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あしあと

    こんな講座ありました(高齢者学級)

    • 更新日:2014年3月1日
    • ID:4600

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    高齢者学級<京西公民館:2013年5月9日(木)~2014年3月13日(木)全10回>

    京西公民館では、高齢者が主体的に学ぶことで人間関係を深め、豊富な経験や多彩な能力を家庭や地域で活かせるようにすることを目的に、高齢者学級を月替わりの内容で年間10回開催しています。

    2013年度も5月から開講しましたので、その様子をご紹介します。

    第1回 5月9日(木)

    2013年度の高齢者学級が始まりました。

    前年度から1班増えて、新しく参加する学級生も10人以上。

    月1回の学習を楽しみにして、公民館に来ていただきたいと企画しました。

    この日は、自己紹介と班長・役員選出、学習計画・学級運営の説明が中心の内容でしたが、緊張をほぐすために、自己紹介の前に、地域で活動する朗読ボランティアのおふたりにご協力いただいて、「お口の体操」をしました。

    ほかにも、役員さん考案の「漢字クイズ」。何十個も並ぶ漢字の中から、ひとつだけちがう字を見つけます。みんなで答え合わせをして盛り上がりました。

    お口の体操

    朗読ボランティアのおふたりにならって、みんなで声を出して読んでいきます。
    北原白秋の「あめんぼ 赤いな アイウエオ・・・」懐かしく思い出されたことでしょう。

    第2回 6月13日(木)

    2回目の学習は、前半は大正琴の演奏を聴いて、後半は「かるた」をしました。

    大正琴は、京西公民館で活動する「真央の会」の皆さん。じっくり聴いたのは私も初めてで、いい音色でした。

    後半の「かるた」は、高齢者の被害が後をたたない詐欺の手口の数々が「かるた」になっています。

    学級生の皆さんに1枚ずつ順番に読み手になってもらい、あそびながら学びました。

    ここに集う皆さんにとって、楽しくも有意義なひとときになりますように。

    大正琴演奏

    「真央の会」の皆さんによる大正琴の音色に聞きほれました。ゆったりしているのが心落ち着きます。
    大正琴のパートは3つに分かれています。「演奏の合間にパートごとの音の違いを紹介してほしい」という声があがり、真央の会の先生にお願いして説明をしてもらう一幕もありました。さまざまな高さの音の重なりが豊かな音色を作り出しているのですね。

    かるた風景

    班ごとに「かるた」を並べて、読み手はマイクをもってはっきりと読みます。
    「だまされない!」気持ちと、あやしいことに出合ったらすぐに誰かに相談する勇気がたいせつです。

    第3回 7月11日(木)

    7月は、転倒予防教室と題して、京西・都跡地域包括支援センターの保健師さんにご指導いただきました。

    足が上がっているようで上がっていない。これは筋肉が落ちてきているからで、無理は禁物だが、軽い運動や体操、ウォーキングなどの運動習慣が大切になってくるとのことです。

    また、履き物を選ぶ際にはサイズだけでなく、履き心地を試すことも大切で、「靴は夕方に選ぶといい」とも言うそうです。そういえば、夕方の方が靴がきつく感じる時がありますね。

    高齢者の歩行に負担の少ない、重くないものを選ぶと良いというお話でした。

    皆さん、参考にしてください。

    転倒予防の体操

    保健師さんの指導で椅子に座ったままできる体操を実習。
    力を入れすぎず、毎日コツコツと行うのが大切です。
    ほんの数センチメートルの段差、敷物につまづかないようにしたいものです。

    第4回 9月12日(木)

    8月はお休みでした。

    今年は猛暑で、9月の学習もとても暑い日になりました。

    この回は市の環境部企画総務課のごみ減量キャラバンを招き、ごみについて考える時間をもちました。

    4月からごみの収集方法が変更になったこともあり、皆さん熱心に耳を傾けておられました。

    ※奈良しみんだよりで広報し、学級生以外の地域の方にもご参加いただきました。

    ごみ減量への意識を

    ごみを減らすために今日からできることを、たくさん紹介してくださいました。
    古紙を再生するのに混入すると困るものがあるって知っていますか。レシートや感熱紙のファックス用紙、防水加工の紙コップや皿、石鹸などのにおいのついた紙など。
    わかってるつもりでも再確認が大事ですね。

    第5回 10月10日(木)

    10月は文学学習ということで、「神功皇后について」と題して、講義を聴きました。

    講師は、奈良女子大学大学院博士研究員の上嶌真弓さんです。

    当日、神社に奉納された絵巻物の画集を持ってきてくださいました。

    博物館にもあまり出されていないもので、貴重な資料を見ることができました。

    明治時代に発行された政府紙幣に印刷された人物として有名な神功皇后についてのいろいろなエピソードをお話しいただき、みなさん興味深く聴き入っておられました。

    資料を示す先生

    日本書紀で勇猛果敢な女傑像として書かれているためか、今回の講義を聴いて、「実在の人物だったのかと思った」という感想が聞かれました。
    奈良ファミリーの少し北にある神功皇后陵、近くを通りかかったら、古代のロマンを感じそうですね。

    第6回 11月14日(木)

    11月は、学園前駅から北へ、大渕池のほとりに建つ「松伯美術館」へ館外学習に行きました。

    企画展「松篁を育んだ学び舎 画塾・青甲社 ~青甲社主宰者西山翠嶂とその門下生~」を鑑賞し、学芸員の列品解説をお聞きしました。

    おだやかな晴天に恵まれ、参加者のみなさんは染まりゆく秋とやわらかな色彩の芸術にひたっておられました。

    案内物など

    館内は撮影禁止なので、高齢者学級のみなさんが鑑賞を楽しんでいる様子がお伝えできず残念です。

    松伯美術館は、学園前駅からバスの本数も多いので訪れやすく、池のほとりで静かな時間を過ごせる、おすすめの美術館です。