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あしあと

    こんな講座ありました(東洋古美術の鑑賞力を究める)

    • 更新日:2020年6月4日
    • ID:10495

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    東洋古美術の鑑賞力を究める<平城東公民館:2019年5月9日(木)~10月10日(木)全5回>

    大和文華館 が所蔵する東洋の古美術作品を実際に「みる」ことを通じて、生の作品を味わい、作品から受けたインプレッションが、みなさんの生活に潤いをもたらすきっかけとなれば。

    当館はこのような願いをもち、大和文華館の協力を得ながら、毎年この講座の開催を続け、素晴らしい美術品について学んでいます。


    この講座の特色は、展示を企画した学芸員から直接、話を聞けることにあります。

    前半の30分間は、講堂での学芸員の講義。

    後半は、およそ1時間、学芸員の説明を作品ごとに受けながら、展示作品を味わいます。

    その後は、時間が許す限り自由に鑑賞できます。

    「へえ~、そうなんだ。」というような担当学芸員ならではの深い見識に基づく詳しい話・エピソードなどが随所に語られます。

    毎回、大変好評をいただいている講座のひとつです。

    第1回:5月9日(木)平常展:茶の湯の美術

    それでは、「茶の湯の美術(別ウインドウで開く)」を鑑賞しに大和文華館へ!

    改めて大和文華館の紹介を少し。
    奈良市学園前にある美術館です。
    こちらが、広い駐車場の先にある立派な門扉です。
    この門をくぐると綺麗な坂道が待っています。

    ここです!
    豊かな緑に包まれたアプローチを上っていきます。
    とても、すがすがしい気持ちになります。

    坂道を上ると・・・建物が見えてきました!
    期待に気持ちがたかぶってきます。

    建物に近寄ってみます。
    特徴のある美しい外観です。
    一見の価値ありです。
    この中に、東洋古美術の至宝が展示されています。

    講義が始まる前の講義室の様子です。
    今日はどんな知識の泉にふれることができるのでしょう?
    開始が待ち遠しいです。

    椅子には配付資料が置いてあります。


    今日の案内は、学芸部係長さんでした。

    軽妙な語りに、私たちは茶の湯の世界にいざなわれていきました。

    各回、学芸員さんによって雰囲気が変わるのが、この講座の楽しみのひとつです。


    国宝の『雪中帰牧図』は実に立派な作品です。

    また、野々村仁清の作品『色絵おしどり香合』はとても愛らしいですね。

    身近に置いておきたいと思う人も多いのでしょうか。

    大和美術館では、レプリカが販売されていました。

    きっと人気のある収蔵品なのでしょうね。

    第2回:6月13日(木)平常展:知られざる?!大和文華館コレクション

    今回は、平常展「知られざる?!大和文華館コレクション(別ウインドウで開く)」を通して、およそ2,000件ものコレクションの中から、普段あまり展示されない考古遺品や絵画作品に出会ってきました。

    今回は、毎年お世話になっている学芸員さんの作品解説で、楽しみました。

    重要文化財の埴輪男子立像(古墳時代)の造形美に見入る人が多かったです。

    講義が終わって、展示室で解説してくださった本物の作品に会いに行きましょう!
    説明を聴いているので早く見たくなりますね。

    第3回:7月25日(木)特別企画展:福徳円満を求めてー 中国 元・明時代の華やかな工芸ー

    特別企画展 福徳円満を求めて―中国 元・明時代の華やかな工芸―(別ウインドウで開く)」を通して、中国元・明時代の陶磁器・漆器・染織など、華やかな工芸螺鈿や蒔絵を鑑賞してきました。

    「福徳円満」とは、福も徳も、欠けることなく満ちていること。

    満ち足りた幸福や財産への願いは、いつの時代にも、どの国や地域でも求められてきました。

    そして、それらの願いはさまざまな文様に託されて表現されてきたのです。

    作品解説は、学芸部課長さんが務めてくださいました。

    講義が終わりました
    さあ、展示室へ!!
    毎回、ワクワクします。

    第4回:9月12日(木)平常展:樹のちからー東洋美術における樹木の表現ー

    今回は、「樹のちから―東洋美術における樹木の表現―」(別ウインドウで開く)を通して楽しんできました。

    東洋美術において、樹木のモチーフは古くから重要な役割を担ってきました。

    画面に奥行きや臨場感を生み出すだけでなく、季節を伝え、詩情を喚起させるなど、さまざまな効果をもっていたそうです。

    中でも、重要文化財の山水図屏風(右隻)(伝周文筆)の樹木の役割は、いろいろと考えさせられました。

    第5回:10月10日(木)特別展:聖域の美ー中世寺社境内の風景ー

    今回は、「特別展 聖域の美―中世寺社境内の風景―」(別ウインドウで開く)を学んできました。

    寺社の境内は、人々の心のよりどころともなってきた特別な場所です。

    それぞれの制作者の意図を読み解き、また、その時代の様子も学んでみました。

    参加者の声

    • 学芸員さまの解説を頂くことでより興味深く鑑賞させて頂きました。気が付かず、眺めていたことも多く、有り難いことでした。
    • 今日の講座は特に良かった。一言一言含蓄のある言葉で奥深いお話でした。お寺の境内の重さの理由を上手に話されました。
    • 講義のあと展示物のより細かい説明があり、大変、わかりやすかった。来年もあれば参加したいです。
    • 当講座は大変うれしくありがたいですので今後ともよろしく。
    • この講座は大好きです。
    • 年間講座になりませんか?大和文華館年10回の展示に合わせて。

    今年度の講座を終えて

    毎年、多くの参加申し込みをいただいています。

    また、何年にもわたって参加している方もおられます。

    この講座を続けていくことに自信と誇りをもつことができています。

    本当にありがたいことです。

    また、私たち職員も作品から啓発を受け、それが公民館運営に良い影響を与えていると考えています。

    2020年度もどうぞご期待ください。

    お問合せ

    平城東公民館

    住所: 〒631-0806 奈良市朱雀六丁目9番地の1

    電話: 0742-71-9677

    ファックス: 0742-71-9677

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