ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    こんな講座ありました(マチオモイ歩き~『がくえんまえ帖』をつくろう~)

    • 更新日:2014年4月13日
    • ID:4925

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    マチオモイ歩き~『がくえんまえ帖』をつくろう~<西部公民館:2014年3月1日(土)・15日(土)・22日(土)全3回>

    「地元」という言葉から、何を思い浮かべますか?

    「うちの地元は何にもないよ~」
    もしかすると、そのような第一声が出る方が多いのではないでしょうか。

    何もないように思える日常を、いつもよりゆっくり、視点を変えて見てみると、かけがえのない何かがたくさんあることに気づける…。
    今回の講座は、そんな「マチ(町)」への「オモイ(思い)」を形にして、新たな「地元の魅力」を見つけことを目的に開催しました。

    第1回 3月1日(土) 

    講師に、クリエイティブ・イントロデューサーの山本あつしさんを迎え、まず、山本さんたちが取り組まれている「マチオモイ帖」の活動についてのお話を伺いました。


    「マチオモイ帖」とは、日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などのクリエイターが、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、日本各地に眠る無数の価値を、それぞれの思いと共に小冊子や映像にして紹介するものです。

    山本さんが制作された、『しもみかど帖』が本日の参考資料。
    これは、ならまちの下御門商店街について取り上げた「マチオモイ帖」です。


    今回の講座を通して、西部公民館近隣の「学園前」周辺にスポットをあて、『がくえんまえ帖』を作るのが目標です!

    参加者同士で自己紹介をした後、「学園前」地域について、集まった皆さんで思いついたことを挙げて、共有していきました。

    おススメのお店や風景、駅や学校があることで生まれる出来事など…


    どこからどこが「学園前」というところなんだろう?
    町名でもなく、駅の周りという意味だけでもない、その人それぞれの「学園前はこんなところ」というイメージがあることを確認しました。


    自分の印象だけでは分からなかった、「マチ」の姿について深めることができました。

    第2回 3月15日(土)

    今回は西部公民館の外へ飛び出して、実際に近隣を歩く中で「学園前」の魅力を探しにいきます!

    西部公民館のある、西部会館1階エレベーター前です。


    皆さんおそろいですか?

    いざ出発!


    今回歩くコースは、西部公民館が立地している学園南が中心です。


    ルールは、学園南の町内から出ないこと!
    …というわけではないのですが、それくらいの身近な範囲で、「マチ」の魅力を見つけに行きます♪

    歩く中で「これは!」と思うものを見つけたら、それを切り取る作業をしていきます。


    写真を撮ったり、メモをとったり…お花を摘んでもいいかもしれませんね(笑)。


    この日は良い天気に恵まれ、外歩きに適した天気でした。

    ちょっと待って~!


    写真を撮ることなどに気をとられていると、皆さんはどんどん歩を進めておられました。
    学園前にも、こんなにのどかな風景が広がっていることを感じながら進みます。

    ただいま学園南3丁目付近。

    歩いていて気付いたことの一つが、学園南は坂道が多いということでした。


    受講生で普段近くをよく歩いておられる方から、「こっちもおもしろいよ」と教えていただいた道を行くなどして、新たな発見もありました。

    西部公民館前の、近鉄学園前駅まで帰ってきました。


    近隣には美術館も複数あり、文化の香りがする地域であることが感じられます。

    公民館に帰った後、歩いていて思ったことなどを話し合う皆さん。


    最終回は外歩きで見つけた材料を持ち寄って、発表し合います。
    どんな作品ができるのでしょうか?

    第3回 3月22日(土)

    外歩きで見つけた「学園前」について、最終回である今回は各人の発表を行いました。

    講師からのお題で、作品を3枚の紙にまとめてくるというのが宿題になっていました。
    たくさんある中から3つに絞り込むのも、なかなか大変な作業なのです…!


    皆さん準備はよろしいでしょうかー?

    発表の様子。

    近隣施設ということで、西部公民館について紹介してくださった方も…!
    当館のパンフレットに使わせていただきたいくらい立派な紹介文を作成いただき、感謝の思いです。

    「故郷の風景と重なるところを見つけることができた。」
    「こんな建物があったのに、今まで気付かなかったなあ。」
    「昔はこんな風だったなあと感じる景色があって、私にとって思い出し歩きになりました。」

    同じ道を歩いていても、人によって思うこと・感じること・見つけることが、それぞれ違うということが新鮮でした。

     

    今回作った『がくえんまえ帖』は、奈良県立図書情報館で2014年4月8日(火)〜26日(土)に開催される「わたしのマチオモイ帖~奈良・和歌山・三重編~」に、「マチオモイ歩き『がくえんまえ帖』」として、特別に展示されることとなりました。

    また、会場では講座の様子を映像で流しています。その映像はこちらからも見ることができます。

    お近くにお越しの際は、『がくえんまえ帖』をぜひ一度ご覧ください。

    受講生の声(講座アンケートより)

    • この地域で良いところを見つけるのはむずかしいと思っていたが、よく見るとあるものだ。(男性)
    • 学園前近辺は表道ばかり通過するのみで余り知らなかったので、いろいろと一人でも歩いてみようと思う。(女性)