こんな講座ありました(生涯学習セミナー)
- 更新日:2021年8月25日
- ID:11404
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生涯学習セミナー<中部公民館:2020年9月18日(金)~2021年3月19日(金)全7回>
「生涯学習セミナー」は、2007年度から開催している講座です。
2019年度までは、グループ活動を取り入れながら、仲間づくり・生きがいづくりをめざし、文化・教養・健康や身近な生活課題など、さまざまな分野について年10回学習してきました。
しかし、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環で、グループ活動はせず、密にならない内容で年7回の学習をしました。
第1回:2020年9月18日(金)「昨年度の様子と講座についての説明」
2020年度は、5月スタートの予定を9月に変更しました。
受講生のみなさんが待ちに待った開講式。
毎年受講しておられる方だけでなく初めて受講される方を含め、55人の受講生が集まりました。
これまでは90人ほど集まってこられたのですが、やはりみなさん外出を控えておられるのか、長年ご参加くださっていた方の申し込みもありませんでした(少し残念、でも仕方ないですね)。
そして、開講式といえば鑑賞会を開くなど楽しい雰囲気で盛り上がっていましたが、まだまだ不安もあり、いつもより時間を短縮し、セミナーの説明や簡単な交流をしました。
それでも、みなさん笑顔で参加してくださって、職員一同ホッとした時間でした。
近くに座っている方と簡単な自己紹介をして交流しました。
第2回:2020年10月16日(金)「国際交流員による文化の紹介」
奈良県国際交流員でアイルランド出身のクランシーケイティさんにお越しいただき、母国の文化・食・生活などについて、たくさんの映像を使いながらご紹介いただきました。
突然、アイルランド語であいさつが始まり、聞きなれない言葉に会場のみなさんが一瞬ざわつきました。
しかしすぐに流暢な日本語で話し始められたので、またびっくり!
みなさんホッとした様子のあと、日本とは全く違う風景やアイルランドの文化について、大変熱心に話を聞いておられました。
クランシーケイティさん
第3回:2020年11月20日(金)「館外学習(高畑界隈をのほほんと散策)」
生涯学習セミナーでは、年に数回、館外学習に出かけます。
今回は、高畑に集合し、新薬師寺と高畑町を散策し、瑜伽山園地→天神社→瑜伽神社→名勝旧大乗院庭園のルートで、のんびりと散策をしてきました。
新薬師寺では、ご住職から建立の由来と薬師如来・十二神将についてお話をお聴きしました。
また、高畑界隈で幼少期を過ごした学級委員さんから、天神社や瑜伽神社など散策ルートのあちらこちらの昔の様子などをお話しいただきながら楽しく歩きました。
館外学習を企画する際は、学級委員さんと一緒に行先を考え、事前の下見も欠かせません。
11月の活動の場合は、8月頃に下見に行くので、とても暑い日差しを浴びながら、どのルートで行くのか、トイレ休憩ができる場所は?そして何よりも受講生のみなさんに喜んでいただける企画をめざして話し合っています。
今回も学級委員さんからさまざまなアイディアをいただきながら、企画・実行することができました。
いざ、新薬師寺本堂へ!
彩り鮮やかな瑜伽神社。
名勝旧大乗院庭園の朱色の反り橋にて。
第4回:2020年12月18日(金)「クリスマス会と運動習慣づくり講習会」
毎年、12月はクリスマス会としてツリーを飾り付けたり、サンタさんが登場したり、クリスマスらしく演出した内容で学習しています。
今回は、奈良市運動習慣づくり推進協議会のおふたりにお越しいただき、「赤鼻のトナカイ」の歌に合わせて体を動かしたり、椅子に座ったままでもできる簡単な運動を教えていただきました。
指導者の方が運動を始める前のアイスブレイクとして、「赤鼻のトナカイ」に登場するルドルフ(トナカイ)の秘話をご紹介くださり、和やかな雰囲気で会を進めてくださいました。
受講生のみなさんは終始笑顔で体を動かし、楽しんでおられる様子でした。
講師の方もグイッ!
ばんざ~い!
おやっ!
サンタさんの登場?
第5回:2021年1月15日(金)「『春を迎える』ということを考える~1270回を迎える修二会を前にして~」
毎年、どんな学習をしたいか受講生にアンケートをとると、多くの方が「法話」を希望されます。
そこで今回は、千二百有余年の間、一度も途切れることなく引き継がれてきた「修二会」にスポットを当て、東大寺教学執事の上司永照さんから、あまり知られていない「修二会」の舞台裏やコロナ対策についての話を盛り込みながら、ご講演いただきました。
「東大寺二月堂のお水取りが終わると、古都奈良に春が訪れる」と言われますが、講演の中に声明を唱えていただく時間もあり、受講生のみなさんは一足早く、心やすらかに過ごしていただく機会となりました。
東大寺教学執事の上司永照さん。
声明を唱える様子(舞台袖より)。
第6回:2021年2月19日(金)「認知症サポーター養成講座」
「認知症について」
講師:奈良市認知症地域支援推進員
・認知症について、認知症サポーター等について
「地域包括支援センターの役割について』
講師:奈良市北部地域包括支援センター
・地域包括支援センターは市内13ヶ所に設けられており、介護や健康、医療の面から地域で暮らす高齢者を支えています
「デイサービスの役割」
講師:デイサービススタッフ
・デイサービスの役割やめざすところなど
「不安の中へ~手探りの新学期~」
講師:当事者(元中学校教諭)
・ご自身の体験談と今の気持ち
認知症が発症した頃の職場や生徒からの反応、心温まるエピソード、ご自身の思いをお話しくださいました。
会場の受講生から、「がんばってください、応援しています!」の声が上がり、なかには涙する方もおられました。
行政の取組みやサービスの内容などは聞く機会も多いですが、当事者の方の話は大変貴重な内容でした。
第7回:2021年3月19日(金)「落語鑑賞会と閉講式」
落語鑑賞会
1年の締めくくりに、みんなで笑顔になれる企画を!ということで、奈良でご活躍の社会人落語家のおふたりにご登場いただきました。
社会人落語家
伴美家羽寝さん
「手水廻し(ちょうずまわし)」
社会人落語家
立命亭八楽さん
「長短(ちょうたん)」
閉講式
たった7回の開催となった2020年度の「生涯学習セミナー」でしたが、みなさんに「楽しかった」「また参加したい」と思っていただけるよう、職員手作りの修了証を発行し、お渡ししました。
修了証授与
参加者の声
- 年間を通じて適時、話題のテーマの学習ができ、たいへん意義ある講座でした。(70歳代、男性)
- コロナ禍の中、職員の皆様のお心づかいで終了することができました。来年度のセミナーも楽しみにしています。(70歳代、男性)
- 館外学習が楽しかった。(70歳代、女性)
- 新型コロナで回数が少なく、外へも行きにくいのは残念。(60歳代、女性)
- コロナの中、講座を開催していただき感謝しています。(70歳代、女性)
- 少しでも社会とかかわっていることが健康の源と思っています。いろいろな内容でボケ防止にもなり楽しいです。(70歳代、女性)
講座を終えて
これまでにない世の中の状況。
果たして主催講座は開催できるのか・・・そんな不安を覚えた1年でした。
当初は5月開催を予定し、受講生の募集が終わった途端、5月の主催講座が中止となり、そして公民館が臨時休館に・・・。
そこで、「生涯学習セミナー」の受講生の多くは70歳以上のため、暑い季節に開講するよりは、6月・7月も中止にして9月開講をめざすといいう判断に至りました。
受講者のみなさんに連絡を入れると、「え~残念。」「しょうがないよね・・・。」などのお声が。
正直、職員も残念な思いでいっぱいでした。
しかし、気持ちを切り替え、前年度より少ない回数でも喜んでいただける企画・内容を考え、準備しました!
できないなかでもできることを見つける。
情報収集も今まで以上に!
当分の間、内容を制限した状態で講座を開催することになりますが、みなさんに喜んでいただけるように、工夫した内容で企画していきます。
早く自由な活動ができることを願っています。
お問合せ
中部公民館
住所: 〒630-8228 奈良市上三条町23番地の4
電話: 0742-26-6506
ファックス: 0742-26-3263
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