ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    こんな講座ありました(春日信仰のかたち)

    • 更新日:2020年7月28日
    • ID:10720

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    春日信仰のかたち<中部公民館:2019年5月25日(土)~2020年2月2日(土)全4回>

    中部公民館では、 2014(平成26)年度から2016(平成28)年度に、春日大社第六十次式年造替記念奉祝行事実行委員会との共催で、「御造替のこころと技(わざ)」及び「一話完結!西山厚が読む春日権現験記」を実施しました。

    2017(平成29)年度は「あなたの知らない春日大社」、2018(平成30)年度は「春日大社創建1250年 旅する神様」と題し、それぞれ年3回開催、そして、2019(令和元)年度は「春日信仰のかたち」をテーマに、春日大社の国宝・重要文化財等の宝物や祭事、数々の美術工芸品にスポットを当てた講座を4回開催しました。

    第1回:5月25日(土)「春日信仰のかたち―社殿と境内の空間を読む―」



    講師:京都大学教授の冨島 義幸さん

    古来の社殿の建築様式を今に伝える春日大社。

    そこにはどのような特徴があり、どのような意味がこめられているのか。

    かつて2基の五重塔という仏教の建築物も立っていたことから、神仏習合という日本の宗教・文化を知るうえでも、春日大社は非常に興味深いと言います。

    その空間を読み解くことで、神と仏が織りなす中世の豊かな信仰の世界を探りました。

    第2回:9月8日(日)「春日信仰のかたち~刀剣と『よろい』にこめられた祈り~」


    講師:春日大社権禰宜の荒井 清志さん

    春日大社には古来、刀剣や「よろい」等の品々が奉納され、現在その多くが国宝や重要文化財に指定されています。

    その背景には、神道の神々と刀剣・甲冑に深いつながりがあると言われています。

    刀剣の種類や制作過程の説明を伺い、また、武具としての側面からも、神道信仰における刀剣・甲冑の位置づけを探りました。

    第3回:11月24日(日)「春日信仰のかたち―春日大社の芸能文化 おん祭から春日禰宜の水谷能まで-」

    講師:法政大学能楽研究所教授の宮本 圭造さん

    春日大社は創建以来、豊かな芸能文化を育んできました。

    なかでも春日若宮おん祭では、古代から中世に流行したさまざまな芸能が披露されています。

    一方で室町時代から明治はじめに至るまで、神職である「禰宜」たちが能役者として全国で活発に活動を行っていたことはあまり知られていません。

    歴史の闇に消えた春日大社の禰宜の能役者としての活動に光を当て、春日大社をめぐるもうひとつの芸能史を読み解きました。

    第4回:2月2日(日)「春日信仰のかたち 番外編~門外不出 国宝「童子切」初見参!最古の日本刀の世界~」

    講師:春日大社権禰宜の荒井 清志さん

    開催中の「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」の見どころや、春日大社に奉納された刀剣類、東京国立博物館の門外不出とされる安綱の最高傑作で国宝第一号の「童子切安綱」などを紹介し、日本刀成立の謎について学びました。

    受講者の声(アンケートより抜粋)

    【第1回】

    • 春日信仰について新しい切り口(建築学)から解説してもらい大変面白かった。興味深い。
    • 未知の建築様式等の説明をしていただき知識が広くなった気持ち。非常にわかりやすい講義でした。
    • 自分の事前勉強の準備不足のせいですかレベルが高かったです。言葉の意味があいまいなまま話が進んでいったので理解しにくかったです。
    • 建築の立場から春日大社のことを知り興味深かったです。

    【第2回】

    • 刀剣ブームらしいです。奈良は得意分野では?下品にならない程度でまたやってください。
    • あまり聞くことのない話を聞く機会を持てたので今後の勉強になった。
    • 「刀剣とよろいにこめられた祈り」の“こめられた祈り”とはどのようなものなのか、説明をもう少し聞かせていただきたかった。

     【第3回】

    • 春日大社の主催行事のお祭り「おん祭+水谷能」についての資料が充分で、著名な講師様の興味あふれるお話に感心感謝いたしました。深謝多々。
    • さすが能研究の本山。法政の宮本先生のお話。明快でおもしろく聴いた。能楽史の深さを改めて知った。
    • 能と禰宜の関係が大変よく判りました。面白い講義でした。地方には春日神社と能舞台が設けられております。禰宜さんたちの活動の結果だったのですね。

    【第4回】

    • 旧来の刀剣業界で常識とされる見方に疑問を持って探求される姿に大変感銘を受けました。毛抜形大刀の衝撃吸収実験、ぜひ実現いたしますよう、今後も期待しています。
    • 現場においでになる専門職の方から直に教えていただくことがうれしく思っています。
    • 欲を言うともう少し天光丸の説明が聞きたかったです。

    講座を終えて

    「春日信仰のかたち」をテーマに、春日大社で連綿と引き継がれている祭礼・儀式・建築・美術工芸・芸能と、幅広い内容で開催することで、より理解を深める機会となったのではないでしょうか。

    2020(令和2)年度は春日大社との共催事業はありませんが、この繋がりを活かし、春日大社の記念行事等に合わせて、また計画したいと考えております。

    どうぞご期待ください。