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あしあと

    こんな講座ありました(英語で国際サロン~もっと世界を身近に~)

    • 更新日:2023年1月20日
    • ID:12539

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    英語で国際サロン~もっと世界を身近に~<登美ヶ丘南公民館:2022年10月2日(日)>

    奈良県立国際高等学校の先生・留学生のみなさんと一緒に、英語を使って気軽に異文化について学ぶ講座を開催しました。

    簡単なゲームを交えながら英語をコミュニケーションツールとしてさまざまな国の留学生と交流!

    民俗舞踊やその国の行事などさまざまな事を教えてもらいました。

    また、留学生たちが日本に来て感じたことや、困ったことなども話し合いました。

    英語が話せる人、これから話してみたいと思ってる人、英語が好きな人等、6歳~85歳の方まで多世代にわたってたくさんの方に参加いただき、英単語やジェスチャーでコミュニケーションをとりながら、和気あいあいとした楽しい講座となりました。

    講座の様子

    自国の紹介をする留学生

    まずは、国際高校の紹介と自己紹介。
    スウェーデン、インドネシア、タイ、カンボジア、マレーシアの5つの国から来日した留学生たち。

    自作のスライドで、国際高校の紹介や自国の文化、各自の趣味などを話してもらいました。

    自己紹介をする留学生たち

    マイクをもって英語で紹介。
    時々、勉強中の日本語で話したり、母国語での挨拶もしてくれました。

    マッチングゲームで相手を探す様子

    みんなでマッチングゲーム。
    各自、ランダムに選んだ国のカードを持っていろいろな人と自己紹介をします。その時に、同じ国のカードを持っていたら、その国の机に座り、班になります。
    カードが違えば、またほかの人と自己紹介をし、同じ国の人を探します。

    同じ国のカードを持つ人を探して自己紹介する様子

    さあ、英語で自己紹介!
    Hello!から始まり、名前や歳などを紹介しコミュニケーションをとります。
    同じ国のカードが見つかるまで、英語でのペア探しが続きます。
    初めは少し恥ずかしそうに声掛けをしていましたが、だんだんと慣れてわいわいと楽しそう!

    母国の紹介

    各班に分かれてそれぞれの国の文化などを教えてくれます。

    もちろん英語での説明や紹介ですが、国際高校に通う生徒たちがファシリテーター・通訳としてそれぞれの班に1人ずつ参加してくれました。

    高校生が作ってきてくれたパスポートを1枚ずつ持って班を回ります。

    各国の文化を体験したら、パスポートにスタンプを押してもらい、次の国へ。

    さあ、どんな文化を紹介してくれるのか楽しみです。

    タイの留学生がタイ語を教える様子

    タイの留学生に母国の言語の書き方を教わりました。
    馴染みのない文字に興味津々!
    参加者の名前をタイ語で教えてもらい、見よう見まねで書きました。

    カンボジアの留学生が船の折り紙を教える様子

    東南アジア最大級の湖、トンレサップ湖では水上生活をする人も多く、生活するうえで船は欠かせないそうです。
    カンボジアの留学生からは、その船をモチーフにした折り紙を教わり、国旗を掲げてみました。

    マレーシアの留学生がダンスを教える様子

    6月に来日されたマレーシアからの留学生は、母国の伝統舞踊「ジョゲ」を教えてくれました。
    お祝いや、お祭りのときにみんなで踊るそうです。
    参加者の皆さんも教えてもらいましたが、「なかなか難しい!」と一生懸命に見ながら、音楽にあわせて踊りを楽しみました。

    アメリカ出身の教員からハロウィン飾りを教わる様子

    国際高校のALTのアメリカ出身の先生は、ハロウィン文化を教えてくれました。
    最近では日本でもなじみ深くなったハロウィン。
    みんなでお化けの飾りを作ったり、HappyHalloween!の文字を書いてみたりと、オリジナルの飾り作りを楽しんでいました。

    スウェーデンの留学生と花飾りを作る様子

    スウェーデンの留学生のお話。
    夏至に夏の到来をお祝いする大事なお祭りがあり、1年の健康と恋の成就を願って花かんむりを作り、街の広場で輪になって大人も子どもも踊るそうです。
    その花かんむりを一緒に工作して、みんなでかぶりました。
    かわいくできたかな?

    インドネシアの留学生から母国のじゃんけんを教わる様子

    インドネシアの留学生からは、母国のじゃんけんの方法を教わりました。
    日本のようなグー・チョキ・パーではなく、「象(親指)・人(人差し指)・アリ(小指)」と、指を立ててじゃんけんをします。
    人はアリに勝つけど象には負ける。
    アリは人には負けるけど象には勝つ。
    アリが象の耳に入ると象は追い払えないからなんだそう。
    掛け声を「スーイッ」とかけて体験しました。
    初めはなかなか馴染みがなく迷いましたが、次第に楽しくじゃんけんできました。

    6か国のテーブルの中から3か所まわって各国の文化に親しみ、留学生の言葉に耳を傾け、真剣に聞いていました。

    日本に来て感じたこと

    みんなで日本と外国の文化の違いを話す様子

    第2部が始まりました。
    ここからは、6つの班から3つの班になり、留学生たちが日本に来て困ったことや驚いたこと、戸惑ったことなどを話し、意見交換をしました。
    日常の些細なことから文化の違いまで、いろいろな事を話し合いました。

    日本で感じた文化の違いについて話す様子

    例えば、
    「電車の乗り方が複雑で難しい」
    「公共交通機関の使い方がむずかしい」
    「生魚(刺身)が食べられない」
    「海外ではマスクをしていないが、日本はマスクなしで外出できない」
    など、生活に直面した悩みを抱えていたようです。

    留学生に対しての思いや感じたことを発表する大学生

    他には「イスラム教で食べられない食材があるけど、日本のアプリで情報が得られ、ハラル食品が購入できる」「標識が日本語だけではなく数か国語で表記されている」など良い点も話してくれました。
    参加者からは、「日本にいる間にたくさんの文化に触れて、いろいろな経験を母国に持ち帰って話して欲しい。また、日本でも外国の文化を理解しようとする心を忘れてはいけない」と伝えていました。

    講座の最後には、参加の皆さんから留学生や、国際高校の生徒の皆さんに向けてメッセージを書きました。

    • 日本での生活を楽しんでほしい。
    • もっと英語を勉強して、留学生のみなさんと詳しく話せるようになりたい。
    • 奈良での滞在期間にできるだけ多くの事を学び、将来に活かしてください。
    • 国際高校の生徒さんたちも勉強を続け、国際人となれるよう頑張ってください。

    など、留学生・生徒のみなさんを応援する言葉がたくさん書かれていました。

    国際高校の先生方、留学生・生徒のみなさんもとても喜んでいました。

    参加者の声

    • すごくたのしかった!(10代未満)
    • たくさんの異文化を学べて良かった。(10代)
    • 文字や言葉、お祭りの事を教えてもらって現地に行ってみたくなりました。英語もちゃんと勉強しないとと思った。(10代)
    • 世界の言葉やいろいろな文化を体験できてよかった。(20代)
    • 留学生の出身国の文化・言葉の紹介だけでなく、日本で生活する上での困っていることも聞けて興味深かったし、助けてあげたいと思った。(20代)
    • 地域の学校へ通っている留学生や生徒の皆さんと交流できて嬉しかった。(30代)
    • 生徒の方の英語もすばらしい。もっと英語を勉強しようと思った。(40代)
    • 楽しく明るく過ごせた時間でした。また開催して欲しい(70代)
    • 外国の状況や習慣等、違う点を直接聞くことが出来た意義深い講座だった。世界にはいろいろ難しい問題が生じているが、このように交流を続けて多様な文化をお互いに理解できるようになればいいと思った。(80代)
    • 地域の人たちと接することが出来て楽しかった。(留学生)
    • マレーシアのダンスを教えるのは初めてだったけど、みんな上手に踊れていてよかった。(留学生)

    などの感想をいただきました。

    講座の合間に記念撮影するカンボジアの留学生の様子
    講座の合間に記念撮影をするスウェーデンの留学生
    留学生に感想を伝える中学生

    講座を終えて

    講座を開催するにあたり、新型コロナウイルス感染症の感染対策を行いながら、みなさんのご協力により無事に講座を終えることができました。

    ありがとうございました。

    始めは戸惑い、どのように話しかけたりすればよいのか分からずにいた方も、ゲームを通して笑顔で会話をし、お互いにコミュニケーションを取り合う姿がとても印象的でした。

    留学生たちの悩みや些細な困りごとにも、地域の方たちが一緒になって考えたことで距離が縮まったように思いました。

    また、みなさんの「楽しかった、またこのような機会を持ちたい!」「今度は日本の文化を教えてあげたい」という積極的な声に職員一同とても嬉しく、開催できて良かったと感じています。

    今後もみなさんが楽しく学び、有意義な時間が過ごせるよう、工夫して講座を開催していきたいと思います。