ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    館長が語る(平城東公民館)

    • 更新日:2021年5月14日
    • ID:11321

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    平城東公民館館長 泉森 由貴(いずもり よしたか)

    「暮らすまち 平城東」

    今日も美しいコーラスの歌声が桜並木の遊歩道まで響いています。

    思わず、足を止めて聴き入ってしまいます。


    平城東公民館は平城山の丘陵地に建てられ、隣の朱雀小学校、平城東中学校、朱雀こども園とともに地域の学びの支援をしています。

    こんにちは。

    平城東公民館へようこそ。

    館長として着任して2年目を迎えました泉森由貴です。


    日差しが暖かなある日、ウォーキング講座の下見に出かけました。

    まちを知るにはまず歩いてみること。

    歩かないと行けない場所に行ってみることが大切です。


    約半世紀前に開発された平城ニュータウンは自然と暮らしが調和する穏やかなまちです。

    旧市街地にあるような田畑や河川、寺社仏閣やお地蔵さんもありませんが、徒歩でまちの間を行き来できる遊歩道や、緑が多く手入れされた花壇のある公園は至るところにあります。

    • 「グーチョキパー公園」
    • 「ジャンボ公園」
    • 「ABC公園」
    • 「Jボーランド」

    公民館に遊びに来る小学生から教わった街区公園の愛称です。

    訪れてみると、テニスをして過ごすひと、スポーツウェアを着こなして颯爽と歩くひと、レジャーシートに寝転がるひと。

    思い思いの過ごし方で日常を楽しんでいるようです。


    朱雀ふれあい公園

    草刈りを終えて汗を拭く白髪の紳士に出会い、話を聞いてみることにしました。

    「植物は手入れをすると答えてくれる。この花も、今年は足を止めて見てくれる人が増えた。カメラを構えてくれると嬉しいものだよ。」

    ニコニコと話すその姿に、このまちの美しさを保つ、ひとの優しさを感じることができました。


    ひとがひとらしく、持続的に生活するまちとはどんなところなのか。

    半世紀を振り返り、歩んできた道にこれからのまちづくりのヒントがあると感じています。

    平城東公民館全景

    この春から平城東公民館のある朱雀六丁目はゾーン30に指定されました。

    歩行者に優しく、皆が笑顔ですごすまち、平城東。

    このまちから今年度も「学び」を発信していきたいです。


    どうぞよろしくお願いいたします。

    あかみちに架かるレンガ造りの「うたひめ橋」。
    朱雀と左京をつなぐ架け橋です。

    素敵な設計を今に伝える平城東公民館の建築パース。
    館内に大切に保管されています。


    [2021年5月]