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こんな講座ありました(第9回 備えて安心!防災講座!)

[2020年9月11日]

ID:10128

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第9回 備えて安心!防災講座!<生涯学習センター:2019年9月8日(日)>

済美地区自主防災防犯協議会との共催で、防災の日にあわせて毎年9月初旬に開催し、今年で9 回目を迎えた「備えて安心!防災講座!」。

奈良市の避難所として、市民の防災に対する意識を高めるために、防災講演会・パネル展示・非常食体験などを実施しました。

災害は、いつ、どのような形で起こるか予想がつきません。

いざという時に声を掛け合える近隣の付き合いが大切です。

済美地区自主防災防犯協議会のみなさんをはじめ、約200人の参加者が「身近な防災」について学び、今の自分にできること、地域にできることを考える機会となりました。

奈良市立春日中学校ギターマンドリン部による音楽会

オープニングは、春日中学校ギターマンドリン部による演奏です。

残念なことに行事と重なったため3年生が急きょ出演できなくなり、2年生と1年生での演奏となりました。

練習の成果を存分に発揮し、人数の少なさをやる気でカバーして息の合った演奏を披露してくれました。
♪プログラム♪
・365日の紙飛行機
・タイム トゥ セイ グッバイ
・ハナミズキ
・星に願いを
・涙そうそう

客席のみなさんは、中学生の演奏を優しく見守り、さわやかな音色に聞き入っておられました。

講演会 「みんなで助かる、災害への備え」 講師:奈良市役所危機管理課主幹の北山隆茂さん

2011年当時、陸上自衛隊員として宮城県の霞目駐屯地の航空隊本部に勤務されていた北山さん。

東日本大震災発生時は会議中で、地震の揺れがあまりに長く強いため、這って外まで出られたそうです。

その様な震災直後のご自身のお話や、ご家族が学校などそれぞれの場所で震災に遭われ、どのような思いで官舎にたどりつかれたかを臨場感あふれる語りでお話しくださいました。

更には、災害発生時の自衛隊の初動対処部隊(ファスト・フォース(FAST-Force))の情報収集のお話など、「自衛隊と災害」について、報道などでは知り得ない興味深いお話もしていただきました。
また、北山さんは奈良市の職員になられてから、2016年の熊本地震の折、宇土市の避難所運営の支援に従事されていました。

避難所では、行政職員の人員不足や、食料やゴミなどのさまざまな問題や混乱が発生したようです。

しかし自発的な自治組織作りが始まり、役割分担をすることで避難所に生活のリズムが生まれてきたそうです。

受講生のみなさんは、北山さんご本人が体験されたリアルなお話に真剣に聞き入っておられました。

「災害発生時、地域の力が試される。だからこそ日頃からの地域の力の構築が必要だ」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

非常食体験、防災商品の展示

今年も、済美地区女性防災クラブのみなさんが、かやくご飯とカレーピラフの炊き出しを行ってくださいました。
揃いの赤のTシャツ姿でテキパキと準備を進めてくださり、その様子にとても頼もしいと感じました。

非常食の配布

講演終了後、1階ギャラリーで非常食の配付を始め、たくさんの方に試食をしていただきました。

防災向き商品と試飲コーナー

大塚製薬株式会社の協力を得て、防災商品の展示コーナーを設けました。
避難所での被災者の体力維持や免疫力UPのための飲料水や、栄養価が高く、コンパクトで備蓄にスペースを取らないローリングストック品の展示やポスターの掲示を行いました。
また、試飲と試供品の提供も行いました。

簡単防災折り紙・がれきの歩行体験

展示コーナーの一角では、がれきの床に見立ててマットにペットボトルの蓋を散りばめて貼り、その上を歩く体験や、災害時に役立てようと、折り紙感覚でスリッパや食器を折る体験を行いました。

8月末に実習に来ていた奈良養護学校高等部の生徒が、がれきの床を製作してくれました。

そして講座当日の担当は、9月に実習に来てくれていた天理大学の学生にお願いしました。

【感想文】 

●がれきの床製作 中岡 優太さん 

奈良養護学校からの実習で来させていただきました。

体験した内容で1番印象に残った事は防災講座の体験コーナーの準備をしたことです。

なぜなら元々、創作が好きなので印象に残りました。

がれきを想定してペットボトルの蓋をグルーガンでマットに貼る位置を決めないといけなかったので大変でした。

●簡単防災折り紙体験 嶋田 瑛子さん

実習にあたり、看板の文字を印刷して切り抜いたり位置を決めて貼ったり、ブース作りなど、普段できない体験をさせてもらいました。

このコーナーでは、「不要紙でコップ」「不要紙でお椀」「新聞紙でスリッパ」を折ってもらいました。

小さなお子さんからご年配の方まで幅広い方に体験してもらうことができました。

一緒に折った後は、がれきのようにしたペットボトルキャップの床を素足と作製したスリッパで比べて歩いてもらいました。

比べると、スリッパの方はすごく歩きやすいみたいで良い反応がたくさん返ってきました。

体験を終えると「帰ったらまた作ってみるわ」「簡単やったからお友達に教える!」と言ってくださる方がいて、とてもいい思い出になりました。

防災パネルの展示 セーブ・ザ・チルドレン活動の展示

セーブ・ザ・チルドレンは日本を含む世界120ヶ国で子どもの支援活動を行っています。

その活動の様子を展示しました。

「避難所でのよい言葉がけ」についても、わかりやすく掲示しました。

避難所では、避難者の心に寄り添い、相手の気持ちを尊重して何を必要としているかを聞き取る等、誠実な対応が必要です。
例えば
 ・何かお手伝いできることはありますか?
 ・本当に大変でしたね
 ・そんな風に思うくらい辛いんですね
 ・いま私にはわからないので、調べてみます
 ・何ができるか一緒に考えてみましょうか
など


【セーブ・ザ・チルドレン】

子どもの権利のパイオニアとして約100年の歴史を持つ、子ども支援専門の国際NGOです。

子どもの支援活動を行う、民間非営利の国際組織です。

日本国内では、子どもの貧困問題解決や子ども虐待の予防などに向けた事業のほか、東日本大震災や熊本地震における緊急・復興支援を通して、子どもの権利を実現する活動を行っています。

防災グッズ抽選会

最後に防災食品や避難グッズなどが景品の防災グッズ抽選会を行い、たくさんの方が参加してくださいました。
当たるたびに歓声が上がり、とても盛り上がりました。

参加者の声・ふりかえり

  • 講演を聞いて、奈良市の防災意識が低い気がしました。最近のテレビ放送を聞いてさらにもっと深刻に考えるべき。防災グッズの再チェックが必要と感じました。70代 女性
  • 講師のご経験を交えての講話で参考になった。住民の意識のボトムアップの必要性を考えさせられた。70代 男性 
  • 実際に災害派遣された方の生の声は、とても貴重で役に立ちました。60代 女性
  • わかりやすく楽しく聞けました。ありがとうございました。今後の生活に取り入れたいと思います。50代 女性
  • 春日中のギターマンドリン、初めて聞かせてもらいました。すばらしかったです。70代 女性

以上のような感想をいただきました。

地元の自主防災組織との共催であり、たくさんの方に参加してもらうことができ、地域の方々との交流があるので、職員のやりがいに繋がる講座です。

しかし、毎年の開催なので、内容の見直しが必要だと感じます。

次回は第10回の記念の回でもあるので、お子さんから高齢者までお越しいただけるような魅力的な内容にしたいと考えています。


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