こんな講座ありました(はじめての一句~俳句を楽しく学ぼう~)
- 更新日:2018年10月14日
- ID:9138
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はじめての一句~俳句を楽しく学ぼう~<生涯学習センター:2018年8月29日(水)~9月5日(水)全2回>
テレビで芸能人が俳句を作っているのをご覧になったことはありますか?
「俳句は季語があって難しいんじゃないの?」「先生にいっぱいダメ出しされるんじゃ・・・?」と思っていませんか?
5・7・5のなかに自分の感動をとじこめ、いろいろな方と共有できるのが俳句です。
ルールさえ学んだら、俳句は自由で、難しいものではありません。
この講座では、生涯学習センターで活動されている自主グループの「鹿火屋奈良句会」のみなさんを講師に迎え、俳句の楽しみ方を学びました。
第1回:8月29日(水)
俳句の基本として、5・7・5の文字数や季語について、資料をもとに先生からお話しいただきました。
また、句会では下の名前で呼び合うのが慣わしとなっていることもお話しくださいました。
この日の題材として、先生が写真を持って来てくださいました。
「枝豆」「コスモス」「さんま」「鹿」の写真でした。
「鹿」は年中いますが、俳句では秋を表す季語になるそうです。
俳句を作ることを「作句」といいます。
作った句を短冊に書いて提出します。
俳句を短冊に書いて提出することを「出句」といいます。
写真は、短冊にどのように書くのかを説明しているところです。
短冊には番号を書くスペースと名前を書くスペースを空けて、作った句を書きます。
「出句」のときには番号と名前は書きません。
「出句」のあと、句会では「清記」といって集められた短冊を裏返し混ぜ合わせて清記用紙に書きます。
今回、多くの方に受講いただき、68句の俳句ができました。
これらの句を清記用紙に書き写していては時間がかかるので、この講座では短冊に書かれた俳句をバラバラに並べ、印刷しました。
みなさんの俳句を読んで「選句」をします。
「選句」とは清記用紙(今回は印刷した用紙)から自分が良いと思った句を選び、選句用紙に書きます。
講座では68句の中から5句選びました。
自分の句は選んではいけません。
みなさん真剣な面持ちで、俳句を読んでおられました。
選句用紙を集めたあと「披講」へと移ります。
「披講」とは披講者が集めた選句用紙の選句者と選ばれた句を発表することです。
この講座では句を詠まれた人は自分の「名」を大きな声で言います。
そこで初めて誰が句を詠んだかがわかるようになります。
このあと「成績発表」「講評」と続くのですが、それは2回目に行いました。
この日は家で俳句を3句作るという宿題が出ました。
第2回:9月5日(水)
この写真は前回の披講で多く読まれた句を先生がまとめてくださったものです。
一番下に書かれている数字が、「選句」で選ばれた回数になります。
成績表を見ながら「講評」を行っています。
よくテレビで見る、「ここを直して」とか「季語が2つある」などのようなことはしません。
句会では、それぞれの句の解釈を聞いてみるそうです。
本来、俳句は作った人のものなので、他の人が修正したりすることはなく、成績の良かった人の句を読んで、勉強していくそうです。
前回に出された宿題の句を短冊に書き、「出句」していただきました。
前回同様、「清記」のかわりに用紙に貼り付け、印刷をしました。
題材は「枝豆」「コスモス」「さんま」「鹿」ですが、他の季語でもよいとのことでした。
力作ぞろいでした。
「選句」では、前回にも増して、受講生の方々は真剣に選んでおられました。
句の良し悪しではなく、その読み手の経験や体験、実感したことがもととなり、人は句を選んでいくそうです。
「鹿火屋奈良句会」の会員の方が選句表を回収してくださっています。
この講座は「大人のための自主グループ体験」ということで、会の方がお世話係をしてくださっています。
集めた選句用紙の選句者と選ばれた句を発表しています。
句を読まれた人は、自分の下の名前を言うのですが、同じ名前の方や似た名前の方がおられたので、「鹿火屋奈良句会」の方々がどの句を読まれたのかを注意深く確認して成績をつけておられました。
成績発表をし、質問の時間となりました。
句を作られた方に句を思い浮かべた情景を聞く方もおられました。
最後に、「鹿火屋奈良句会」の活動についてお話していただき、講座を終了しました。
講座終了後、参加者からは・・・
- 何の知識もなく参加しました。身構えず・・・と言っていただいたのでなんとかできました。ありがとうございました。他の方の句で勉強になりました。(40代・女性)
- 年齢を重ねてきて、自分を見つめるのに大変良いと思います。(70代・女性)
- まったくの初めての俳句でした。もう少し続けてほしいと思いました。(70代・女性)
- 句会のあり方がわかり面白く聞かせていただきました。(70代・女性)
- PHP誌で夏井いつき先生の連載が1年間ありそれが終わったところに今回の案内、面白そうなので参加させていただきました。分からないなりに楽しかったです。今は指を折って17文字で気づきを成したいと思います。(70代・男性)
また、「参考になった」「もっと続けたい」等といった声も聴きました。
「鹿火屋奈良句会」の活動時間に見学に来られた方もおられました。
「鹿火屋奈良句会」以外にも、生涯学習センターでは多くの自主グループが活動しています。
何か学びたいと思われた方は、ぜひお気軽にお問合せください。
お問合せ
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電話: 0742-26-8811
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