ページの先頭です

こんな講座ありました(『古事記』編者 太安萬侶の墓と墓誌を考える)

[2012年12月26日]

ID:3650

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

『古事記』編者 太安萬侶の墓と墓誌を考える<田原公民館:2012年10月5日(金)>

この講座は、「開館40周年 田原なんでの文化祭」のプレイベントとして開催しました。

今年2012年は、古事記編纂1300年にあたリます。 

1979年太安萬侶の墓発見時、橿原考古学研究所の職員として発掘調査に従事された、前園 実知雄さん(奈良芸術短期大学教授)を迎えて、太安萬侶の偉業を讃え、知識を深める事を目的に開催しました。

当地にある太安萬侶の墓に焦点を当て、当時の発掘を検証していただきました。

講演終了後、太安萬侶墓で開催される奈良県神道青年会による祈祷祭に参加し、現地でも説明を受けました。

講演の様子

講演の講師

33年前、奈良市此瀬町の茶畑で苗木の植え替え作業中に発見された銅板墓誌にまつわるエピソードや発掘調査中の苦労話、更には偶然にも講座前日の10月4日に橿原考古学研究所発表の太安萬侶墓誌に見つかった毛筆痕跡についても説明してくださいました。

講演の様子

地元田原小中学校の生徒たちも真剣にお話に聞き入っていました。

講座の様子

調査作業などの貴重な写真をご覧いただきました。

会場に展示した写真
会場に展示した写真

展示された写真は、当時の様子を偲ばせます。

太安萬侶墓での講座の様子

移動の様子

田原公民館から此瀬町の太安萬侶墓へ徒歩で移動しました。

太安萬侶墓にて

茶畑の中腹に、史跡として整備された太安萬侶の墓があります。
遙か奈良時代に思いを馳せながら、のどかな山里の風景を見下ろします。

現地での講演の様子

お墓の第一発見者の竹西英夫さんも95歳でお元気にご挨拶いただきました。
「竹西さんは大変心優しく、几帳面な方でそれが墓誌発見につながった」と前園教授はおっしゃっていました。


※2012年12月10日 竹西さん死去の訃報が入りました。
 天寿を全うされた竹西さん、心からご冥福をお祈りいたします。

神事の様子

墓前で奈良県神道青年会による神事が始まりました。

神事の様子

前園教授・田原地区自治連合会長・受講者代表の玉串奉奠。
安萬侶さん(地元の方は親しみを込めてこう呼びます)のお陰か、偶然なる墓誌の毛筆痕跡発見、竹西さんの参加、そして天候に恵まれた心地よい秋の一日でした。

講座終了後

光仁天皇陵にて

希望者の方と地区内を散策しました。
教授のご厚意で、光仁天皇陵で説明を受けました。

法要の様子

納骨寺である十輪寺で太安萬侶のお骨を前に、法要に参列しました。

参加者の声

  • 太安萬侶の墓誌発見時のエピソードや調査の様子をきめ細やかにわかりやすく講義されていて、とても有意義でした。
  • 全国の歴史・考古学ファンが興味を持つ内容だと思いました。「古事記」の持つ文化・政治への影響は大きいから。
  • 発掘時の話が、臨場感があり有意義だった。
  • 地元の学生とともに学ぶ機会、有意義である。

※田原公民館報平成24年11月号に参加者の感想文を掲載してしていますので、そちらもご覧ください。http://manabunara.jp/cmsfiles/contents/0000007/7541/dayo_tawa_2411.pdf(別ウインドウで開く)