こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―吊るし柿作り―)
- 更新日:2019年1月24日
- ID:9283
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プチ田舎暮らし・月ヶ瀬―吊るし柿作り―<月ヶ瀬公民館:2018年11月9日(金)>
奈良市では、奈良市東部地域において地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより、生きがいを感じ、就農へのきっかけとなることを目的として、アクティブシニア農業体験事業「プチ田舎暮らし」を開催しています。
今回は、干すことで栄養価がアップすると言われている干し柿の作り方を学びました。
講座の様子
当日の天候は雨の予報だったので、前日に柿の収穫をしました。
今年の夏は雨が多かったので、柿の実りがかなり悪く、できるだろうかと心配していました。
でも、十分に収穫することができました。
最初に柿を枝からはずして、1人30個ずつ綺麗な柿をとり分けました。
「へた」のまわりにある「がく」を綺麗に取り除きます。
左側は串に刺す柿で、右側は縄に吊るす柿です。
左はへたから枝をとっていますが、右側はへたに枝がついています。
処理方法が違います。
さあ、柿の皮をむきましょう。
渋柿がヌルヌルしてむきにくいので苦戦している方に、講師と職員がお手伝いをします。
渋柿の渋が服に付くと必ずシミになるので、要注意です。
この頃はナイロン紐が多いようですが、この日は藁をなうことにしました。
初体験の方もおられ、なかなか難しいようです。
風情がありますね。
綺麗にむくと次は熱湯に通して、かびが生えないように処理をします。
その後、竹串に柿を刺していきます。
先に6個真ん中に刺して、縄に通して、端は2個ずつ、2・6・2と刺します。
「にこにこと、仲睦まじく、(2個、2個、中6個)」と縁起が良い刺し方です。
ほら、こんなに綺麗に出来ました。
風通しと日当たりの良い所で4週間ほど乾かしましょう。
甘くなって来ると鳥が狙いにきますから要注意です。
職員の家では、1度、盗られた経験があるので、ネットをかぶせるようにしています。
楽しみですね。
なぜ、渋い柿を干すと甘くなるのでしょう?
それは、渋の回りに澱粉が巻き付き、澱粉が糖質に変わることで、舌が甘く感じるのだそうです。
「干し柿はポリフェノールを含んでいて、食べると病気にかかりにくい体を作る」と講師の方に教わりました。
まさに「柿が赤くなれば、医者が青くなる」のことわざ、どおりですね。
参加者の声
- 干し柿が大好きで自分でも作りたいと思っていました。大変楽しかったです。
- 藁をなうのは初体験、楽しかった。渋柿の活用が気に入った。素晴らしい。
- 上手にできました。楽しかった。
- 柿むきは、妻の偉大さと皆さんの協力に感謝。
- 吊るし柿作りをやりたかったので、申し込みました。上手く出来ました。
- 想像していた干し柿と違い本当に楽しい。
- 先生の生活の知恵を聞きながら、楽しく作業が出来た。
- お正月の用意が出来ました。
- 柿のことをいろいろ教えていただき、勉強になりました。
お問合せ
月ヶ瀬公民館
住所: 〒630-2302 奈良市月ヶ瀬尾山2815番地
電話: 0743-92-0346
ファックス: 0743-92-0346
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