こんな講座ありました(HSCってなぁに!?~あなたらしく輝くすてきな個性~)
- 更新日:2019年5月8日
- ID:9603
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HSCってなぁに!?~あなたらしく輝くすてきな個性~<三笠公民館:2019年2月7日(木)>
人間の発達って凸凹があって、おしゃべりも歩くことも遊ぶことも、早くできるようになる子もいるし、ちょっとのんびりした子もいる。
大人もそんなところがありますよね!?
わたしたちが生きる現代社会において、子どもや大人の「発達障がい」という言葉がよく聞かれるようになりました。
自分たちが思うより多くの人が、なんとなく生きづらさを感じて生きている・・・なんてこともあると思います。
この講座では、発達障がいではありませんが、「HSC(HighlySensitive Child)=ひといちばい敏感な子」と言われる気質の子の特長について学びました。
※奈良市では、子どもや家庭を取り巻く諸問題の解決をめざし、「家庭教育サポートネットワーク支援事業」に取り組んでいます。
この事業は、(公財)奈良市生涯学習財団が実施しました。
前半:発達支援コーチ 松生茜さんの講演「HSCってなぁに!?~あなたらしく輝くすてきな個性~」
自己紹介では、どのような経緯で発達支援コーチの資格を取得したのかというお話から始まりました。
そして、本題の前に松生さんのキーワード「脳・反射・感覚・発達」についてのお話。
脳と身体は繋がっている・・・脳幹覚醒、聞ける脳を作る体操についてなどの話を聞いて、本題に入りました。
実際のHSC(※大人の場合は、HSP〈Highly Sensitive Person〉)がどのようなものなのか概要をお話しいただき、HSCチェックリストで自分もしくはご家族の誰かをイメージして確認しました。
会場には、「自分ももしかしたら?」「自分の子もそうかも?」と思う節がある様子の方がいらっしゃいました。
その他にも、HSCの子どもがどのようなことで困っているのかを映像を見てイメージしたり、その子の個性を伸ばすにはどのようにしたらいいのかを考えたりする時間がありました。
後半:座談会・意見交換会
後半は、1~4の各テーブルで座談会・意見交換会。
それぞれ皆さんに、自己紹介と講演を受けての感想等を話していただきました。
講師の松生さんが会場全体を回ってくださり、質問に答えてくださいました。
いずれのテーブルも話が盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていきました。
座談会の後で、各テーブルでどのような話が出たのかを発表してもらいました。
発表から見えたのは、
「HSCのことを知らなかったら、ただ『なぜ?』と子どもにイライラしていた。知ることで、少しは子どもの思いに寄り添えるようになりたい。」
「子どもに大人の考えを押し付けるのではなく、選択させることが成長につながるということが分かった。」
「子どもの敏感さをいかに緩和させるか、気を緩ませることができるかが大人のできること。」
「大人も子どもも自己肯定感を高めることにより、相手のことも尊重できるようになると感じた。」
参加者の皆さんで意見を共有する時間をつくることができて良かったです。
参加者の声・・・アンケートより
- とても興味深いテーマで、話の内容もわかりやすく、良かった。実践できそう。座談会もすごく良かったです。(40代)
- 同じ思いのお母さん方との意見交換や考えを話せて良かったです♡(30代)
- 娘はHSCなんだと思います。関わり方、捉え方を聞くことができ、今後いかしていきます。そして、もっと勉強したいと思います。娘がHSCで困るかどうかは、私の捉え方が大きいんだなと感じたので、あたたかい大きな目で子育てしていきたいです。(30代)
- 大変興味のある内容でした。もう少し詳しく突っ込んだ内容だとより一層ありがたかったです。あたたかい目で個性を伸ばしていきたいと思います。親子とも自己肯定感!(50代)
- 講師の先生ご自身の体験を交えた話で分かりやすかった。大人の感覚(思い)で決めつけずに接していくことが大切だと思いました。HSCは病気でも障がいでもないということが理解できて良かったです。(60代)
他の皆さんからも、同じようなお声をたくさんいただきました。
全体をとおして・・・
参加された皆さんは、「自分自身もそうかも」「自分の子どももそうだな」という気づきになったと同時に、「ちょっとホッとした」という感想がありました。
HSCは、病気ではないので、治療方法も薬もない。
ただ、周りの大人がいかにその子が安心して過ごせる環境を整えるかが大事。
参加された方々から、「またこのような機会(座談会・意見交換会)を作って欲しい」とのお声をいただきましたので、また何か企画できたらと考えています。
この講座を通じて、改めて子どもたちの成長をあたたかく見守る「地域の大人」が増えたら・・・と感じました。
そこにいる子どもがHSCや発達障がいであろうとなかろうと、大人が子どもと対話をして尊重し合える家庭・地域づくりをしていけたらいいですね。
自分の子どもが、地域の子どもたちが、そして大人である自分自身も・・・「自分らしく」個性を発揮できる。
そんな環境をつくるためにはどうしたらいいのかを、みんなで考えるいい機会となりました。
講師の松生茜先生のFacebookページはこちら↓
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=637006696751209&id=360041664447715お問合せ
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