ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    こんな講座ありました(僧侶に聞く!)

    • 更新日:2014年2月7日
    • ID:4485

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    僧侶に聞く!<平城東公民館:2013年9月10日(火)~12月10日(火)全4回>

    奈良の歴史あるお寺の方より、4回にわたり仏の言葉をわかりやすく説いていただき、心を癒す仏の言葉を聴く機会と、郷土奈良への愛着と魅力を感じる機会となることを目的に、「僧侶に聞く!」を開講しました。

    この講座では、現代社会のさまざまな問題を仏教ではどう考えているのかを伺う講座であり、また、生きていくうえで心が楽になったり、自分のそばに置いておきたくなる言葉と出会う講座です。

    第1回目 9月10日(火) 當麻寺 中将姫のみた曼荼羅の世界について

    當麻寺 中之坊より院主の松村實昭さんに来ていただきました。

    目の前に、2メートル四方の當麻曼荼羅(本物は4メートル四方です)を飾ってくださいました。
    當麻曼荼羅を公民館で観ながらお話を伺える幸せ…(それも超至近距離)。
    受講される方も、部屋に入った時に眼に飛び込んでくる當麻曼荼羅に、「おっ!」「ここで出会えるなんて」など、感嘆の声をあげていらっしゃいました。
    講座では、中将姫様のこと、曼荼羅の世界をお話していただきました。
    また、調身・調息・調心、体を整え、呼吸を整えてこそ、心を整えることができるなど、とても大切なお話を伺いました。

    第2回目 10月8日(火) 薬師寺 自然について

    薬師寺録事、喜光寺副住職の小林澤應さんに来ていただきました。

    講座では、資料・名僧の言葉を引き合いに出し、時には笑いも入れながら、仏教についてわかりやすく説いてくださいました。
    千日回峰行のことや仏教で説かれる宇宙観(四大・五大)についても知ることができ、自分たちが大宇宙(自然)に生(活)かされていることを感じざるを得ない時間となりました。

    第3回目 11月12日(火) 法華寺 家族について

    法華寺住職の樋口教香さんに来ていただきました。

    法華寺の歴史からはじまり、光明皇后様の(慈悲)の御心について伺いました。貧しい人や困っている人、親を亡くした子どもたちのために悲田院を建立、病気で困っている方のために施薬院を建立と、光明皇后様は、今でいう社会福祉の最先端を行かれていたんですね。

    第4回目 12月10日(火) 大安寺 命について

    大安寺貫主の河野良文さんに来ていただきました。

    命のつながり
    自分が生まれるためにはお父さん・お母さんの2人、2人が生まれるためにはその両親4人。4人が生まれるためには8人の命の繋がり。それを何代も遡っていくと10代前には1,024人、20代前には10,485,736人、30代前には1,073,741,824人(今の日本の総人口に匹敵)もの命の繋がりがある。今の自分たちがここに存在するのには、これだけの人の命が繋がっているという事に感嘆の声があがりました。
    そして、このお話のつながりで、東日本大震災時に、津波が迫る中、祖母が死を覚悟し、孫に命を託した話では、涙をぬぐう姿も見えました。
    自分たちは、多くの人に支えられて、生きている・生きていくということを、改めて実感しました。

    参加者の声

    • よいお話を聞いた。良かった。来年も続けてほしい。(70代男性をはじめ同様の感想多数)
    • 丁寧な説明で、よく理解できた。(70代男性)
    • 仏の心の一端を知る。(70代男性)
    • お寺に対する期待は大きくなる一方です。ぜひ今後も、お寺の方のお話をお聞かせ願いたい。(60代女性)