こんな講座ありました(秋の大和の歴史地理探訪)
- 更新日:2015年12月24日
- ID:6373
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秋の大和の歴史地理探訪<登美ヶ丘公民館:2015年10月25日(日)~11月8日(日)全2回>
大和の歴史ある特定の地域について、歴史・地理、双方の視点から学習することで、地元・奈良への理解をより深めることを目的に開催しました。
講師には、奈良大学文学部地理学科 教授 土平博先生をお招きしました。
毎年度抽選となる人気講座のため、春・秋の2回開催しています。
今回のテーマは、「大和に接する南山城の風景2-陸路・水路・鉄路が織りなす木津のすがたー」です。
館内の講義と館外学習の2部構成で「ひと味違う外歩き」を学習しました。
1回目:10月25日(日)
1回目は、奈良市立登美ヶ丘公民館 2階 大ホールで行いました。
事前に絵図や航空写真等を用いた講義で地理や歴史を学びました。
2回目 11月8日(日)
現地学習です。
実際に現地を訪れ、寺社や街並み、地理的な特徴などを学習しました。
JR木津駅に集合しました。
先生の講義を聞いて出発です。
御霊神社は、木津川河岸の南に「木津の御霊」と言われ、木津の里の産土神として祀られてきました。
祭神は、あまのほひのみこと 、あまつひこねのみこと、いくつひこねのみこと。
平安時代、876年に、創建されました。
もとは、大路村(現木津川市)にあり、その後、木津ニュータウンの建設に伴って移転され、ここに祭られました。
不成柿
重衡(平安時代末期の平家の武将・公卿。平清盛の五男)が首を跳ねられる際に、この世の名残に柿を食べたが、それを見た里人が哀れに思い、供養のため柿の種をここに埋めたが柿の実が成らなかったため不成柿と名付けられました。
「現在は、何度か植え直され見事に柿が成っている」と先生が説明されました。
大智寺
弘安年間(1280年頃)に建立されたそうです。
木津惣墓 五輪塔
花崗岩で出来ている高さ3メートル60センチの鎌倉時代の五輪塔です。
木津川の氾濫で亡くなった人々の供養のために建立されたそうです。
参加者の声
- 木津に関して知らない事を学べて楽しかったです。東大寺の柱の話も良かったです。
- 知らなかった木津川市の地理が、わかってよかった。
- 学習してからの歩きなので、よく理解できました。
- 広範囲に渡って説明していただいて、とても満足です。
等の感想をいただきました。
来年度、この大和の歴史地理探訪は、10周年を迎えます。
10周年を節目に、春にバスで遠出を計画しています。
春ごろに発行される「奈良しみんだより」を確認しお申込ください。
お問合せ
登美ヶ丘公民館
住所: 〒631-0003 奈良市中登美ヶ丘三丁目4162番地の81
電話: 0742-43-7431
ファックス: 0742-43-7431
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