こんな講座ありました（アンガーマネジメント基礎講座）

土曜日の午前中に開催したことで、現役世代の方や子育て世代の方等、老若男女問わず多くの方々がお越しくださいました。
小さなお子さんがいるお母さんもおられ、お子さんは生涯学習センターの託児室で、託児ボランティアの皆さんに預かっていただきました。

講師は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会　アンガーマネジメントコンサルタント　中西　弘典（なかにし　ひろのり）さんです。
アンガーマネジメントとは何か、講座名の通り基礎から教えていただきました。

アンガーマネジメント＝「怒らないこと」と、誤解をされることが多いそうですが、実は違います。
怒ってしまって後悔する、怒らなくて後悔する。
そんな後悔を減らすために上手に感情コントロールをすることが、アンガーマネジメントなのだそうです。

参加者皆さんの受講理由をお伺いしましたが、「家族との関わり方」、「子どもへの対応」、「部下ができるため」と理由はさまざまです。
しかし、どなたも良好なコミュニケーションをとるために、と同じ思いで受講されました。

グループワークでは、ここ最近怒ったことを振り返り、レベルや頻度等、自分自身の怒りの傾向をまわりの方に伝えます。
ここで、それぞれ個人の怒りに対する価値観の違いを感じておられました。
怒りについて話をされていたのにも関わらず、たびたび笑いが起きていたのが印象的でした。

自分と他者の怒りの、対処法まで学習したあとは、アンガーマネジメントゲームを行いました。
「できごとカード」に書かれた“怒り”を感じうるさまざまな場面に対し、回答者がどのくらいの“怒り”を感じるかを他プレイヤーが予想して当てる“怒りのツボ当てカードゲーム” です。

皆さん初対面同士とは思えないほど、盛り上がっていました。
楽しみながら怒りについて学習できる画期的なゲームですね。

2時間30分の講座でしたが、グループワークやゲーム等楽しめる時間が多く、あっという間に終了しました。
怒りにはマイナスの印象を持ちがちですが、上手に付き合うことでエネルギーにもなる大切な感情だと知ることができました。
アンガーマネジメントで、自分もまわりの人たちも大切にできるといいですね。