ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    館長が語る(平城東公民館)

    • 更新日:2022年7月6日
    • ID:12239

    平城東公民館館長 泉森 由貴(いずもり よしたか)

    「喜びをつくるまち」

    平城東公民館の館長を務めています、泉森由貴です。

    3年目の春を迎えています。


    皆さんはニュータウンというとどんなイメージをもたれますか。

    「新興住宅」とされる町は、都市計画に基づいた真新しい町並みで、洗練された景観。

    でもひとのつながりは、どこか希薄でドライなもの。

    私はこのまちに配属されるまでそんな印象を持っていました。

    でも、地域の方とご一緒して、いろいろな活動にお邪魔するとそんなイメージは大きく変わりました。


    先日「ふれあい居酒屋」という朱雀の行事に訪れたのですがコロナ禍にかかわらず、たくさんのひとで賑わっていました。

    ここは簡易テントとパイプ椅子でつくられた手作りの空間です。
    おでんの匂い、焼き鳥、餃子の焼ける音。
    マスク越しでも解る満面の笑顔。
    感染対策と決められた時間を守り、ルールづくりもできています。

    お客さんとして参加されている方が楽しそうなのはもちろんのこと、自治会がよびかけた有志のボランティアスタッフの嬉しそうな表情がやさしくあたたかい雰囲気を作っていました。

    普段はご近所同士で、こういったイベントを通して仲間になっていく。

    まちづくりや有事の際の防災対策の根っことなる部分がここにあるんだと感じたひとときでした。

    終了後のSNSには、「スタッフとして楽しかった」と発信される方や「これだから地域活動はやめられない」とコメントするひとも。

    コロナだからあきらめるのは簡単だけど何もしなければ何も始まらない。

    地域活動を通じて、ひとのつながりと喜びをつくる活動が求められ、行われていることに心を揺さぶられました。

    公民館にいま求められているのは、そんな場所なんだろうと感じます。

    平城東公民館スタッフ

    まちを知り、その場所に寄り添った公民館活動。

    今年度も一歩ずつ、地域と、職員と一緒に歩いていきたいです。

    平城東公民館をどうぞよろしくお願いします。

    朱雀ふれあい公園

    あかみち

    あかみちに架かるレンガ造りの「うたひめ橋」。
    朱雀と左京をつなぐ架け橋です。

    素敵な設計を今に伝える平城東公民館の建築パース。
    館内に大切に保管されています。


    [2022年7月]