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こんな講座ありました(ダイバーシティってなんだろう?~性別違和を乗り越えて~)

[2020年7月25日]

ID:10621

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ダイバーシティってなんだろう?~性別違和を乗り越えて~<中部公民館:2020年1月30日(木)>

ダイバーシティ(多様性)という言葉を耳にする機会が増え、関心も高くなってきましたが、マイノリティの人々に対する偏見や差別、否定的な考えがいまだに多くあることも事実です。

この講座では、LGBTQにスポットをあて、当事者でもあり、LGBTQ支援団体Rainbow Create代表の定政輝(さだまさひかる)さんにご講演いただき、基礎的な知識に加え、講師の体験談やパートナー・家族からの声を聴くことで、身の回りにある無意識の偏見に気付き、理解を深めあう機会となることをめざしました。

講師の定政輝さん。

講座の様子

みなさんは、LGBTQという言葉をご存知でしょうか?

L・・・レズビアン(女性同性愛者)

G・・・ゲイ(男性同性愛者)

B・・・バイセクシュアル(両性愛者)

T・・・トランスジェンダー(身体の性と心の性が一致しない人)

Q・・・クエスチョニング(自分の性別や性的指向を探している状態の人)

中でも「Q」というのはあまり耳にされないのではないでしょうか。

今回は、ご自身の体が女性で心が男性のトランスジェンダーである定政輝さんと、パートナー(レズビアン寄りのパンセクシュアル(全性愛者)を自認)のおふたりから、ご自身の体験をもとに、多様な生き方についての知識と理解を深めるためのお話をしていただきました。

内容は大変わかりやすく、基礎的な知識を簡単なクイズ形式で説明されたり、絵本の読み聞かせもありました。

また、意見交換をしていただく場面もあり、受講者は比較的ご高齢の方が多く、初めて触れる内容に熱心に耳を傾けたり、お話の内容に驚いている様子もうかがえました。

講演の中で印象に残ったのは、定政さんが幼少期に「自分は何者なのか」と感じていたことや、パートナーの方の言葉で「レズビアンの人は、外見からは分からない。見えないだけで、悩んでいる人がいることを知って欲しい」と語られたことです。

身近な人からカミングアウトされた時の対処についても説明があり、中でも、「本人の同意を得ず、他人に話したりすることは絶対してはいけない(アウティング)」と語っておられました。

日本には、性的少数者の人が血液型がAB型の人や左利きの人と同じくらい(11人に1人)いるとされるデータがありますが、そのくらい「身近にいる」とのこと。

定政さんは、この講演会で性的少数者への理解を深めるだけでなく、「みんなちがっていいんだ!」というメッセージを込めた講演をしてくださいました。

参加者の声

  • 多様な考え方、性のことを理解できた。
  • 動画や絵本の朗読などとても工夫された講演会でした。
  • このことについて誰とも話をしたことはありませんが、男でも女でもどちらでも中間でも良いと思います。人間性だと思います。
  • 元女子高の教員です。卒業生がスーツ姿の男性として訪ねてきました。在学中に何も気づかなかったことを申し訳なく思いました。
  • 今日のお話で少し理解できたかなと思います。

講座の様子

講座を終えて

奈良市でも2020(令和2)年4月1日より「奈良市パートナーシップ宣誓制度」が導入されました。

全国的にみると51の自治体がこの制度を導入しています。(2020年5月現在)

この制度をきっかけとして、性的少数者の方たちにとって、安心して住みよい社会になっていくことを願っています。

この講座が1人でも多くの方に多様な性があることを知っていただき、ご理解いただくための機会になったと感じています。

そして中部公民館では、これからも多様性についての理解を深める活動を続けていきたいと考えています。


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