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こんな講座ありました(知っていますか?大人の発達障がい)

[2018年6月9日]

ID:8651

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知っていますか?大人の発達障がい<生涯学習センター:2018年2月14日(水)~2月28日(水)全2回>

現代では、「大人の発達障がい」は離職率が高まっている一因として考えられており、離職率の高まりは生活保護受給率の上昇にも大きく影響し、深刻な社会問題となっています。

大人の発達障がいは、大人になってからなるということではなく、幼少期からその兆候はあったが、本人も家族も気づかなかった場合が多いと言われています。

社会人になり、仕事をする上で人間関係が複雑化し、上手く関係性を築けなくなることで発達障がいに気づき、苦しんでいる人は多いです。

そこで、大人の発達障がいについて正しく認識をし、少しでも周囲から理解をしていけるような機会づくりを目的として開催しました。

第1回:2月14日(水)「そもそも『発達障がい』って何?~幼少期からひも解いていきましょう~」

第1回は、「そもそも『発達障がい』って何?~幼少期からひも解いていきましょう~」と題して、愛の園保育園の田中佳子さんにご講演いただきました。

この講座は、「大人の発達障がい」を学ぶことがテーマです。
しかし、発達障がいは大人になって、ある日突然発達障がいになるのではなく、生まれつき脳機能に違いがあることが明らかになってきました。
幼少期の頃からその兆候は表れていたはずなのです。

でも、幼少期の頃は知的な遅れがなく、学校の勉強には影響がなかったため、誰にも気づかれずに「ちょっと変わってるなぁ…」というふうに見過ごされてきてしまったのです。
そこで先ず、「発達障がい」には具体的にどのような症状があるのかを、幼少期からひも解き学んでいきました。

第2回:2月28日(水)「大人の発達障がい~生きやすさのヒントを考えてみませんか?~」

第2回は、「大人の発達障がい~生きやすさのヒントを考えてみませんか~」と題して、奈良県発達障がい支援センターでぃあー相談員の中村匡志さんにご講演いただきました。

大人の発達障がいについて、周囲が少しでも理解し支援していけるよう、講演とワークショップを通して学びました。
第1回の講演でお聞きしたように、大人になってから発達障がいになるのではなく、幼少期の頃に気づいていなかっただけで、兆候は必ずあります。

社会に出て働きだした際に「人間関係が上手くいかない」「仕事の効率が悪く失敗ばかりで仕事が続かない」といったことから、発達障がいがあるのではないかと思ったという流れで、気づくことがほとんどなのです。

中村先生は現在、発達障がいによる症状で悩みを抱えている本人やそのご家族からの相談を受け、次のステップへの手助けをされています。
実際に、相談に来られる方は20歳以上の大人の方です。
大人の発達障がいの支援の難しさは、「気づき」と「受容」だと言われていました。
比較的、気づくことはできても受容になると、本人も、その家族も、抵抗を感じる方が多いそうです。

でも、本人が受け入れることができないと、その後の適切な支援方法を見つけることも難しいため、相談業務をするなかでとても難しいところだとおっしゃっていました。

講座では、発達障がいの人にある聴覚過敏や感覚過敏(鈍麻・鈍感)を実際に体験する疑似体験コーナーも設けてくださいました。

この体験コーナーを通して、見た目では何も分からないため、普通のことができないということに対しての人からの目が辛い、という苦しみを抱えているんだということが分かりました。

でも、発達障がいの特性として苦手なことである、「空気を読んで行動する」「あいまいな表現」「言葉だけでの説明」は、周囲からのサポートで手助けが可能です。

「いつ」「どこで」「なにを」「どのように」「どのぐらい」「いつまで」「終われば次はなにか」を明確にすることで 、分かって動けるようになります。

そうすることで、安心して行動やコミュニケーションができるようになります。

自分の身近に、「ちょっと失敗が多いな」「メモが取れていないな」「忘れっぽいな」という人がいたら、少し意識してあげるといいですね。

参加者の声

  • 「大人の発達障がい」の話は普段聞けないことが多い。具体的な事例を入れながらだったので分かりやすかった。
  • 先ず自分がもう少し理解を深めたいと思った。
  • いろんな支援していただけるところ、相談する所があると知り、安心しました。
  • 2回とも内容が濃く、もっと聞きたい、知りたい!と思いました。

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