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あしあと

    こんな講座ありました(おしゃべり会 in 平城東公民館 ~ミッション in 平城東~)

    • 更新日:2020年6月10日
    • ID:10481

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    おしゃべり会 in 平城東公民館 ~ミッション in 平城東~<平城東公民館:2020年2月15日(土)>

    「平城東公民館は、まちづくりの一角を担いたい。」

    「平城東公民館が場を提供して、まちづくりのお役に立ちたい。」

    こんな思いをもっている私たち職員は、今回、「私たちのまちづくり」をテーマにして、おしゃべり会を企画しました。


    名付けて「おしゃべり会 in 平城東公民館 ~ミッション in 平城東~」。

    これは、平城東中学校校区のまちのお宝(もの、人、大切にしてきたこと)、未来(地域の課題、声、未来への希望)を共有してみましょうというものです。

    そこで、「地域のお宝を発掘し、課題を共有する」ことをみなさんに意識しておしゃべりしてもらえるようにと、私たちが用意したのが、兵庫県尼崎市がまちづくりを推進するために開発したカードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」。

    尼崎市の許可を得て、職員でカードを作成し、私たちはおしゃべり会の日を迎えたのです。

    この写真は、「AMAGASAKI TO THE FUTURE 2」を体験している2班の人たちです。
    「ベスト オブ おせっかい(一番良い内容だったと思う人)」を選んでいます。
    この班でも平城東中学校生徒会役員の活躍が、際立っていました。

    尼崎発のカードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」を体験

    今回のカードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」は、尼崎市で市民と職員が一緒に企画・運営して、まちの人に聞き取りをして作られたものです。

    カードは、尼崎で暮らす人からの「聴いて」という声をカードにした「きいてカード」と、尼崎のまちの「お宝」(特色ある人・もの・ことがら)をカードにした「おたからカード」の2種類。

    ゲームは数人で行います。

    まず1枚の「きいてカード」が場に出され、それに対してプレイヤーは手持ちの「おたからカード」を何枚か提示します。

    その中で「こうしてみたらどうですか?」「これで解決できるのでは?」などと良心的なアドバイス(「おせっかい」と呼ばれている)を発言します。

    最後にグループの中で誰のおせっかいが一番良かったか(ベスト オブ おせっかい)を決めるというものです。

    詳しくは、こちら↓

    「みんなの尼崎大学」

    カードゲーム利用のいきさつや、ゲームの進め方は、冒頭に、職員がパワーポイントを使ってプレゼンテーションしました。

    これが、カードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」のオリジナルです。

    「さあ!やってみよう!!」
    中学生が、進んでカードを配ってくれました。

    場に出た「きいてカード」。
    「いつもウチの前に自転車を停める人。ジャマなんだけど注意するのは怖いしねえ。60歳女性・主婦(夫64歳、息子は市内で所帯持ち)」
    それに対して、手持ちの7枚の「おたからカード」から使えそうなものを選んで、解決のストーリーを作ります。
    「私は、この2枚の『おたからカード』を使っておせっかいを考えました。それは・・・。」
    やり方に慣れてくると笑い声がはずんできます。

    「はい!私は、『尼のおかん』『FMあまがさき』『園田学園女子大学』の3枚の『おたからカード』を使います。困ったコトの解決の仕方はですね、まず・・・。」
    解決へストーリーを紡ぐことがおもしろいですね。
    みんなが聞き入ります。

    カードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」を体験してみて、気付いた良さは・・・。

    1. ストーリー作りをすることで自分事のように考えること
    2. メンバーのストーリーに共感したり、改善の意見などを出し合えたりすること
    3. なによりも、より良いまちづくりにみんなが向き合えること

    ・・・ということです。

    私たちは、この体験を通して、「地域のお宝を発掘し、課題を共有する」という意識をもち合い、自分事に近づけることができたと考えています。

    つまり、「平城東中学校校区を知り、もっと好きになることができた」と言えるのではないでしょうか。


    私たち職員は、「まちづくり」に焦点を当てることで、地域に対して2つのメリットを提供できると考えてきました。

    1. さまざまな見方・考え方、アイディアを出し合う、認め合う。また、その良さを再確認できる。
    2. まちづくりに関心をもつ仲間を増やすヒントに成り得る。

    みなさんの笑顔、笑い声、発言、アンケートから、公民館として役に立つことができていると実感できました。

    平城東中学校校区の「きいてカード」「おたからカード」を作ってみる

    尼崎ではなく、地元・平城東中学校校区の「きいてカード」「おたからカード」を作ってみることにしました。

    まずは、下書きをしていきます。
    それから、カードに清書していきます。
    こうすると作りやすいですね。

    「おたからカード」をピンクのカードに書いていきました。
    私たちの地元には、なんとお宝が多いことか!

    あっと言う間に、こんなにたくさんの「きいてカード」と「おたからカード」が!!
    素晴らしいことの再認識ができました。

    カードできたので、試しにゲームをしてみることに。
    自分たちの街のことなので、いっそう現実感がでてきました。
    笑みがこぼれます。

    グループごとに感想を出し合いました。
    「本校の中学生が、頑張っていたのが嬉しかったです。」(中学校教頭談)

    参加者の声

    • カードゲームでいろいろ考え、地域の方々のいろいろな話を聞き、そんな意見もあるんだなあと発見できたりしました。ありがとうございました。(女性 20歳未満)
    • 内容はとても充実したもので良かったと思う。やはり楽しんで参加できる講座はいいですね。(男性 70歳代)
    • 中学生の参加がとてもよかった。(女性 70歳代)
    • 楽しく遊べました。参加してくれた中学生が良かった。(男性 70歳代)
    • 各方面の話が聞けて参考になりました。特に中学生の。(女性 60歳代)
    • 生徒にとって、すばらしい体験でありました。(男性 50歳代)
    • 本当にカードを作りたい。(女性 50歳代)
    • 職員さんひとりひとりがグループに入って下さって良かったです。楽しくふれあえました。(女性 70歳代)
    • 開催まではどうなるのか?と思いましたが、参加して非常に楽しく過ごせました。まちづくりのヒントになりました!(男性 50歳代)
    • 地域の人たちと交流するという貴重な体験ができてよかったです。(男性 20歳未満)
    • また、開催してください。(女性 50歳代)
    • めちゃくちゃ楽しかったです。また呼んでください。(女性 20歳未満)

    講座を終えて

    「おしゃべり会」とは、2016年度に中部公民館で開催した講座、「公民館って、どんなとこ?」が、その原点です。

    「もっと市民のみなさんと語り合う機会を作りたい。」

    そう考えた私たちは、2017から2018年度の2年間をかけて、奈良市内の全24公民館で、おしゃべり会を開催してきました。

    「毎月どこかで公民館を面白がる」をテーマにした自由なおしゃべりや交流の場です。

    平城東公民館では、2018年4月、「地域とともに公民館があり続けるために(別ウインドウで開く)」をテーマに開催。

    当公民館でおなじみの歴史研究家、中島弘(なかじま ひろし)さんによる基調のお話の後、ワークショップとおしゃべりを展開しました。


    あれから2年。

    今回も、おしゃべり会は、地域のみなさんや私たち公民館職員の宝物になりました。

    みなさんのまちでも、まちづくりにつながる仲間づくりの一環として、カードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE2」の地元版を作ってみてはいかがでしょう?

    今回の成果は、何と言っても中学生や、地域教育協議会・コミュニティ・スクール・自治連合会に携わる方々の参加が多かったことです。

    そして、「笑顔があふれる」「楽しい」時間を一緒に過ごせたことです。


    「平城東公民館は、まちづくりの一角を担いたい。」

    「平城東公民館が場を提供して、まちづくりのお役に立ちたい。」

    これからも、私たちは地域の人の思いを具体化する歩みを進めてまいります。

    お問合せ

    平城東公民館

    住所: 〒631-0806 奈良市朱雀六丁目9番地の1

    電話: 0742-71-9677

    ファックス: 0742-71-9677

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