こんな講座ありました(柳生の歴史を学ぶ ~柳生新陰流って?~)
- 更新日:2013年12月7日
- ID:4632
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柳生の歴史を学ぶ~柳生新陰流って?~<柳生公民館:2013年10月19日(土)>
柳生の里に、古より今なお脈々と受け継がれている古武道「柳生新陰流兵法」。
この講座は、その技を体験するとともに、「柳生新陰流兵法」についての理解を深めてもらうことを目的に開催しました。
講座の様子
初めに、剣豪小説『双眼』など数多くの時代小説の著者である多田容子さんに、『双眼』の主人公、柳生十兵衛像ができるまでのエピソードをお話していただきました。
柳生十兵衛は、テレビ番組「柳生一族の陰謀」で、千葉真一が演じた片眼に鍔(つば)をあてている姿が有名ですが、資料にも「隻眼(せきがん)」の十兵衛の肖像画が残されています。
『双眼』を執筆するにあたり研究された、十兵衛の生い立ちや十兵衛の人間像などもお話していただきました。
柳生新陰流二蓋笠会の皆さんに、柳生新陰流の演武を見せていただきました。
「ここはこれから道場になります。」と、講師の方から一言。
その一言で、講座室の空気は一変し、緊張感が走りました。
背筋を伸ばし、正座で拝見。
袋竹刀を打つたび、鋭くこもった音が講座室に響きました。
参加者の方も、袋竹刀を実際に手にしての体験。
座禅を組んで半眼で心を落ち着かせ、一礼。
さあ、いよいよ体験が始まります。
袋竹刀の持ち方や素振り、足の運びなど、基本から教えていただきました。
「柳生新陰流兵法」の極意でもある「輪(ま)の太刀」の演武を見せていただき、その後、講師の方を相手に打ち込みの体験をする参加者の皆さん。
足の動き、手(袋竹刀)の動きが、頭ではわかっていても、一連の流れになるとなかなかスムーズにいかず、皆さん四苦八苦されていました。
柳生の剣は、「殺人剣」ではなく「活人剣」であり、その活人剣の精神は、現代を生きている私たちにも通じる心であるというお話もしていただきました。
身も心もシャンとなった3時間でした。
参加者の声
- まさか竹刀を振るとは思っていなかったのでびっくりしましたが、すっきりしました。
- 技と心を磨き、今日よりも明日に向けて鍛錬することの大切さ、相手を生かす間合いについて学んだ。研修に身体を動かすことも大切だと思う。
- 楽しかったです。少し疲れました。
お問合せ
柳生公民館
住所: 〒630-1237 奈良市柳生町340番地
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