こんな講座ありました(いのちの講座 ~いのちを生きる自分~)
- 更新日:2019年5月30日
- ID:9613
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いのちの講座 ~いのちを生きる自分~<平城東公民館:2019年3月14日(木)>
自殺や虐待のニュースに触れる度に、多くのみなさんが心を痛めておられることと思います。
残念ながらこの問題は増加傾向にあり、個人としても地域としても、見逃すことができない課題であることは周知の事実です。
そこで、生きていく上で避けて通ることができない「いのち」についての話を聴き、「いのち」について考え、その大切さと尊さを再確認することができないかと考え、この主催講座を企画しました。
講師の藤原佳世さんは、スクールカウンセラーとして活躍中の臨床心理士であり、当館の2018年度の主催講座「シニアからの教養講座」第1回でも人気を博した講師です。
今回は、藤原さん自身の衝撃的な体験を語ることやワークショップを織り交ぜながら、参加者と共に「いのちを生きる」ことを考える時間となりました。
藤原さんは、共感という言葉を大切にしていらっしゃいます。
千葉の虐待致死事件などを例にとって、「自分に重ねる勇気のない人には、共感も生まれない」と話されました。
また、共感と同調は異なると語り掛けられました。
ワークショップの様子です。
強盗・ストーカー・あおり運転の3つの事例をもとに意見交換をしました。
共通する問題(話題)だからでしょうか、初対面でも、すぐに会話が弾み始めました。
職員が、ワークショップの3つの事例を整理して視覚化してみます。
藤原さんは、深まる意見交換に耳を傾け、そして見守ってくださいます。
グループでの意見交換の内容を代表者が伝え、みんなで共有しました。
講座の最後に藤原さんは、
「大人の世界や子どもの世界で何かが起こるたびに、それらを自分のこととして捉え、自分の人生に重ねて考えることが、この世界を『生きる』ということではないか。」
と締めくくられました。
参加者の声
- 「いのちを生きる自分」に、元気と勇気を得られた。環境の変化にいかに対応できるか。大切なことである。
- 人は知らない間にこの世に現れ(出され)、人にもまれて悪戦苦闘して死んでゆく。その生き様を自分で最後に評価して終わりにしたいと思いました。生きる意味、残りの人生分を考えていくきっかけとしたいと思います。
- 平城東公民館の「いのちの講座」は、今まで2回受けましたが、どちらも大変良く、日々の生活にとても良い影響を与えてくださっています。また、お願いします。ありがとうございました。藤原佳世先生に大きな拍手です。
- 興味のある分野の講座を近所で開催してくださって良かったです。平城東公民館で以前にも、ストレスとの付き合い方、禅寺のお坊さんの講座などがあり、ありがたかったです。今回、体験談、具体的な例を挙げてくださり、分かりやすかったです。
- 最近話題となり興味のある内容を、感情論ではなく、専門的な考え方を中心に解説していただきました。はっとさせられる言葉がいくつもありました。
- 考えるきっかけをいただけたと思います。
- 参考になりました。
- たいへん良かったと思います。ありがとうございました。
平城東公民館は、「地域とともにあり、笑い声と笑顔があふれ、頼りにされる」を、運営のコンセプトにしています。
私たちにとって、最も大切な「いのち」。
奈良市の公民館は、これからも「いのち」に向き合う運営や企画を進めてまいります。
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