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あしあと

    こんな講座ありました(奈良学セミナー(後期))

    • 更新日:2015年6月23日
    • ID:6030

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    奈良学セミナー(後期)<中部公民館:2014年10月26日(日)~2015年1月25日(日) 全4回>

    奈良の歴史について深く掘り下げた内容を学び、奈良の奥深い魅力を感じることを目的にした「奈良学セミナー(後期)」を、前期に引き続き開催しました。

    「奈良学セミナー(前期)」の様子はこちら→http://manabunara.jp/contents_detail.php?frmId=5114

    後期も、帝塚山大学文学部文化創造学科教授の西山厚先生にコーディネートしていただきました。

    2014年度のテーマは、1年を通して「奈良を歩く前に」。

    後期もたくさんの方にお申込いただき、延べ1,033人の方が受講してくださいました。

    第1回:10月26日(日) 「平城京を歩く」

    講師:馬場基さん(奈良文化財研究所 主任研究員)


    羅城門や二条大路、歌姫街道等平城京を取り巻く道についてご講演くださいました。
    古地図を見ながら考察することで当時の様子をうかがい知ることが出来ました。

    第2回:11月30日(日) 「運慶・快慶と奈良の仏像」

    講師:山口隆介さん(奈良国立博物館 研究員)


    代表的な奈良仏師である運慶、快慶が平氏軍による南都焼討ちにより灰燼に帰した東大寺、興福寺の再興にどのように関わったのかをご講演くださいました。
    「東大寺、興福寺の再興とは失われた日本仏教を再生する試みである」とおっしゃっていたのが印象的でした。

    第3回:1月11日(日) 「公慶とゆかりの寺々」

    講師:西山厚さん(帝塚山大学文学部文化創造学科 教授)


    ※当講座のコーディネーターでもあります。


    江戸時代、東大寺の大仏再興に大きな役割を果たした公慶上人について、当時の時代背景を交えてご講演くださいました。
    聖武天皇から重源、そして公慶へと大仏様への想いが数百年かけて受け継がれていることに感動を覚えました。

    第4回:1月25日(日) 「万葉集を旅する」

    井上さやかさん(奈良県立万葉文化館 主任研究員)


    飛鳥、藤原京、平城京について万葉集の和歌をとおして都がどのような存在であったかをご講演くださいました。
    天皇と豪族が対等な立場であった飛鳥、天皇の宮というだけでなく天皇が政治を行う場である都城となった藤原京について、当時の人々にとってどのような存在だったのかを分かりやすく学びました。

    受講生の声~アンケートより抜粋~

    • この講座に参加してさっそく現地を訪ねました。(70代女性)
    • 第2回「運慶・快慶と奈良の仏像」は特に熱のこもった、また日本美術史上重要な地位を占める両仏師の業績がよく理解できた。(60代男性)
    • 第4回「万葉集を旅する」は、歌の時代の地理、景色、人物、いろいろな方面を紹介しながらの話だったので、想像をふくらませながら、楽しい時間が過ごせました。 楽しかった。(70代女性)

    ~講座を終えて~

    たくさんの方に受講いただき、2014年度も無事に奈良学セミナーを終えることができました。

    ご多用の中お時間を作ってくださった講師の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。

    馬場先生、井上先生、そしてコーディネーターの西山先生には、「中部公民館30周年記念祭」のトークイベントでも奈良の魅力について語っていただきました。

     

    2015年度「奈良学セミナー(前期)」は、現在開催中です。

    途中からの受講も受け付けておりますので、興味のある方は、中部公民館までお問合せください。