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あしあと

    こんな講座ありました(月ヶ瀬梅渓の歴史を探る)

    • 更新日:2016年5月24日
    • ID:6665

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    月ヶ瀬梅渓の歴史を探る<月ヶ瀬公民館:2016年3月16日(水)>

    この講座は、梅と月ヶ瀬の歴史を学び、月ヶ瀬を多くの市民に知ってもらうことで地域の活性化を図り、観光にも寄与するために開催しました。

    今回は、幕末の朱子学者・斎藤拙堂が全国に月ヶ瀬梅渓を紹介した「月瀬記勝」を通して学びました。

    講座の様子

    事前学習

    斎藤拙堂は「月瀬記勝」で月ヶ瀬を全国に紹介しました。
    「月瀬記勝」は、今で言えば、ガイドブックにあたります。
    梅渓散策の前に、月ヶ瀬のことや斎藤拙堂について説明をしていただいています。

    石碑

    1922(大正11)年に国の指定を受けたことを示す「名勝月瀬梅林」の石柱です。
    月ヶ瀬地区内に5本あります。

    月瀬記勝

    これが斎藤拙堂が書いた「月瀬記勝」です。
    今回は、この本に書かれている道筋に沿って散策しました。

    梅漬け用樽

    月ヶ瀬梅林の「一目八景」に登る途中に、こんなに大きな樽がありました。
    この樽、梅を漬ける樽なのです。
    1980~1981(昭和55~56)年頃までは、こんな大きな樽で梅を漬けていました。
    今はプラスチックのタンクになってしまいましたが、木の樽は、やっぱり風情がありますね。

    梅林散策

    「一目八景」から見る五月川の景色は最高です。
    斎藤拙堂が記勝に記した場所です。
    この日は梅が満開で、梅の香が漂い、ミツバチも飛んでいました。

    歌碑

    この石碑には、「山と水 清き天下の 梅の里」と記されています。
    これは、二月堂のお水取りが終わると春が訪れるという意味だそうです。
    東大寺館長を務められた狭川明俊氏の句です。

    帆浦梅林

    「帆浦梅林」は、眼下に見える五月川と渓谷が織り成す絶景の場所です。
    斎藤拙堂は、「唯和州の梅渓のみは花山水を挟みて奇、山水花を得て麗、天下の絶勝為り」と月ヶ瀬梅渓の素晴らしさを紹介しています。

    品種園

    「品種園」には、いろいろな種類の梅の木が植えられています。
    今では「梅公園」の名前が付いています。
    梅の花が満開でした!

    姫若の梅

    真福寺境内には、月ヶ瀬で1番最初に植えられた梅があります。
    月ヶ瀬の地に烏梅を伝えたとされる園生姫(そのおひめ)の梅があります。

    絶景ポイント

    五月川をバックにした月ヶ瀬の絶景ポイントのひとつです。
    みなさん1度来てみてください。
    本当に素晴らしい所なんですよ。

    参加者の声

    • 月ヶ瀬の歴史が良く理解できた。
    • お話しを伺ってから出発し、立ち止まっては詳しい説明を聞き1日を有意義に過ごせ大阪から来て感謝しています。
    • 講座だけと思っていたのですが、いろいろな所を見学できありがとうございました。
    • 個人で来た時は梅を見て「きれいやなあ」で終わっていたが今回は歴史等説明していただき大変良かったです。
    • 何も知らずに梅林を歩くのと、説明を聞きながら回るのとでは全然違いました。深いお話が聞けて興味深く、お昼ごはんも美味しかったです。