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あしあと

    館長が語る(南部公民館)

    • 更新日:2021年5月8日
    • ID:11267

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    南部公民館館長 澁谷 正人(しぶたに まさと)

    南部公民館のホームページへようこそ!!

    南部公民館館長3年目を迎えました澁谷です。

    今年度も何卒よろしくお願いします。

    まだまだ分からないことも多く地域の皆様や職員に助けていただく毎日です。

    感謝しています。


    さて昨年度、南部公民館はめでたく創立50周年を迎えることができました。

    南部公民館は、奈良市の地区公民館の第1号館として1970年(昭和45年)12月に設立されました。

    コロナ禍のため規模を縮小しての記念事業でしたが、多くの来賓・参加者の皆様のおかげで滞りなく式典・記念公演(落語会と紙芝居「帯解の龍」×和太鼓)を執り行うことができました。

    地域の皆様と50周年の喜びを分かち合うことができたのが、何よりも有り難いことでした。

    深く感謝申し上げます。

    【記念落語会】 
    笑福亭純瓶さんに来ていただきました。
    演目は「千早ふる」と「鹿政談」で、ともに奈良にゆかりのある内容でした。
    落語の後には解説もあり、とても分かりやすく好評でした。


    【紙芝居「帯解の龍」×和太鼓】

    紙芝居作家・中谷有香さんが自作された地元の昔話「帯解の龍」の紙芝居の読み聞かせに合わせて、地元の和太鼓コミュニティ寧鼓座のみなさんの勇壮な和太鼓が演じられました。

    参加者の皆さんはその迫力に息をのみました。

    とても感動されたようです。

    「輝くSDGsな未来」をめざして

    最近、「SDGs」(エスディジーズ)という言葉がテレビや新聞等でよく聞かれるようになりました。

    ご存知の方も多いと思われますが、「持続可能な開発目標」と言い、国連で定められました。

    2015年から2030年に向け、人類・地球環境問題に対し17の開発目標とその実現のため169のターゲットを定めました。

    貧困・飢餓・差別を無くす、地域社会の構築、気候変動への取組み、平和と安全を守る等、多岐にわたっています。

    「誰1人も取り残さない」取り組みを進めると宣言しています。

    もしかすると自分にとって遠い世界のことと思われるかもしれません。

    しかしながら、地域の皆様が普段公民館で参加されている講座や各自主グループの活動は、地域の皆様方の教養や経験を深め、健康を増進し、地域の活性化へとつながっています。

    まさしくこれらの活動は「SDGs」そのものとなります。

    公民館はそのための「集う場」「学ぶ場」「結び合う場」となります。

    今後も地域社会の持続可能な発展のために、何が必要なのかを住民の皆様と共に考え、対話を通じてよりよい地域づくりを推進していくための活動を進めて参りたいと考えています。

    南部地域の風景 広大寺池(伝:聖徳太子造設)大松明

    8月初旬、問合せの電話が公民館にかかりました。

    「ラジオで放送していたけど広大寺池での大松明について教えていただけますか?」と。

    職員みんな、初耳のことで分かりません。

    そこで、「探偵南部スクープ」です。

    あちこち地域の方に電話でお尋ねしたところ「毎年8月14日の夕方に行われ、誰が見に行ってもいい」とのことでした。

    そこで当日の夕刻、主任と一緒に出掛けてみました。

    高さ2m以上、太さ1m近くの大松明が、広大寺池の土手に掲げられていました。

    昼頃から池田町の皆さんが準備されたそうです。

    18時になると勇壮な太鼓演奏が始まりました。
    川西町から来られたそうです。
    その中に池田町に伝わるとても古い大太鼓が有りました。

    盛り上がる太鼓演奏のなか、大松明に火がつけられました。
    ぱちぱちと勢い良く燃え、やがて東の方に倒れました。
    倒れた方角が豊作になるとの言い伝えがあるそうです。

    後日、地域の方から資料をいただきました。
    それによると大松明の由来は「火を焚いて神仏を招き寄せ神の心を静め饗応(きょうおう)するため」と記されていました。
    かつては「日照り踊りの歌」が歌われたそうですが、今では分からないようでした。

    南部公民館イチオシの図書室・図書活動

    南部公民館には88平方メートルの広い図書室が有ります。

    ここには一般書2500冊、児童書1500冊の多くの蔵書が有ります。

    また、毎年地域の方からの贈書が多くあり新刊本も充実してきています。

    この図書室の有効利用を進めるために図書ボラ「みなくる」の皆さんが絵本の読み聞かせ、図書の整理・修理、絵本フェスティバル等に取り組んでくださっています。

    ※残念ながら昨年度はコロナ禍のため活動を自粛しました。

    1階ロビーを入るとすぐに目に飛び込んでくる面展台です。
    定期的に奈良市中央図書館の貸出本200冊の交換を行っています。

    新しい寄贈本は、すぐに借りて行かれます。
    市の図書館では順番待ちということですが、有り難いことです。
    公民館の図書の貸出数は順調に伸びています。

    「西村文庫」も設けられています。
    これは地元・帯解の名士・西村氏の逝去に伴い、御親族より寄贈いただいた蔵書・資料です。
    奈良の各地の資料や歴史・文化・地域の書籍が多数有ります。

    図書室には、大きな机が8台並べられています。
    現在はコロナ禍のため24人分の椅子を設置しています。
    小学生が遊びに来たり、中高生は試験前のテスト勉強に使用しています。

    子どもコーナーです。
    2枚の畳が敷かれています。
    沢山の絵本・児童書が有り、ゆったりと座って読むことができます。

    南部公民館 職員紹介

    職員からの一言(左から)

    【中井川 祐太】

    南部公民館で7年目を迎えました。

    赴任してきた時、1年生だった子が小学校を卒業して中学生に・・・時を感じます。

    コロナ禍ではありますが、創立から51年目の新たなる一歩の年として、歩みを止めずにちょっとずつ進んでいきたいと思います。

    よろしくお願いいたします。


    【 澁谷 正人】

    3年目となります。

    子どもたちから高齢者まで皆様方の笑顔に喜びをいただいています。

    最近「ぼく モグラ キツネ 馬」という本に出会いました。

    とても良かったです。

    短時間で読めます。

    ぜひ手に取ってみてください(我が図書室にあります)。

    これからも心身ともに健康第一をめざしたいと考えています。


    【中島 紀代子】

    我慢の春を2度迎えるとは思ってもみませんでした。

    お出かけが減った分、新刊豊富な我が図書室で本を借りては読書三昧の日々を送っています。

    今年度も嬉しい出会いがいっぱいありますように。


    [2021年5月]