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あしあと

    こんな講座ありました(みんなで作ろう 田舎巻き寿司)

    • 更新日:2024年6月27日
    • ID:14295

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    みんなで作ろう 田舎巻き寿司<都祁公民館:2024年3月10日(日)>

    奈良市では、子どもや家庭を取り巻く諸問題の解決と、家庭の教育の向上を図るため、家庭教育サポートネット支援事業に取り組んでいます。

    この講座は、子どもの生きる力の基礎的な資質や能力を育成するのに必要な家庭における教育力の向上を目的に開催しました。

    今年度は「地域の子育ての少し先輩の方とお話をする機会を作ってはどうか?」と、地域教育協議会でご意見をいただきました。

    そこで、地元で活動されている「生活改善グループ なごみ会」の皆さんから田舎巻き寿司の作り方を教えていただき、そのあと、巻き寿司を家族で食べながらお話しをすることにしました。

    当初、打ち合わせの時、私は何を作ろうか考えて、奈良市東部の郷土料理「朴葉弁当」の提案をしましたが、「葉の準備ができない」とのこと。

    葉が準備できる時期に改めて開催を考えることにしました。

    さらに、「いちご大福」を提案しましたが、「なごみ会らしいメニューを」ということで、話し合いの結果「田舎巻き寿司」に決定しました。

    なごみ会の皆さん、午前中のうちに材料を全部準備してくださっていました。
    ありがとうございます!

    先ずは、お手本を。
    「どうやって作ってるの?」
    参加された皆さんが前のめりになって見ています。

    さあ、今度は自分たちで巻いてみましょう!
    隣で、なごみ会の皆さんが見守ってくださっています。

    海苔の上にご飯を乗せて広げます。
    指先に少し酢水をつけますが、ご飯が指先にくっついてしまいます。
    なごみ会の皆さんは、ご飯をつけずに手際よく作っていたのに・・・何故?
    しかも、同じように巻いていても、開いたらバラッと海苔まで開いてしまうことが多いのに、なごみ会の方が巻くとピシッと巻けています。
    どうやら、「見る」と「する」ではずいぶん違うようです。

    なごみ会の皆さんが丁寧に教えてくださいます。
    ご飯の次は具を乗せましょう。
    だいたい均等になるように乗せるのですが、握るのが弱いと切った時にバラけてしまいます。
    力加減が難しそうです。

    ちょっと、具を載せすぎたような気がしますが、ここは気にしない。

    お母さんはさすが、手慣れていらっしゃいますね。
    巻き終わりました。

    お兄ちゃんが弟が巻く様子を見て、
    「僕もチャレンジするぞ!」
    と巻き始めました。

    サラダ巻きにもチャレンジしました。

    子どもたちは巻くごとに上達し、手巻き寿司の見栄えもよくなってきました。

    なごみ会の皆さんのサポートが無くてもできるようになっていきました。

    美味しそうな田舎巻き寿司がたくさん完成しました。

    巻き終わったら切ってみます。
    どんな切り口になるのでしょうか?

    切り口には、ほうれん草の緑、卵焼きの黄色、キュウリの緑、カニカマの赤などが、色鮮やかに巻かれていました。

    思わず「わー綺麗!」と歓声が上がり、参加されている皆さん写真を撮っていました。

    切ったものを、持ち帰り用にパックに詰めました。
    「ただいま!こんなんできたよ!」と家に帰って話す声が、もう聞こえてきそうです。

    それでは、ようやく、お待ちかねのいただきますの時間です。
    「鶴のように、亀のように、千年も、万年も、長生きしたかったら、つるつる飲むな、よーくかめかめ。」
    と、長生きのおまじないを言ってからいただきました。

    自分で巻いたお寿司は美味しかったようです。
    「お箸がのびる君」と、「食欲すすむ君」でした。
    お寿司は、あっという間になくなってしまいました。

    シイタケが嫌いな子がいました。

    これはしかたないですね。

    実は、私、子どもの頃、ネギの白い部分が嫌いでした。

    でも、いつのころからか、ネギの白い部分が美味しくなって食べれるようになっていました。

    何故でしょうね。

    子育ての先輩からは、「私の子どもは、嫌いなものを寿司に混ぜて食べさせると食べるようになりましたよ」とアドバイスが。

    好き嫌いの克服には、多少時間がかかるかもしれませんが、この方法で少しでも解決できたらいいですね。

    数年先、「その後、シイタケ食べれるようになりましたか?」と聞いてみたくなりました。

    保護者の方々からは、お寿司の巻き方もですが「具材の味付けが絶妙に良かった」とのこと、味付けのコツについての質問もありました。

    楽しく作って、楽しく食べて、楽しくおしゃべりして、あっという間に時間が過ぎていきました。

    参加者の声

    • 子どもと一緒に楽しく作れて良かったです。
    • 家で巻くと、崩れてしまうことが多かったのですが、コツを教えてもらったので、次からはうまくできそうです。
    • 子どもが、こんなに上手に巻けるとは知りませんでした。
    • 今度家でする時には、子どもに手伝ってもらいます。

    活動を終えて

    講座開始から、お手本を見る子どもたちが、どんどん前のめりになっていくのを見て驚きました。

    手巻き寿司をしたことはあっても、巻き寿司をするのは初めてだったようです。

    そして、こんなに興味があったのにはびっくりしました。

    なごみ会の皆さんに巻くコツを教えてもらいながら、何回も巻いていると、どんどん巻くのが上手くなっていく子どもの様子に、保護者の方も驚かれているようでしたし、頼もしさも感じられたようです。

    更に、保護者の方も一緒に巻くことができて、楽しみが倍になったのでは?と思っています。

    なごみ会の皆さん、楽しい機会と素敵なアドバイスをありがとうございました。

    これからも、よろしくお願いします。