こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・興東-燻製づくり-)
- 更新日:2019年2月13日
- ID:9194
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プチ田舎暮らし・興東-燻製づくり-<興東公民館:2018年9月15日(土)~10月13日(土)全3回>
奈良市東部地域の公民館では、地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎の暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより生きがいを感じ、就農へのきっかけづくりとなることを目的として、アクティブシニア農業体験事業「プチ田舎暮らし」を開催しています。
本講座では、燻製づくりの基本を学び、本格的なロースハムを作りました。
第1回 燻製の手順と用具のお話
地元にお住まいの仲谷秀雄さんを講師に迎え、燻製づくりのポイントやこれからの作業の流れを説明していただきました。
いよいよ作業開始です。
まずは、先生があらかじめご自宅で2時間あまり燻製をしてきてくださった「いぶりがっこ風沢庵とチーズ」を燻製箱に並べていきます。
皆さん、先生手づくりの燻製箱に興味津々です。
2時間弱の燻製を終えて、箱から出てきた沢庵とチーズ。
見事な色艶、そしていい香りをまとってスモークされていました。
いよいよ試食・・・と思いきや、残念ながら燻製は出来たてを食べるのではなく、1日寝かせてから食べると美味しいそうです。
皆さん明日まで我慢、我慢!
次回からは、いよいよロースハムづくりです。
皆さんとても楽しみですね。
第2回 ロースハムを作りましょう
今日からいよいよロースハムづくりです。
これは、先生こだわりの新鮮な豚ロースの塊約500g。
まずは、豚肉を漬けるピックル液を作ります。
ピックル液の量(豚肉が浸かる程度)は、燻製する豚肉の量と漬け込む器(プラスチックケース等)によって適宜加減するそうです。
豚ロースの下ごしらえ。
流水でよく洗い、豚肉の表の白身部分を2~3mmぐらい残してそぎ落とします。
粗塩を薄くまんべんなく刷り込みます。
そのほうが、あとの塩味の調整がしやすいようです。
ピックル液を作っています。
血抜きをした豚肉を流水できれいによく洗い、ピックル液に漬け込み、1週間ほど冷蔵庫で寝かせます。
途中2~3回豚肉の位置を変えてやります。
ピックル液から上げたら一晩乾燥させます。
第3回 美味しい美味しい無添加ロースハムに変身です
今日は、いよいよ待ちに待った3回目。
豚肉に無漂白のさらしを巻いてタコ糸できっちり結びます。
燻製箱に入れて約2時間スモークします。
2時間待ちどおしいですね。
美味しいロースハムを食べるには、我慢、我慢。
ということで・・・。
待ち時間が長くなるので、先生のお知り合いの「エオリアン」というアマチュアのグループの方に来ていただいてミニ演奏会をしていただきました。
皆さんで歌を歌ったり演奏を聴いたりし、待ち時間を楽しみました。
そうこうしている間に、燻製箱からロースハムがスモークされて出てきました。
その後たっぷりのお湯で1時間半ボイルし、冷ましたら待ちに待ったロースハムの出来上がりです。
でも、残念ながら1回目の「いぶりがっこ風沢庵とチーズ」と同じように、一晩、冷蔵庫で寝かせて味を落ち着かせます。
明日の夜は、とっておきの美味しいロースハムで晩酌も進みそうですね。
※ロースハムができるまでの手順
(1)ピックル液の調整(香味野菜や香辛料を入れて作る)
(2)豚肉の調理(白身の調整と粗塩のすり込み)
(3)血抜き
(4)漬け込み(ピックル液に漬け込む)
(5)塩抜き
(6)乾燥
(7)無漂白さらし(食品用さらし=ロースハムの場合)を巻きタコ糸でしっかり縛る
(8)燻製をする(チップは、ここではさくらを基本にヒッコリーとならを混ぜているが、好みで適宜変えればいい)
(9)ロースハムをたっぷりのお湯でボイルする
(10)冷まして一晩おいてやっと出来上がり
美味しい美味しいロースハムが出来上がりました。
アンケートより
- 講師の方の説明と講座の内容に大満足です。
- 我流でしていましたが、本格的な講座を受けたかったので良かったです。
- 燻製に興味を持っていましたが、いろはを教えていただきありがたかったです。
- とても勉強になり楽しかったです。
- 講師の方が、丁寧に詳しく市販本に載っていないようなコツや失敗しやすい所などの注意点を教えて下さったので、楽しくできました。
- 食材ではなく燻製器を作る体験もしてみたい。
など、など。
皆さんとても熱心に和気藹々と取り組んでくださいました。
後日、今回の参加者の皆さんは、先生宅で同窓会を開催されたそうです。
お問合せ
興東公民館
住所: 〒630-1242 奈良市大柳生町3633番地
電話: 0742-93-0400
ファックス: 0742-93-0400
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