ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    こんな講座ありました(田原まち創り講座~祭文音頭を踊ろう~)

    • 更新日:2015年5月14日
    • ID:5799

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    田原まち創り講座~祭文音頭を踊ろう~ <田原公民館:2014年7月6日、7月20日、8月3日(土)全3回>

    「田原まち創り講座」は、誰もが住みたくなる、住んで良かった地域づくりをめざして開催している、今年で9年目の継続講座です。

    2014年度は、奈良県指定無形民俗文化財の祭文音頭の踊りの継承者を増やし、踊り手が減少している地域の盆踊り大会での踊りの輪を広げ、催しを盛り上げ、地域の魅力を再発見することを目的に開催しました。

    講座の様子   

    講座の様子

    講師は、総勢20人を超える田原地区伝統芸能保存会のみなさんです。
    毎年田原地区では、8月に田原やすまろグラウンドで「田原地区納涼盆踊り大会」が開催されます。
    開催当日は、やぐらの上で音頭をとり、踊り手の中心となってくださるみなさんです。
    そろいの浴衣でご指導くださいました。

    講座の様子

    先ず、奈良県指定無形民俗文化財の「祭文音頭」「おかげ踊り」をご披露いただきました。
    「祭文音頭」は、江州音頭や河内音頭の基であり、祭文の語り調子と上手く合された踊りです。
    法螺貝(ほらがい)や錫杖(しゃくじょう)で音を出すのが特徴的です。
    「おかげ踊り」は、文政の時代に庶民の大規模な伊勢参拝が行われた時に、おかげ参りに続いて大流行した踊りです。
    明治に入り衰退していましたが、昭和50年代に地元で復興され、御幣をもって踊るのが特徴的です。
    現在では、今井堂(日笠町)と天満神社(南田原町)で交互で行われる春の「おんだ祭り」に、保存会の皆さんがおかげ踊りと祭文語りを奉納されています。

    講座の様子

    最初の練習は、輪になって祭文音頭を教わりました。
    比較的覚えやすい踊りですが、最初は手の振りと足の動きが合わなかったりで、みなさんあちこちで、「むずかしい」とか「覚えられない」などの声が上がっていました。
    でも先生を目で追いながら徐々に振りがそろってきて、初回の終了時には保存会の方々からOKが出るぐらいに上達できました。

    講座の様子

    第2回・第3回では、田原地区の盆踊りで踊られている伝統的な吉田踊り、大正節の踊りに進みました。
    踊りは少し複雑なものになってきました。でも最初の頃に比べると表情には余裕があります。
    合間の休憩には、田原産の水出し緑茶でのどを潤し、踊りの話や地元の盆踊りの話に花が咲きました。
    みなさん汗をかきながら、でも笑顔で一生懸命に練習をしてくださっていたのが印象的でした。
    閉講式では、今年の盆踊りの開催日をご案内し、みなさんのご参加で踊りの輪を広げていただくようにお願いして終了しました。

    講座の様子

    今年の盆踊り大会は雨で順延されたにもかかわらず、踊りの輪の中に受講生の方々を見つけることができ、とても心強く感じました☆
    会場の真上に上がった大輪の花火のように、再会の笑顔いっぱいの盆踊り大会になりました。
    来年の盆踊り大会でも、再会できる事を願っています!!

    参加者の声

    • 踊りの好きなものにとっては楽しい時でした。古きを知る邑はいい邑です。(温故知新)(60歳代 女性)
    • 楽しかった。子どもの頃若かりし頃思い起こしながら練習ができました。いつまでも若い人たちに続けていってほしいと思います。(70歳代 女性)
    • 伝統の踊りを守り伝えておられる地元の皆様がとても素晴らしく誇らしげに感じました。(70歳代 女性)