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あしあと

    こんな講座ありました(女性講座)

    • 更新日:2014年4月18日
    • ID:4282

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    女性講座<西部公民館:2013年5月9日(木)~2014年2月13日(木) 全10回>

    女性の皆さんが自分と社会を見つめ、より輝いて毎日を送ることを目的に、毎月さまざまなテーマを決めて学習に取り組んでいます。

    第1回 5月9日(木) オリエンテーション

    初回である第1回目は、グループワークを行いました。

    「わたしは何がしたいの?」「社会がこんな風だったらいいのになあ!」という、普段抱いておられる考えや思いをぶつけあい、確認しあう場ともなって、受講生の皆さんそれぞれの自己紹介も交え、意見を交換していただきました。

    それらを元に、今後の講座を皆さんで作り上げていきたいと思います!!

    第2回 6月13日(木) 自然観察

    大渕池公園



    2回目である今回は「近隣環境の自然観察」!
    場所は、西部公民館から北へ向かって進んだ所にある、
    大渕池公園です。

    谷先生



    本日の講師は、「晴れの国野生生物研究所」会長の谷 幸三先生です。
    先生は、有名番組にも出演されたこともある有名人であります。

    晴天



    台風による天候不順が心配されていましたが、
    当日は心配をくつがえす大晴天!!
    熱中症にならないように注意をして、いざ出発です。

    葉

    とにかく、先生の話はおもしろい!!!
    落ちている葉を拾って、
    「これは何の香りがしますか? …はい!しょうのうですね!
    その言葉が通じる年代の方に出会えて私は嬉しいです!!」
    (ちなみに私はミントの香りがすると思いました。
     世代が違って申し訳ありません…笑)


    先生の説明の合間にも、森から虫や鳥の声が聞こえ、
    そこから新たな解説が始まることも…
    自然界にも講師がたくさんで、話題に事欠きません。
    「さっきのは春セミ、今鳴いたのはホトトギス。
     ……そういえば何の話をしてましたっけ?」

    花



    受講生の皆さんからも質問がぞくぞくと…
    「今年、害虫の発生が多いのはなぜですか?」
    「この花の名前は何ですか?」

    公園に咲いている花をルーペで観察しながら、
    「なるほど~」という声があちこちから上がっていました。

    近隣の公園ではありますが、普段は見逃していたり、気づかないところにも自然の奥深さや大切さが感じられることを、

    教えていただきました。

    先生が、「人間も自然の一部なんです」とおっしゃっていたように、緑に触れることで心が穏やかになると感じました。

    今回の課外学習を通じて、ココロとカラダの健康づくりに役立てていただければ幸いです☆

    暑い中、案内して下さった谷先生、本当にありがとうございました!

    第3回 7月11日(木) 天体

    天体を学ぶことで、宇宙について考え、地球という星で今生きていることを心豊かに感じ、毎日をより大切にしていけるようにとの思いで、開催しました。

    天体説明中

    奈良市教育センターのプラネタリウムで解説をされている
    職員の方を講師に迎え、「大人の天体観測」と題して、
    宇宙のロマンあふれる講義をしていただきました。


    夏の大三角形を形どる、デネブ、ベガ、アルタイル…
    カタカナがならびますが、ギリシャ神話が由来となっているからのようです。
    (右下の図は、国立天文台HPより抜粋)

    国立天文台HPより

    流れ星の正体、星が瞬くのはなぜか、
    今年の秋には肉眼でも見れるようになる「アイソン彗星」、
    「はやぶさ2」プロジェクトについて、等々…。


    遠い宇宙のことかと思っていたことでも、
    日常の中に話題があったのだと、理解が深まりました。
    宇宙の中に地球があって、そこで自分たちは暮らしているという、
    当たり前ですが忘れがちなことに、講座を通して改めて気がつきました。

    時期はちょうど七夕ということで、講座の最後には、ひこぼしとおりひめの物語も伺いました。

    大人になると何かと忙しい毎日ではありますが、だからこそ、

    たまには星空を眺めながら、星たちの物語に思いを馳せてみるのもいかがでしょうか?

    第4回 8月8日(木) 健康

    摂氏40℃にも及ぶ連日の暑さ…

    そんな日々の夏バテ解消には、栄養をとる、睡眠をとる…どちらもとても大切ですが、ついつい敬遠しがちな「適度な運動」こそ必要だ!

    …ということで、ストレッチとセルフマッサージを行いました。

    ストレッチ

    本日の講師は、当館の職員です。
    「あら、今日は講師をされるのですね!」と、
    受講生の皆さんもリラックスした様子。


    まずは準備体操から!
    普段はなかなかじっくりとストレッチをする機会もないので、
    体中が目覚めていく感じです。

    毎日の生活に取り入れることができるよう、自分でできる身体ケアに焦点を当て、ツボ押しもいくつか紹介しました。

    【百会(ひゃくえ)】
    頭のてっぺんを指でさわって少しくぼんだところにあるツボ。
    頭痛やめまい、鼻づまりにも効果があるそうです。

    【解谿(かいけい)】
    まぶたのたるみ防止に効く!?おメメぱっちりツボ!!(女性に大人気のツボです笑)
    足の第2指と第3指の間から、まっすぐ上に上がって足首のしわの真ん中のくぼみにあります。

    継続は力なり!毎日少しずつの運動の積み重ねが、健康への一番の近道かもしれません。
    ご自宅でも、ぜひ思い出して実践してみてください★

    【おまけ】Web上プチストレッチ講座☆

    体操1

    ※画像は、講座で参加者の方に配った資料からの抜粋です。
    モデルは職員・参加者とは関係ありません。


    足を前後に深く開く。


    前足はひざを伸ばし、後足をまげ、背筋を伸ばす。


    余裕のあるという方は足首を立てて、ひと呼吸。


    足の裏を床に戻し、両ひざを曲げて、立ち上がる。


    (同様に左右)


    ※腰などを痛める可能性があるので、急に立ち上がってはダメです!

    体操2

    どちらかの曲げている足にもう片方の足をひっかけ、
    反対のひじで押す。


    背中の真ん中が伸びていることを意識しましょう!


    (同様に左右)


    ※ひざの調子が悪いという方は、下の足は伸ばしたままでもOK!

    第5回 9月12日(木) 国際

    今回は、西部公民館の自主グループ「ニューヨークカンフーセンタ」で活躍されている、林 隆志さんを講師に迎え、アメリカや中国で生活(どちらかと修行!)されていた時の話から、ガイドブックだけでは分からない外国の素顔について伺いました。

    海外に行った時に知っておいたら役に立つのでは?!という英会話を幾つか解説しつつ、ニューヨークの店員さんとのやり取りについてのエピソードなども交えながら、話が膨らんでニューヨークの名所案内にもなりました。

    カンフー

    「セントラルパークに、メトロポリタンミュージアム…
    あと、MoMA, West 53rd Streetにもミュージアムがありますね。」
    (ニューヨーク近代美術館のことでした)



    また、「日本の人は英語を話すのを恥ずかしがっているのではなくて、
    海外の人への接し方、尊敬の仕方を知らないだけなのではないか」
    とも感じられたそうです。


    英語が分からないという経験をすることが、
    相手の文化を理解するきっかけになるのかもしれません。

    カンフー2

    最後に、武術を基にした体幹の基礎についての話と、軽く体を動かして終了!


    …と思ったら、英語以外の紹介を忘れていました!と、
    中国語や韓国語、スペイン語などについても話してくださいました。


    いつもはカンフーの指導をされているアクティブな先生の多彩な話に、
    日本にいながら外国の息吹に触れることができました。

     

    第6回 10月10日(木) 福祉

    今月は、手話から福祉について考えることを目的に、西部公民館の自主グループ 手話サークル「集いの輪」の皆さんを講師に迎え、手話の歴史も交えて話をしていただきました。

    手話あいさつ

    実践ではまず、あいさつから…


    カーテンを開けるようなしぐさと、両手のひとさし指同士をおじきさせるようにして、「こんにちは!」
    あいさつなので、相手の目を見て表情豊かに伝えることがとても大切です。

    手話講義

    聴覚障害を持つ方が日常生活で大変だと感じる出来事、特に災害時にはストレスが多くかかってしまう事実など、皆さん真剣に耳を傾けました。

    手話グループ別

    講義の後はグループに分かれて、手話での自己紹介を教わりました。
    漢字を組み合わせて表現します。
    「そういうふうに表すんですね!」と、お互いに教え合う姿もちらほら。

    手話コーラス

    最後に、手話コーラスで「翼をください」を皆さんで歌いました。
    手話で拍手は、手を頭の近くできらきらと動かす動作で表します。
    拍手喝采で今月の講座は終了しました。

     

    第7回 11月14日(木) 社会見学

    紅葉も色づいてきた奈良公園近くにある、奈良地方裁判所の見学に出かけました。

    裁判所内では写真撮影は禁止されていたため、今回は講座の様子を写真でお送りすることはできませんが、文章でお送りさせていただきます。

    裁判所に着いてから、部屋でドラマ仕立てのDVDを見ました。
    テーマは「評議」。裁判に関わることは、人の人生に深く関わることなのだと感じる内容でした。

    その後、法廷見学をしました。
    裁判長や書記官、それぞれの法服が置いてあり、着ることもできました。
    微妙に手触りも違うなど、発見がたくさんありました。


    最後に、裁判官の方にさまざま質問をさせていただき、裁判員制度について真剣に考える機会とすることができました。

    第8回 12月12日(木) 創作

    寒い日が続いてなかなか外に出るのがおっくう…

    そんな冬の季節だからこそ、心が明るくなるような創作活動をとのことで、今回は日本グラスアート協会インストラクターの岡本幸世さんを講師に迎え、グラスアート作りに挑戦しました。

    「グラスアート」とは、グラスにフィルムとソフトワイヤーを貼り付けることで、ステンドグラスのような美しさを、より簡単、安全に制作できるものです。


    写真は先生の作品です。とてもきれいですね!

    今回制作するのは、キャンドルホルダーです。
    中にろうそくを入れて飾ることも、観葉植物や小物を入れて飾ることもできます。
    クリスマスシーズンはもちろん、終わってからも飾ることができるデザインです!

    クリスマスカラーの緑と赤、お好きな方を受講生の方に選んでいただき、作っていきました。


    まずはフィルムを貼っていきます。
    空気が入らないように、専用の道具を使って、貼った後が花の形になるように切っていきます。

    フィルム周りに、ソフトワイヤーでふちをつけていきます。
    力を入れなくてもきれいに切ったりつけたりできるので、皆さんスムーズな手さばきで進んでいます!

    余ったワイヤーを組み合わせて、雪の結晶のような飾り付けもできました。
    ちょっとずつ個性が出て、同じ材料でもそれぞれの作品ができあがりました。

    第9回 1月9日(木) 環境

    今回は、奈良市環境部の職員と市民団体の方を迎えて、「ごみ減量キャラバン」を開催しました。

    「ごみ減量キャラバン」とは、限りあるエネルギーや資源を大切にするために、ごみの更なる減量をめざして、市民の皆さんと減量の手法について考え、意見交換をする場として、市が推進している取組です。

    まず、ごみの分け方と出し方について説明がありました。


    きちんとした分別を一人ひとりが心がけることによって、ごみ処理にかかる市の財政を助けることはもちろん、周囲にもよい働きかけとなって、心にもプラスになっているのではとの話に、ちょっとした心がけが大切なことだと考えさせられました。

    ごみ減量についての具体的なお話も聞くことができました。


    例えば、生ごみはしっかりと水を切って出すこと、さらに乾かしてから捨てることで重さがだいぶ違うそうです。


    紙ごみも、多くは雑紙として再利用できることや、プラスチックも再利用できるものがたくさんあることなど、すぐに見直しできることが多く、参考になりました。

    第10回 2月13日(木) 音楽鑑賞・閉講式

    最終回は、音楽鑑賞で締めくくりをしました。

    今回は「ヤトガ」の演奏を聴きました。

    「ヤトガ」とは、「モンゴル箏」とも呼ばれるモンゴルの楽器です。

    そのヤトガの日本人唯一の奏者として活躍されている、中西史子さんをお迎えしました。

    なんと!モンゴルの民族衣装で演奏をしてくださいました!

    まず、中西さんの自己紹介とともに、モンゴルで働かれていたときの話も交えて、演奏される曲の背景に触れながら説明がありました。

    いよいよヤトガの生演奏です!
    心の奥にしみこんでいくようなやさしい音が教室内に響きます。


    日本の琴と違い、膝の上に楽器を載せて、演奏者の指と爪だけで演奏をします。
    今回はヤトガのソロ演奏ですが、馬頭琴とともに演奏されることが多いそうです。

    モンゴル民謡などとともに、日本の「ふるさと」や「浜辺の歌」の演奏もありました。
    この2曲は、ヤトガで演奏できるように中西さんが曲をアレンジされたそうです!

    演奏を聴いた後に、今年の5月から始まった「女性講座」の振り返りを班ごとに行いました。


    もっとこうしていけたらよいなど、各班で話したことを一言ずつ発表していきました。


    この講座を通して得た仲間や情報、知識などを、皆さんの今後の生活にプラスにしていただくことを念願してやみません。

    受講生の声 (講座アンケートより、各回の講座の感想を紹介します。)

    (第1回 オリエンテーション)

    • 初めての女性講座出席でしたが、多くの方がいろいろと勉強されているので自分も頑張ってみようと思った。

    (第2回 自然観察)

    • よく訪れる公園でしたが、こうして専門の先生に説明していただくことで、又孫と行く時の楽しみが一層増しました。

    (第3回 天文)

    • 星座のお話は、子育て以来です。自分も子どもの頃、星の写真をとった事を思い出しました。

    (第4回 健康)

    • 暑い中、普段はなかなか体を動かす事がないので、初めは痛くて大変だったが少しやりはじめると、体中が目覚めてとっても気持ち良かった。
    • 教えてもらったツボ押しは、疲れたときにやってみるとスッキリする。

    (第5回 国際)

    • エピソードも面白く、知らない国へ行って見たいと思えた。

    (第6回 福祉)

    • 自分の名前が手話で出来て良かったです。手話が出来なくても口語で良いとのこと。手助け出来たらいいと思いました。

    (第7回 社会見学)

    • 初めて入る裁判所、普段経験の出来ない法廷の見学、 いろいろな所をさわったり机のそばまで行ったりと新鮮な経験でした。
    • 裁判制度のビデオを見せていただき、皆さん真剣に悩み考え、大変な事だなと感じました。

    (第8回 創作)

    • 思いのほか、簡単に仕上げられて手軽な趣味になりそうです。

    (第9回 環境)

    • 今回とても参考になり、今まで自分でしていたごみ分別が間違っていたことに知らされ、 今では実行してごみが3分の1に減りました。

    (第10回 音楽鑑賞)

    • 女性講座に参加させていただかなかったら、一生(多分)接する事ができなかった楽器です。素敵な音色でした!!

     

    約1年間の連続講座、参加してくださったみなさん、講師のみなさん、ありがとうございました!!

    来年度もお楽しみに!