こんな講座ありました(発酵食パワーでアンチエイジング)
- 更新日:2013年3月25日
- ID:3819
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発酵食パワーでアンチエイジング<都跡公民館:2013年1月23日(水)、2月6日(水)全2回>
塩麹や甘酒、味噌、醤油などの発酵食品は、腸内環境を整え、免疫力を高める効果があると言われています。
今回の講座は、これらの発酵食品を上手に取り入れ、体の内側から若さと美しさを保つ食生活をめざすことを目的として
開催しました。
糀と野菜、雑穀料理の店「花」のオーナーの北村あいさんをお招きし、塩麹や甘酒の作り方、発酵食品と
野菜や雑穀を使ったお料理を教えていただきました。
講座の様子【第1回:2013年1月23日(水)】
第1回目は、塩麹や甘酒を使った基本料理の講習です。
まず最初に、基本的な塩麹の作り方とコツを教えていただきました。
塩麹は塩と麹とぬるま湯を混ぜて発酵させるだけですが、
良い塩麹は35℃くらいの環境で作るのがベストとのこと。
仕込んだ塩麹は、各自持ち帰り、家庭で発酵させ
次回の講座の時に持参していただくことになりました。
続いてお粥で作る甘酒の作り方を教えていただきました。
お粥を炊いて麹を加え、時々混ぜながら
炊飯器の保温で約12~14時間。
保温機能を使うことで、温度管理の心配がなく
簡単にできるとのこと。
米以外にも、ひえやたかきびなどの雑穀で作った甘酒も
とってもクリーミーで美味しいそうです。
料理や調理方法の説明が終わり、
みんなで一斉に調理を開始。
とても手早く、あっという間に
本日のお料理4品が完成しました。
★塩麹漬け焼き鳥★
塩麹に12時間漬け込まれた鶏肉は
塩麹の旨み成分がいっぱい詰まっています。
焦げやすいので、弱火でじんわり焼くのが
ポイントです。
★リンゴと白菜の塩麹ゆず酢サラダ風和え★
リンゴと白菜に塩麹をまぶし、ゆず酢を加え
和えたら完成。
さっぱりといくらでも食べれる副菜です。
★豆腐の甘酒納豆麹添え★
納豆、甘酒、麦麹、醤油などの発酵食品の
パワーがぎゅーっと詰まったひと品です。
★ランチタイム★
野菜たっぷりの甘酒味噌汁と
塩麹を入れて炊いた雑穀ご飯を添えて
みんなで美味しくいただきました。
食事の間も、参加者からは北村先生に多くの質問が
投げかけられ、塩麹への関心の深さが伺えました。
講座の様子【第2回:2013年2月6日(水)】
第2回は応用編ということで、野菜の「陰陽」についてのお話から始まりました。
・陰性の野菜は、太陽を求めて上に向かって伸び、からだを冷やす。
(トマト、きゅうり、ナスなど)
・陽性の野菜は、地中へ向かって伸び、からだを温める。
(ごぼう、人参など)
野菜の皮や葉の部分にも栄養があり、旬の野菜を丸ごと全て食べることでからだのバランスがとれるとのこと。
「野菜は洗って土だけを落とし、皮付きのまま使ってくださいね。」
と先生。
2回目の講座とあって、調理しながらも、
参加者同士の会話も弾んでいる様子でした。
★大根の下ごしらえ★
塩麹を入れて煮れば、あく抜きの必要もなく
塩麹の旨みも浸み込み一石二丁。
★モチきびと冬野菜の白味噌シチュー★
冬野菜の栄養がいっぱいつまったスープに
モチきびを加えて煮込むことで、
ほどよいとろみが付きます。
塩麹、豆乳、白味噌で味付けして完成。
とってもヘルシーで栄養たっぷりのあったかシチューです。
料理の合い間をみて、北村先生には参加者のみなさんが持参した
塩麹の発酵具合をチェックしていただきました。
発酵がうまく進んでいるのかが分らないとの質問が多く、
ひとりひとりチェックし、アドバイスしていただくことで
疑問も解消された様子でした。
良い塩麹は、ひとさし指と親指で摘まんだ時に全体が
やわらかくすぐに潰れること。
★大根のバター醤油麹焼き★
下ゆでした大根をバターでこんがり焼き
醤油麹をからめると、とってもヘルシーなステーキになりました。
★甘麹ドレッシング野菜サラダ★
甘麹、塩麹、酢、サラダ油を混ぜて作った
まろやかな味の甘麹ドレッシング。
キャベツ、ニンジンなどの野菜にかければ
コールスロー風サラダの完成。
参加者の声
- 麹料理の奥深さに触れられて楽しかったです。
- いろいろな事が聞けて、今まで適当に使っていた塩麹の使い方が良くわかりました。
- 塩麹の作り方を教えていただき、これからの食生活に活かせます。
- 身体に良いお料理を教えていただき、良い先生でとっても満足です。
講座を終えて
今回の講座には5倍以上の申込があり、参加者の塩麹への関心の高さを実感しました。
塩麹は、すでに一昨年くらいからブームとなっていることもあり、自分で作っているという参加者も
たくさんいらっしゃいました。
ただ、作ってはいるが、思うように料理に使いこなせないという方が大半のようでした。
講座にご参加いただき、いろんな調味料や食材と組み合わせた使い方を学び、料理のバリエーション
を増やしていただくことができたと思います。
からだの中から健康になり、いつまでも若々しくあり続けるために、日頃の食生活にどんどん
発酵食品を取り入れていただきたいと思います。
お問合せ
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