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こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・田原―大人の稲作―)

[2018年10月16日]

ID:9189

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プチ田舎暮らし・田原―大人の稲作―<田原公民館:2018年5月9日(水)~9月14日(金)全6回>

「究極の農業体験」

田原公民館では毎年、「畑シリーズ」と呼ばれる農業体験事業を展開しています。

2017年度は里芋作り、2016年度は小豆作りでした。

2018年度の計画を練っていた昨年7月。

田原公民館で開催した「おしゃべり会」で、参加者の方から「米作りをするのが夢です」との話がでました。

盛り上がった皆さんが口にしたのは「米作りは究極の農業体験」というものでした。

それを発端としたこの講座。

田原は米どころ・茶どころです。

何百年も作られてきた米の作り方の一部を体験し、一連の稲作の流れを学習することを目的に、全6回の講座を開講しました。

シーサーくんの稲作体験

今回の振り返りを、愛らしいキャラクター「シーサーくん」にしてもらおうと思います。

シーサーくんは沖縄からやってきた頑張りやさん。

受講生の奥野さん(左京在住)が体験した6回の出来事を、シーサーくんが楽しい絵と語り口調で紹介してくれます。

タイトル

シーサーくんと共に稲作体験です。

日程と内容

5月の開講から9月まで。
全6回のプログラム一覧です。

5月9日(水)開講式と田植え

まずは、「米作りとは」の話から。

今日の田植えまでの田んぼの様子を教わります。

田おこし、代掻きなど聞きなれない言葉を一生懸命メモをする20人です。

講師紹介

「この日は肌寒いくらいでした。」
「でも暑いより助かった。」
「お昼のお味噌汁と漬物がとってもおいしくて、おにぎりと一緒にいただいた。」
「楽しい時間でした。」
「田植えは大変だけど成長が楽しみでワクワクして植えた。」

6月7日(木)草刈り

草刈り作業

3本ずつ植えた苗が、数も増え少し大きくなっていました。
がんばれー。

6月6日は、あいにくの雨。
6月7日に延期して、初めての草刈りを実施しました。
鎌を使う人、手で草むしりする人。
職員は草刈機で作業を進めました。

7月18日(水)草刈り・案山子作り

草刈りと案山子づくり

ギラギラの太陽、連日の猛暑です。
稲は40センチメートルくらいまで成長しました。
草刈りだけじゃなく、今回は案山子を作ることになりました。
木を組んで体を太らせて、衣装を着せて、かわいい4体が完成しました。
案山子さん、暑いけどしっかり見守ってね。

8月29日(水)草刈り

草刈と稲くくり

もうすぐ稲刈り。
力強く育っていますが、先日の台風で一部倒れてしまいました。
今回は草刈りと、倒れた稲を起こして、藁で結んで立てる作業をしました。

この作業の後、大型台風21号が来襲しました。
関西各地に大きな被害をもたらしたこの台風は、ほとんどの稲を倒してしまいました。
早い稲刈りが望まれます。
穂先が水に浸かると、芽が出る危険性があります。

台風直後の様子

案山子も一部、飛ばされてしまいました。

9月12日(水)稲刈り中止

稲刈りができない。

稲刈りを予定していた9月12日。
大雨のため、決行を断念。
もし、雨のなか刈ってしまうと、脱穀の時にコンバインを詰まらせてしまうことがあるからです。

9月13日(木)コンバインによる稲刈りと藁くくり

コンバインで稲刈り

週末がまた雨天の予報で、一日雨が降らない日がこの日しかなかったため、急きょ稲刈りを実施することになりました。
刈り遅れは米に良くないのです。
コンバインで刈りこんで、参加者は補助作業。
その後、藁をくくって立てておきます。

9月14日(金)乾燥、籾摺りと袋詰め 閉講式

刈りこんだ米は籾のまま、乾燥機に運ばれます。
乾燥時間は自動設定。
機械が示した時間は14時間でした。
乾燥が終わると、いよいよ籾摺り作業です。

最終回、後片付けとかまど炊きごはん

かまど炊きごはんは、柴でゆっくりと炊いていきます。
田原産の野菜を入れた大鍋の味噌汁と一緒に、最高のごちそうとなりました。

さあ、いよいよ昼食時間。
部屋中にかまど炊きの香ばしい炊き立てごはんのにおいが広がります。
十分な量を炊きました。
皆さん、どんどんとお代わりします。
まずは、白米のまま、そして漬物とともに、さらに生卵をかけて。
米の甘みを口いっぱいにかみしめました。
ごはんの時間は受講生同士の楽しいおしゃべり。
苦労した思いも、大変だった時間も、みんなこの味のためだったんですね。


シーサーくんの稲作体験。

紙芝居風の記録絵を大きくしてお楽しみください。

シーサーくんの稲作体験

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今回の取れ高は15本(1本は30キログラム)。
米は30キログラム袋に入って運ばれますが、10キログラムずつ小分けにしないと使えません。
皆さんで、工夫して小袋に仕分けていきます。
力仕事も米作りのうちです。
息がぴったり合ってきました。

そして、閉講式。

昨年のおしゃべり会で発案されたこの企画。

皆さんの笑顔とともに閉講しました。


参加者の声とまとめ

ご自身で育てた米を持った皆さんは、目を輝かせて帰って行かれました。

最後に、参加した皆さんの声をお届けします。

  • 米作りの難しさがわかりました。
  • 稲作などの農作業に関心があった。楽しく体験できた。
  • 家庭菜園はやっていますが、米作りはできないのでチャレンジしました。
  • 自然のなかで時間を過ごせることがうれしい。
  • 田んぼや畑に憧れがあり、どんどん田舎暮らしを体験したいです。でも田畑は本当に苦労の上にあるのだと思った。
  • 夏の草刈りなどいろいろと大変なことがあったけど、米のありがたみがわかりました。
  • これからも田舎体験が楽しめるものを期待しています。

などの意見をいただきました。


田原の語源は「俵」だという説がありますが、田原と米作りは切っても切れない関係です。

このおいしい味を出すには、八十八の工程があり、各工程に人の手間がかかっていることを、改めて実感した講座になりました。

この講座をきっかけに、田原の米がブランドとして羽ばたくことを願って。


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