こんな講座ありました(使えるDIY-大正レトロな背負い箱編-)
- 更新日:2021年9月17日
- ID:11501
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
使えるDIY-大正レトロな背負い箱編-<平城東公民館:2021年3月27日(土)>
新型コロナウイルスの影響で暗い空気に包まれていた2020年末。
低迷するエンターテインメントの世界において久々の話題作と言われる映画がありました。
この映画の大ヒットと関連ビジネスの好調で、コンテンツ産業のさらなる可能性が広がりました。
その勢いは今、グローバル市場でも拡大を続けています。
そんな社会現象といえるアニメにあやかって平城東公民館では、主人公が背負っていた背負い箱にそっくりなレトロな本箱を実際に作製しようという親子向けのDIY講座を企画しました。
それがこの講座「使えるDIY ―大正レトロな背負い箱編―」です。
はじめに
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sensei002.jpg)
指導してくださるのは地元・朱雀地区にお住まいの建築士・松谷亮平先生です。
松谷さんは少年指導協議会の会長もされていて、「何か地域の子どもたちの役に立てれば」と常日頃おっしゃっています。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sample.jpg)
それなら、「こんなのはどうですか」。
公民館から提案したこの背負い箱づくり。
すぐに指導を快諾してくださり、これをどうやって作っていこうか、サイズ・色・装飾など、コストを抑えて使えるものにしていくにはどうしたらいいのか。
一緒に悩み抜いてサンプルが完成しました。
こちらが試作品です。
アニメの原作本を23巻入れて仕舞っておける本箱。
手作りでもしっかりと残るものをというコンセプトで作り上げました。
準備の様子
さあ、公民館の職員はチラシなどの広報で受講生を募集し、講座の段取りを組んでいくと同時に、当日に向けて材料を揃えていく必要があります。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/junbi003.jpg)
先生がカットして木目が強調されるように色づけした板にカッティングシートをかぶせて装飾していきます。
コンパスカッターなどを駆使してひとつひとつ丁寧に。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/junbi002.jpg)
ペイントされた材料は適度に寝かされ乾燥させます。
来館者の皆さんから「何ができるの?」と声をかけていただき、「公民館の主催事業でこんなことをやっているとお知らせする」ことができました。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/kouhou.jpg)
どんなものをつくるのか。
誰に来てほしいのか。
職員の思いを広報に託します。
当日の様子
さて、講座当日。
テンポの良い音楽とともに、先生から好きなキャラクターについて聞かれる子どもたち。
共通の話題をもつ大人たちも笑顔がこぼれます。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei001-1.jpg)
ここからは大工作業です。
少しでも気を抜くと、怪我をすることもあります。
ひとつひとつの工程を、丁寧に指導する松谷先生。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei002-2.jpg)
親子で協力して。
かたちが出来上がっていくのがわかります。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/nozoitemiru.jpg)
途中、立体に組めた状態で覗いてみる。
「こんなところに入っていたのか」と、アニメのシーンを思い出します。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei002.jpg)
背板をつけて、蝶番と扉を取り付けます。
扉の取り付けは、当たる場所がずれると固く感じてしまったり、最悪の場合は開かないこともあります。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei001.jpg)
黙々と進めていく作業風景。
真剣な雰囲気が漂っています。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei011.jpg)
初めて使う金づちは少し重くて打ちにくいです。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/sakusei004.jpg)
最後の扉を取り付けて、いよいよ完成です。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/tyousei001.jpg)
微調整をするのはもちろん松谷先生。
微妙なゆがみを目で見抜いて、両手でまっすぐにするのはさすが職人です。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/seottemiru001.jpg)
そうしてでき上がった「レトロな背負い箱」
このなかに鬼ではなく本が入っているなんて想像できませんよね。
背負い箱とはいうものの実際に背負うことはできません。
でも、もし背負ってみたらどんな感じかな。
背中にあててみてぴったりした感覚を味わいます。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/seottemiru002.jpg)
どうでしょうか。
親子で協力して完成させた立派な本箱。
しばらくはペンキの匂いが残っていますが、きっと思い出と一緒に残っていくのでしょう。
参加者の声
・普段DIYをしないので、親子で楽しくできる良いきっかけになりました。
・満足です。親も子も楽しく参加できました。
・不器用でも参加できました。準備・企画ありがとうございました。楽しかったです。
・親子で協力する機会がなかなかありませんので、とても有意義な時間になりました。
・普段、釘や金づちを使う機会がないので、喜んでさせてもらいました。
開催を終えて
ものづくりの楽しさ・難しさなど、体験することでしか味わえないとても貴重な時間になったことと思います。
各家庭でこれから歴史を刻んでいくことになるのでしょうね。
皆さん、ご参加ありがとうございました。
![](./cmsfiles/contents/0000011/11501/image0.jpeg)
平城東公民館の談話スペースにサンプルの本箱を置いています。
今回は小学生の親子向けだったので、大人だけでも来たかったと感想をいただくこともあります。
昔、図工が得意だった人も、今からやってみたいという人もおられると思います。
ものづくりの楽しさを伝える講座。
これからも企画していきます。
皆さんからのリクエストをお待ちしています。
お問合せ
平城東公民館
住所: 〒631-0806 奈良市朱雀六丁目9番地の1
電話: 0742-71-9677
ファックス: 0742-71-9677
電話番号のかけ間違いにご注意ください!