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あしあと

    こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・田原-田舎のほせき(おやつ)-)

    • 更新日:2015年5月7日
    • ID:5804

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    プチ田舎暮らし・田原-田舎のほせき(おやつ)- <田原公民館:2014年11月20日、2015年1月22日(木)全2回>

    奈良市東部地域において地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎の暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより、生きがいを感じ、就農へのきっかけづくりとなることを目的として、アクティブシニア農業体験事業「プチ田舎暮らし」を開催しました。 

    田原公民館では今回、昔から伝えられ、素朴で親しまれてきたお菓子の作り方を学び、田舎のおやつ文化を伝承することを目的に、「田舎のほせき(おやつ)」を開催しました。

    大和の方言に「ほせき」があります。

    最近では伝わらなくなってきましたが、「ほせき」とはおやつやお菓子のことで、数十年前まではよく使われていた言葉です。

    昔は、甘いものが貴重だったので「ほせき=宝石」と言われていたという一説もあります。

    1回目:亥の子餅と蒸しパン作り 11月20日(木) 

    講座の様子

    農家レストラン「遊茶庵」の竹西 多香子さんにご指導いただき、「亥の子餅」と蒸しパンを作りました。
    「亥の子餅」とはつきたてのお餅につぶした甘い大豆をかけたもので、とても簡単で素朴なおやつです。
    先ず、前日に大豆を炒り一晩水に浸けた状態のものをご覧いただきました。

    講座の様子

    次に、大豆をミキサーでつぶし砂糖で味付けをする班と、蒸しパンの準備をする班に分かれて、作業をしました。
    蒸しパンは米粉で作るサツマイモ入りのもちもち蒸しパンです。
    この間、蒸し器でもち米を蒸し続けます。

    講座の様子

    今回、蒸しが上がったもち米を千本つきのつき方で全員に体験していただきました。
    餅つき歌を歌いながらの楽しい共同作業でした。
    珍しいつき方にみなさんテンションが上がります。

    講座の様子

    つきたての餅に大豆のつぶしたものをかけ、出来上がりです。
    お餅をくるむようにするところから、「くるみ餅」とも呼ばれています。
    どこか懐かしい素朴で優しい味に、みなさん舌鼓を打ちました。

    2回目:柿巻作りとかき餅の試食 2015年1月22日(木)

    講座の様子

    地元農家の主婦、中尾 キミエさんにご指導いただき、「巻柿」を作りました。
    「巻柿」は干し柿で作る田舎らしいお菓子です。
    先ず、6個ずつ配られた干し柿のヘタを切り、片側を縦に切って開き、種を取り除きます。

    講座の様子

    次に、縦に薄くスライスした柚子を柿の中心にして巻きます。
    更に柿の中心に柚子を置き、先に巻いた柿に巻きつけます。
    1個ずつラップで巻きます。

    講座の様子

    出来上がったものを巻きすで巻いてヒモでくくります。
    1週間ほど涼しいところ(常温)に置き、召し上がる前に輪切りにして出来上がりです。

    講座の様子

    中尾先生手づくりのかき餅と、事前に作ってくださった巻柿で試食タイムです。
    田原産のほうじ茶と一緒にいただきました。
    干し柿のしつこくない甘さに柚子の爽やかな香りが相まって、最高のお味でした。
    香ばしいかき餅とも相性が良く、田舎のほせきに癒されるほっこりした時間でした。
    みなさん!来年は是非、干し柿作りから始めてくださいね。

    参加者の声

    • 田舎暮らしに少しふれた気がしてとてもよかった。(60歳代 女性)
    • 心豊かな暮らしのかけ橋となっているこのような講座を続けてください。(60歳代 女性)
    • 地元の奥さんの暮らしの知恵に感心しました。(60歳代 男性)
    • 美味しいほせきを教えていただいてありがとうございました。自宅で作ってみたいと思いました。(70歳代 女性)