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こんな講座ありました(おしゃべり会in平城東公民館 ~地域とともに公民館がありつづけるために~)

[2018年7月10日]

ID:8883

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おしゃべり会 in 平城東公民館 ~地域とともに公民館がありつづけるために~<平城東公民館:2018年4月28日(土)>

2016年度に中部公民館で開催した講座、「公民館って、どんなとこ?」。

市民のみなさんと職員が一緒に、公民館の設置目的や役割を学び、共に語り合うことをとおして、これからの公民館の在り方について考えることができました。

参加したみなさんからは好評をいただき、このような会を続けて開いていけばどうか、との声がたくさん寄せられました。

そこで、もっと市民のみなさんと語り合う機会を作るために、2017~2018年度の2年間をかけて、奈良市内の全24公民館で、おしゃべり会を開催することになりました。

今回、平城東公民館では、「地域とともに公民館がありつづけるために」をテーマとして開催。

おしゃべり会の基調となるお話を、当公民館でおなじみの歴史研究家、中島弘(なかじま ひろし)さんにお願いして、「おしゃべり会 in 平城東公民館」が幕を開けました。

「私と公民館との関わりからお話ししようと思います。」
いつもの穏やかで優しい口調で話し始めた中島弘さん。
卒寿を過ぎても、歴史研究の諸活動に情熱を注いでいらっしゃいます。

おしゃべり会の様子 第1部

中島弘さん 「私と公民館~地域とともに公民館がありつづけるために~」

奈良県の公立学校の教員として、自治会長として、歴史研究家として公民館と関わってきたことを踏まえ、公民館の昔とこれからについて語っていただきました。

リラックスできるカフェのような雰囲気をめざしました。

【お話の要旨】

  • 定年退職後、公民館で講座を頼まれるようになり、現地学習を多く取り入れてきた。バスを借りて、遠方へ出かけることもあった。
  • みんなと共に体験できる。新しいものの発見ができる。そんな場を与えてくれるのが公民館である。
  • 人に教えるには、自分が勉強しなければ。だから、私が勉強する機会を与えてもらった。

【中島さんの提言】

  1. ITが発達し、集団学習をしなくても情報を集められる時代になった。「実際生活に即する教育」という公民館事業の文化が衰退する懸念をもとう。
  2. 平城東公民館は、恵まれた歴史・風土の中に立地している。そのことを生かしていこう。
  3. 私たちの公民館として、自主事業を追求してほしい。そのために、さまざまな講師を養成していくことも大切だ。

「お話をする準備をしていると、自分のしてきたことが次々に思い出されてきましてねえ。嬉しかったですよ。お引き受けして。」と話す中島さん。

この地が恵まれた歴史・風土であることがうかがえる中島さんの資料。
みなさんじっくりと手に取って見ています。
「見せたい資料を選び出すことも、事前準備での楽しみのひとつでした。」と中島さん。

こちらは資料のひとつ
「平城京附近推定圖」

おしゃべり会の様子 第2部

(1)ワークショップ「わたしの公民館曲線」

ワークシートに曲線を描いてグラフ化。自分の公民館との関わりを振り返りました。

関わりを確かめることで、これからの公民館のあり方を考えるきっかけとなりました。

図に描くことで、自分の発言に根拠と自信をもつことができたのではないでしょうか。

ワークショップ「わたしの公民館曲線」を、いろいろ思い出しながら描いてみます。
「う~ん。あれは、いつ頃のことだったかしら?」

(2)ワークショップ「平城東公民館の未来予想図(ドリーム・マップ)をつくろう」

  1. こうなってほしい世の中、地域(5年後を目安に)【ことがら】
  2. 平城東公民館に必要なもの、欲しいもの【もの】
  3. 笑顔にしたい人(家族・仲間・友人・知人など)【人】
  4. 平城東公民館のありたい姿、あってほしい姿、目標、夢。

KJ法を使って、思うことを自由に付箋に書き、貼りつけていきました。 

おしゃべりが広がっていきました。

「これが未来予想図です。」
「みなさんで作っていきましょう。」

(3)未来予想図を参考に、自由なおしゃべり

「こんな公民館であってほしい」「公民館とわたし、これからの関わり」が語られていきました。

職員は、進行と記録を担当しました。

自分と公民館との関わりを話す参加者のみなさん。
かつての記憶が次々によみがえり、話に花が咲きます。
「以前ね、中島さんからこんな話を伺ったんですよ。『公民館・図書館・百貨店へ行きなさい』って。」

「完成しましたね!」

こちらが、平城東公民館の未来予想図(ドリーム・マップ)です。

(4)館長の話

今日の話のポイントとキーワードの紹介をして、内容を全員で共有しました。

未来予想図(ドリーム・マップ)に書かれていたこと

こうなってほしい世の中、地域(5年後を目安に)【ことがら】

  • 誰にでもやさしいまち。
  • 誰とでも話せる世の中、公民館。
  • 若い人たちが楽しく過ごせる地域、若い人も老いた人も同じ話題づくりができる。
  • 子どもが元気、母が元気。笑顔あふれる。
  • 困った時に助け合う。
  • 自然をこれ以上こわさない。

平城東公民館に必要なもの、欲しいもの【もの】

  • マイクロバス。
  • バリアフリーな空間。
  • 家で不要になった本、自由に活用できれば・・・。
  • 子どもの居場所。
  • いつでも気軽に話せる場所。
  • 誰でも来館できる空気。

笑顔にしたい人(家族、仲間、友人、知人など)【人】

  • 公民館に集う集わないに関わらず、多くの人。
  • 自分だけひとりぼっちと思っている人。
  • 家族(孫や子ども)。
  • ひとり暮らしのお年寄り。
  • 父子家庭で習い事やバンビホームに通えない子ども。

平城東公民館のありたい姿、あってほしい姿、目標、夢。

  • 誰もが立ち寄れるところ。
  • 学校にはない地域の入口。
  • 設備が整っている。
  • 主催講座の予算増。
  • 自主グループに関係なく趣味ができる場所。

参加者の声

  • 楽しく過ごさせていただきました。
  • とても充実した時間をありがとうございました。
  • 中島さんの話を聞いていて、歌姫の歴史、平城京の歴史がよみがえってきました。
  • こんなことを聞くのはちょっとなぁというようなことを聞ける講座もあるといいです。
  • 万葉集の講座も聞きたいです。

講座を終えて

今日のおしゃべりは、地域のみなさんや私たち公民館職員の宝物だと思います。

私たちは、これを今後5年間の公民館運営に生かしていかなければならないと考えています。

公民館がずっとこの地域にあり続けるために。

1人ひとりにとって、そして地域にとって、公民館が大切なところであり続けるために。


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