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あしあと

    優良公民館表彰

    • 更新日:2016年3月16日
    • ID:6611

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    月ヶ瀬公民館が優良公民館表彰を受けました

    このたび、月ヶ瀬公民館が第68回優良公民館表彰を受けました。
    優良公民館表彰とは、公民館のなかで特に事業内容・方法等に工夫を凝らし、地域住民の学習活動に大きく貢献していると認められる公民館を、文部科学省が優良公民館として表彰しているものです。

    第68回優良公民館表彰

    2016年3月3日 文部科学省に於いて

    月ヶ瀬公民館は、地域を活性化していくために、地域に住んでいる人が元気で生きがいを持って生活することが大切であり、住民が地域の良さを感じ、誇りを持ち、人と人とのつながりを深めていくことが大切であると考えました。

    そこで、地域の資源である「名人」(地域住民)が専門的な熟練の技を活かして講師となる講座「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬」を開催し、その取組が評価され、今回の受賞に至りました。

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬」の内容は、以下の「こんな講座ありました」を、ぜひご覧ください。

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―梅のお世話と煎茶道―」

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―我が家の漬物作り―」

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―キムチ作りと郷土鍋―」

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬-農家の暮らし体験-」

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬-しいたけの菌植え-」

    月ヶ瀬の魅力を発信すること、地域住民も参加者も元気になることをめざし、田舎暮らしや農業などの体験を通して、参加者が月ヶ瀬の豊かな自然を感じ、人の温かさに触れ、月ヶ瀬の魅力を体感できるように立案し、開催しました。

    参加者は初めて農業などを体験して、毎回、感動の瞬間があり、満足している人が多く、「月ヶ瀬が近くなった」と語っていました。
    アンケートには、「奈良にこんな良いところがあると知ることができて良かった」「山里の四季の移ろいが同時に楽しめて何度でも訪ねたい」との声がありました。

    また、こんにゃく作りの講師6人は平均年齢が80歳を超える高齢者でしたが、熟年の人生経験のなかから出てくる言葉で説明・指導され、生き生きとされていました。


    指導された地域住民の方々は、新たに地域の良さを感じ、誇りを持ち、元気で生きがいを持って生活する効果が出てきています。

    「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬」を通して、地域住民と参加者とのコミュニケーションや交流が生まれ、楽しく和気あいあいと体験できることで、地域と地域外とをつなぐ場にもなっています。
    月ヶ瀬地域の魅力が、地域内外の人たちに着実に伝わりつつあることを実感しています。

    併せて、奈良県公民館連絡協議会の「地域課題の解決をめざすモデル公民館等プロジェクト事業」に取り組み、お茶・梅などそれぞれの分野で個別に取り組んでいる「月ヶ瀬を元気にしたい!」という気持ちのある人を公民館が拠点となって結びつけ、地域活性化のためのネットワーク「ちかよろ!月ヶ瀬プロジェクト」を構築しました。


    2014年度は、このネットワークを中心として地域資源の発掘及び地域課題の抽出を行い、月ヶ瀬の地域活性化のためには何が必要かを住民自らが考えるとともに、先進地の視察を行い、地域活性化の手法等についても学習しました。

    この流れは、月ヶ瀬地域活性化協議会にもつながっています。

    このように表彰していただくことができたのは、「プチ田舎暮らし・月ヶ瀬」にご賛同・ご協力いただき講師を務めてくださった地域のみなさん、「ちかよろ!月ヶ瀬プロジェクト」のみなさん、さらには、常日頃、月ヶ瀬公民館を盛り立ててくださっている地域のみなさんのおかげと思っております。

    この表彰を励みとして、地域の拠点として、より多くの方に親しまれ、喜んでいただける公民館をめざしたいと思います。

    最後になりましたが、歴代の館長をはじめ職員のみなさんのご尽力に感謝いたします。

    今後とも、月ヶ瀬公民館をどうぞよろしくお願いいたします。

    記念撮影の様子

    月ヶ瀬公民館館長 上西 千秋