こんな講座ありました(サロンコンサート ~相撲甚句 三月場所~)
- 更新日:2019年6月24日
- ID:9601
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サロンコンサート ~相撲甚句 三月場所~<生涯学習センター:2019年3月16日(土)>
サロンコンサートは、生涯学習センターにある「交流サロン」を有効活用するために、奈良市内の24の公民館(生涯学習センター・公民館)で活動されている自主グループや地域の教育団体の活動発表の場として提供するものです。
また、自主グループの日ごろの学習成果を市民の皆さんに披露し、音楽を通した交流の機会となるように開催しています。
今回は、西部公民館で活動されている「平城山相撲甚句会」の皆さんが、「~相撲甚句 三月場所~」と題して開催しました。
相撲甚句とは、大相撲文化のひとつで、力士によって歌い継がれた伝統文化のひとつです。
哀調のある独特の節回しが魅力です。
この日は、寒の戻りで寒い一日でしたが、多くの方が足を運んでくださいました。
まずは前唄「土俵のャ」と「さらばャ」から始まりました。
相撲甚句は、一番最初に前唄・後唄を謡い、その後に本唄・囃子唄を繰り返します。
人数によって、本唄の数が増えることもあります。
三月場所は、大阪で開催されていましたので、最初の本唄に「大阪名所」が謡われました。
歌詞の中には、大阪城や通天閣、中の島や道頓堀など、馴染みのある場所が出てきます。
囃子唄には「緋鯉に真鯉」を謡いました。
囃子唄は、「アー緋鯉に真鯉は池の鯉 男と女は色恋で 相撲とりゃ 土俵で ドスコイ ドスコイ」と韻をふんだり、言葉遊びが楽しい唄です。
よもやま話では番付表について解説されました。
番付表は行司が書きます。
越前和紙に約650人の力士の名前が書かれているそうです。
朝青龍の甥の豊昇竜や、幕下51枚目の大鵬の孫である納谷の活躍に注目しているとお話しされました。
2019年は新弟子が40人ほど入ったそうです。
46部屋ある中で16部屋は関取がいないそうです。
これからの力士の活躍に期待したいところです。
ミニ相撲甚句教室では、「花づくし」を謡いました。
何度も相撲甚句のサロンコンサートに来ている方もおられ、節回しを少しずつ覚えておられるようです。
何人かの観客の方が前に出られて、元気なお声で平城山相撲甚句会の皆さんと一緒に甚句を謡われました。
アンケートには……
- 相撲甚句を初めて聞き、特に女性の甚句は大変めずらしく良かった。甚句の内容がわかってとてもよかった。(70代・男性)
- たいへん楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。次の機会にまた参加します。(70代・男性)
またこのようなお声もありました。
- 今回は風景スケッチ展も見られて良かったです。(無記名・男性)
この週は、交流サロンの横にあるギャラリーで風景スケッチの展示があり、たくさんの方々に甚句とスケッチの鑑賞を楽しんでいただくことができました。
「こんなコンサートをもっとしてほしい」「もっと回数を多く開催してほしい」というお声が多数寄せられています。
奈良市の公民館で活動されている自主グループや教育団体の皆さんからのサロンコンサートのお申込みをお待ちしています。
お問合せ
生涯学習センター
住所: 〒630-8357 奈良市杉ヶ町23番地
電話: 0742-26-8811
ファックス: 0742-26-8813
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