓早春マラソン大会

天下の梅林を臨みながら走るマラソン大会が32年前から実施されてきています。

今年も、西は香川、鳥取から、東は埼玉から集ってきた健脚たちが梅香に包まれた月ヶ瀬湖畔を快走しました。

実行委員の一員として、月ヶ瀬公民館も選手の更衣場所や休憩場所として一役買いました。

成人男子がスタートしたところです。

■月ヶ瀬梅まつり俳句会

月ヶ瀬出身で、関西の女流俳人として名高い、丸山佳子さんの功績を顕彰した俳句大会が、当館多目的ホールで行われました。

すでに67回目を迎えて、月ヶ瀬にしっかりと根づく文芸となっています。
ホールいっぱいに机を並べて一心に選句されています。

■晩春

月ヶ瀬湖畔沿いでは、約4kmにわたって2000本の桜がダム湖を取り囲みます。

長引(ながひき)地区の小高い山腹から見下ろす月ヶ瀬湖に架かる赤い橋と桜のコントラストは、ビューポイントのひとつです。 

1967(昭和42)年、高山ダムの建設にともなって名張川(=五月川)が堰き止められてできたのが「月ヶ瀬湖(高山ダム)」です。

そこに架けられた八幡橋は、瀬戸大橋と同じ構造で、ワイヤーをねじらずに、何本もの太いワイヤーで支えられている吊り橋です。

新日鉄が試作した、いわば“ミニ瀬戸大橋”です。

奈良県の桜の名所のひとつ月ヶ瀬湖(高山ダム)。

■初夏

奈良県のブランド茶「大和茶」の生産地として、県内1位の生産高を誇ります。

今年も、丹精込めた一番茶の収穫の時期を迎えています。

生産高だけではなく、良質の茶葉も他の追随を許しません。

ヨーロッパにも進出するなど、こだわり抜いた月ヶ瀬茶は、まさに絶品。

お茶畑の緑が目に染みる初夏5月です。

茶摘みを目前に控えた見渡すかぎりの茶畑。

■厳冬

実は、月ヶ瀬で雲海(朝霧)が見られます。

雲海は、無風状態で湿度が高く放射冷却で冷え込む早朝に見られる自然が織りなす造景です。

ほんのわずかな時間、天空の里に変容。

月ヶ瀬っ子

当館には、電動式移動観覧席(264席)を有する多目的ホールがあります。

主催講座はもちろんのこと、万青クラブの総会、戦没者慰霊祭、月ヶ瀬文化祭、カラオケ大会まで文字通り、多目的に使用しているホールです。

■尾山万歳

大人たちばかりではなく、月ヶ瀬っ子もまた舞台に上がり、郷土に伝わる伝承芸能を見事に演じます。

三河万歳の流れをくむ尾山万歳は、中央に大夫が、その左右に才蔵が謡いはじめ、大夫が扇を広げて舞い出すと、才蔵が鼓を打ち掛け合いをしながら祝言を述べ、舞う万歳です。

月ヶ瀬小学校の学習発表会で、5年生による名演技。

■子ども狂言

桃香野(ももがの)地区に650年前の室町時代から伝わる狂言があります。

地元の八幡神社で毎年秋に奉納されています。

この伝統芸能をしっかり継承させようと1988(昭和63)年、小学生による子ども狂言も奉納されるようになりました。

長いせりふもしっかりと覚えて会場に感動を与えた2年生たち。

3月には、奈良県庁前広場で行われる「なら芝能」でも演じられています。

多目的ホールでは、月ヶ瀬文化祭や小学校の学習発表会で鑑賞できます。

滑稽なしぐさで会場を沸かせた6年生の名演技。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

当館に関わる行事や取組の一場面を紹介しました。

ご興味をもって地域資源が豊かな月ヶ瀬に足をお運びくださればさいわいです。 

月ヶ瀬公民館だより「みどりの風」

月ヶ瀬公民館からのおたよりを「みどりの風」と名付けて、公民館事業や主催講座の紹介だけにとどまらず、地域コミュニティをつなぐ身近な広報紙となればと思って発行しています。

詳しくはこちら

月ヶ瀬公民館だより(別ウインドウで開く)

職員の紹介

今年度も、職員3人、仲良く力を合わせて、地域の人たちが活躍する場として、また、市街地にお住まいの市民のみなさまに月ヶ瀬のよさを知っていただくための場として、さまざまな講座を開催していきます。

どうぞ、よろしくお願いします。

月ヶ瀬公民館を背景として桜とともに
(左から)西脇晃子、上田善紀、佐々木 栄

お問合せ

月ヶ瀬公民館

住所: 〒630-2302 奈良市月ヶ瀬尾山2815番地

電話: 0743-92-0346

ファックス: 0743-92-0346

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