メッセージ from 南部公民館(2012年度)
- 更新日:2013年3月28日
- ID:3249
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メッセージ from 南部公民館
南部公民館での出来事、職員の感じたことなど、内容はいろいろ・・・
しかも不定期で発信していく 「メッセージ from 南部公民館」。
ご愛読よろしくお願いいたします。
No.6 もうすぐ「南部公民館まつり」が始まります!(2月24日記)
1月は「行く」 2月は「逃げる」 3月は「去る」 とよく言いますが、もう間もなく2月が終わりますね。
南部公民館では、3月に入るとすぐに「南部公民館まつり~奈良県南部地域復興支援~」(3月2日・3日)を、南部公民館自主グループ連絡協議会と共に開催します。
今回のテーマは、「奈良県南部地域復興支援」。
2011年9月に起きた台風12号による紀伊半島大水害では、奈良県南部地域に甚大な被害が及びました。
1年半近くが経った今も、仮設住宅で暮らしておられる方もたくさんいらっしゃいます。
「同じ奈良県に住んでいる私たちとして、県南部地域に住む方々のために何かしたい!」と考えました。
そこで先日(2月8日)、南部公民館まつり連携イベントとして、「奈良県復興支援コンサート」を実施しました。
南部公民館まつり連携イベント「奈良県南部地域復興支援コンサート」(2月8日実施)
復興支援コンサートでは、奈良教育大学の学生2人による「十津川村道普請活動」の報告。
私たちと同じ思いのシンガーソングライターのやなせななさんによるトーク&コンサート。
そして、南部公民館の自主グループに参加しておられる皆さんが中心となって「手作り品のチャリティーバザー」を行いました。
十津川村の被害状況と道普請活動を報告してくれました。
「道普請活動を通して、自分たちが学ぶことが多く、大きく成長させていただけた」と語る学生に、心を動かされました。
やなせななさんのトーク&コンサートの様子
ななさんの歌声に涙されている方もいらっしゃいました。
やなせななさんは、「まけないタオル」で東日本大震災の支援をされています。
今回は、奈良県南部地域の復興支援としてご協力いただきました。
みなさんにたくさんご協力いただいた手作り品。
南部公民館まつりのチャリティーバザーでも出店します。
そして、「南部公民館まつり」へ
「奈良県南部地域復興支援コンサート」の当日は、150人を超える皆さんにご参加いただき、奈良県南部地域の復興に向けて心を寄せ合うことができました。
ありがとうございました。
コンサートの様子は、やなせななさんもブログで紹介してくださっています。
やなせななさんのブログ→ http://nanayanase.blog113.fc2.com/blog-entry-718.html
引き続き「南部公民館まつり」では、日頃の自主グループの皆さんの成果発表に加え、県南部地域の復興を支援する取組みとしてチャリティーバザーを行ないます。
また、奈良市立都南中学校の吹奏楽部によるコンサート、アコーディオンの演奏に合わせて共に歌う催しなどで、さらに復興支援に向けて心を合わせていきましょう!
詳しくは、http://manabunara.jp/contents_detail.php?frmId=3656
みなさんのご来場を心よりお待ち申し上げます。
※講座は終了しました。みなさんありがとうございました!!
No.5行く年来る年(2012年12月28日記)
2012年の世相を表す漢字は「金」(日本漢字能力検定協会発表)でしたね。
金環日食、ロンドン五輪での日本人選手の活躍、山中伸弥教授のノーベル賞受賞など・・・
なるほど、良い意味での「金」、希望やロマンを感じる「金」ですね。
「金」と言うだけで、なんとなく良い年だったと思えます。
さて、2013年はどんな年になるのでしょう?
いえ、どんな年にしていきましょう?
公民館では、子どももおとなも「金」の輝きに負けない「笑顔」が輝く年になりますように、
みなさまと共に考え、共に歩んでいきたいと思います。
どうぞ、2013年もよろしくお願い申し上げます。
職員一同 みなさまのご健康とご多幸をお祈りしております。
講座案内
◇「奈良県南部地域復興支援コンサート」
みなさまのご支援をお願いします。
ただ今、南部公民館自主グループ連絡協議会のみなさんが中心になって、チャリティーバザー用の手作り品を作成しています。
もちろん、やなせななさんのトーク&コンサートもお楽しみに!
◇「信仰と文化講座~阿弥陀さま信仰~」
私たち日本人にとって馴染み深い、極楽浄土を願いお念仏を唱える「阿弥陀信仰」について学びましょう!
◇「おやこのひろば」「絵本のひろば」
毎月開催しています!
「おやこのひろば」
詳しくは、http://manabunara.jp/contents_detail.php?frmId=2882
「絵本のひろば」
詳しくは、http://manabunara.jp/contents_detail.php?frmId=2885
みんな来てね!
No.4秋のおすすめ講座Part.1(2012年10月5日記)
秋らしい涼しい気候になってきましたが、いかがおすごしでしょうか?
先日、話題の映画『天地明察』を見に行ってきました。
沖方丁さんの同名の小説が原作で、岡田准一さん、宮崎あおいさんが出演しているあの映画です!
物語の舞台は江戸時代、日本で使われている暦は数多あり、それぞれの暦によって日付が違い、「今日」という日が「昨日」であり、「明日」であり、吉日であり、凶日であるという状態が続いていました。
その暦を正確なものに改めるため、幕府から命を受けたのが安井算哲(のちの初代天文方、渋川春海)でした。
算哲は自らの人生、命をも懸けて、十数年の歳月にわたる観測を行い、数理を用いて正しい暦を作ったのです。
執念ともいえる算哲の業績は、今でも私たちの生活にも息づく暦となっています。
その算哲が若き頃、夢中になっていたのが“算術”です。
算木などの道具を用いて難問を解いていくという、のちに日本独自の算術、「和算」と呼ばれるようになった学問が、江戸時代、庶民にまで流行しました。
人々は難しい問題を解き、その成果を絵馬に記し、神社に奉納しました。
今日では絵馬は「お願いごとを書いて祈願するもの」というイメージが大きいですが、かつては願いがかなったときにも、その感謝のしるしとして絵馬を掲げていました。
そして算術が盛んになった江戸時代には、「問題が解けたことを感謝し、ますます勉学に励むことを祈念」して絵馬を奉納しました。
当時の神社には、学習の成果を記した絵馬がたくさん並んでいたそうです。
そのような算術の問題や解答が書かれた絵馬は、“算額絵馬”と呼ばれています。
その“算額絵馬”が私たちの身近な神社にもあることをご存知でしょうか?
奈良市内では弘仁寺や円満寺に、奈良市指定有形民俗文化財になっている大きな“算額絵馬”が掲げられています。
南部公民館ではこの秋、「和算」をとりあげた講座を開講します!
この講座では、先述した映画『天地明察』で和算指導を手掛けられた小寺裕先生から、今まで知らなかった「和算」の魅力を教えてもらいます。
1回目の講座の後には、南部公民館の近くの円満寺へ“算額絵馬”を見学しに行く予定です。
みなさん、ぜひご参加ください。
● 講 座 名 ● 発見!南部の宝
● と き ● 11月2日(金) 11月16日(金) 11月30日(金) ともに13時30分より <全3回>
● と こ ろ ● 南部公民館2階ホール
● 講 師 ● 和算研究家 小寺裕さん
※申込は終了しました。
【職員 : 伊藤 貴子】
NO.3 新しいメンバーになりました!(2012年7月7日記)
6月から南部公民館のメンバーになりました 伊藤貴子 と申します。
公民館に来られる方々の笑顔にふれて、毎日楽しくお仕事をさせていただいております。
どうぞよろしくお願いします!
公民館に来てくれる子どもたちからは、「たかねぇ」と呼ばれています!
さて南部公民館では、現在、夏休みの子ども向け講座の参加者を募っています。
夏休みの自由研究にも、作品作りにもバッチリです。
【星空教室~めざせ!天体博士~】
天体現象や星座のおはなし、星空観望会の他、自分だけのプチプラネタリウムの工作もあります。
※この講座は、スターウィーク~星に親しむ週間~に参加しています。
【南部サマークラフト~まわしてまわしてまわしてあそぼう!~】
どんなまわして遊ぶおもちゃができるのか??? 楽しみですね!
他にも、楽しい講座がいっぱい!
夏休みは、ぜひ ぜひ 南部公民館の講座にご参加ください!
待ってま~す!
【職員 伊藤貴子】
NO.2 金環日食!(2012年5月21日記)
5月21日は、金環日食の話題で日本中が盛り上っていましたね!みなさんは、ご覧になりましたか?
私は古い古い天体望遠鏡を持ち出し、投影法で観察しました。朝食もお弁当作りもそっちのけで・・・
当日、日食が始まると、まんまるだった太陽が、少しずつ欠けてきました。
太陽が三日月の形になると、あたりはやや薄暗く夕方のようになり、気温が下がり風は冷たく感じました。
やがて、さえずっていた小鳥の声も消え、し~んとした中で金環日食を迎えました。
なんとも言えない感動と不思議さが入り混じった瞬間でした。
そのあと、太陽がどんどん見えてくるとハタと我に返ったような感じで、これまた不思議な気分でした。
今度日本で金環日食を見ることができるのは、18年後の北海道。
今回のように、日本で多くの人々が見ることができるのは300年後だとか・・・。
貴重な体験をさせていただきました。
天体望遠鏡やデジタルカメラの操作がうまく出来なかったので、テレビや新聞で報道されている写真のようではありませんが、
私が撮影した、日食の写真をご覧ください。
太陽が欠け始めました!
だんだん欠けてきます
キレイな三日月型の太陽です
日食観察グラスを通して撮影してみました
木漏れ日もすべて三日月型になっています。不思議ですね
もうすぐです!
金環日食ベリービーズです!(完ぺきではありませんが・・・)
つながりました!金環日食です!
感動の一枚です!
あっと言う間に、太陽が出てきました
こんな風に撮影していました。
向こうに見える茶畑のところに、古事記を編纂した太安萬侶さんの墓誌が発見された場所があります。
今年は、古事記が編纂されて1300年。6月16日(土)から7月16日(月・祝)まで、奈良国立博物館で特別陳列「古事記の歩んできた道ー古事記撰録1300年ーがあります。そこに「太安萬侶墓誌」が展示されるそうですよ。
こんな写真も撮ってみました!
分かりますか?日食グラスに写っている小さな太陽が・・・
ずいぶん元に戻ってきました
なんだか名残惜しく感じます
すっかり元に戻りました!
いかがでしたか?
現代の私たちは、ほとんどの人が、日食がどのようにして起きるのか、その仕組みを学校や新聞・テレビなどで知っている時代です。
その私たちでさえ、実際に太陽が月の影に隠れ、美しいリングの姿となった時には、心を大きく動かされました。
いくら科学が発達しても、自然や宇宙の神秘さは、今も昔も変わらないのかもしれません。
自然や宇宙への畏敬の念をよびおこさせてくれた、「金環日食」でした。
【施設長 大谷華代子】
※南部公民館では、夏休みに「星空教室」を開催する予定です。もちろん、日食などの天体現象の学習を予定しています。
NO.1 「小町忌」に行ってきました!(2012年5月記)
少し前になってしまいますが、4月24日南部公民館のすぐ近くにあります、帯解寺の「小町忌」の法要に行ってきました。
帯解寺と言いますと、霊験あらたかなご本尊帯解子安地蔵菩薩に安産を祈願することで有名ですが、なんと!絶世の美女と言われた平安時代の歌人、小野小町にまつわる「小町の宮」があるのです。
帯解寺の「小町の宮」碑 由来記によりますと、延宝三年(1675)序の「南都名所集」に、帯解寺の寺域内に「小町の宮」が描かれているそうで、近年に寺域の整備を行なった際に「小町宮址」が確定されたそうです。
その「小町宮址」の確定以来、毎年小町の命日4月24日に盛大な法要が執り行われています。
【「帯解寺」山門】
【法要中】
【法要中】
【小町の宮】
法要のあとは、本堂の回廊で、小野小町の生涯を表現した舞の奉納がありました。
穏やかな春の日に、何とも言えない優雅な気持ちにさせていただきました。
「小町の宮」が帯解寺にあることだけでも、私にとっては発見なのですが、今回の「小町忌」ではさらに知らなかった地域のことを教えていただきました。
【本堂の回廊での舞】
【華やかです!】
平安後期になると、小野小町に関するいろいろな説話や伝説が生まれたそうです。
帯解寺から北に少し行くと、青井神社(南部公民館のある都南地域内)は、疱瘡の神様として有名だそうで、説話の中に、小町と青井神社のことが出てくるようです。
・・・「青井社由緒書」には、疱瘡を病んだ小町の夢にあらわれた神童のこと、平癒した小町は、自分の黒髪を切り、地中に埋め塚とした。小町塚鎮守疱瘡神といい、社殿のなかに土を盛り上げた土壇があるようだ。なお、青井社絵図によると、小町伝承の霊水の井戸は、神水として描かれている。井戸は現存する。・・・[「小町の宮」碑 由来記 (帯解寺)より抜粋]
【青井神社】
さっそく、青井神社にも行ってきました!
帯解寺の前の道を北へ、普段からよく通っている道なのですが、神社には全く気づいていませんでした。
やっぱり、車で通るだけではダメですね、歩かないと・・・
青井神社には、確かに「疱瘡神社」と刻字した石灯籠がありました。
でも、神社と民家の敷地との境界が良くわからなくて、井戸の存在は確認できませんでした。ちょっと、残念・・・
帯解寺、青井神社の前を通る道は、上ツ道と呼ばれる古代からの街道です。
この街道には、小野小町の伝説だけでなく、他にもいろいろな伝説や史跡、文化がある街道です。
またまた、知りたい欲が出てきました~!
ぜひ、訪れてみてください!
その際は、南部公民館にもぜひお立ち寄りくださいね!
施設長 大谷 華代子
お問合せ
南部公民館
住所: 〒630-8434 奈良市山町27番地の1
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