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こんな講座ありました(奈良学セミナー(前期))

[2020年5月28日]

ID:10607

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奈良学セミナー(前期)<中部公民館:2019年5月26日(日)~8月18日(日)全4回>

この講座は、奈良の歴史や文化について深く掘り下げた内容を学ぶ講座です。

知識を深めるとともに知の好奇心を膨らませ、奈良への愛着を持ってもらうことを目的に開催しています。

前期は5月から月に1回、全4回開催しました。

中部公民館の代表的な講座です。
会場は満員になりました。

第1回:5月26日(日)「『古事記』神話を読む1 イザナギ・アマテラス・スサノヲ」

日本最古の書物『古事記』を読みときました。

世界の誕生から神さまの出現、日本の成り立ちが、エピソードを交えて描かれています。

講師

講師は、奈良学セミナーコーディネーターの帝塚山大学客員教授の西山厚さんです。

西山先生が語る『古事記』は、とても分かりやすく、お話を聞いていると、その情景が浮かんできます。

神話の世界に入り込んだ時間だったのではないでしょうか。

第2回:6月30日(日)「蜷川式胤と奈良の古器古物」

蜷川式胤は、江戸時代末期から明治期に活躍した古美術研究家です。

近畿地方の社寺を中心に、古器旧物の海外流出を防ぐこととその保存のため、明治5年に行われた本格的な調査(壬申検査)のこと、これが文化財保護の先駆けであり、その後の国立博物館の礎となったことを解説いただきました。

蜷川式胤の生涯と古器旧物保存にかけた情熱を感じた時間でした。

現存する文化財が今ここにあることへ感謝し、当時へ思いを馳せる時間となりました。

講師(谷口)

講師は、奈良国立博物館学芸部資料室長の宮崎幹子さんでした。

第3回:7月21日(日)「役行者とその造形」

修験道と言えば役行者。

役行者は7世紀後半から8世紀にかけて活躍した山林修験者であり、後の修験道の隆盛に伴って開祖として仰せられました。

役行者像は各地にあり、その姿形は椅坐像・半跏坐像・趺坐像に立像と多様です。

また、曼荼羅にも描かれています。

役行者とかかわりのある美術の多様性を感じられました。

講師(西山)

講師は、龍谷大学龍谷ミュージアム副館長の石川知彦さんでした。

第4回:8月18日(日)「古墳からわかる葬送儀式の変化」

前期古墳時代から終末期古墳時代、奈良時代に続く葬送儀式の変化についてお話を伺いました。

各時代ごとに古墳づくりの基礎となる選地から始まり、墳丘の築造方法、埋葬儀式とその副葬品の配列、そして墳丘の完成と、時代を追っての変化を知ることができました。

講師(若杉)

講師は、奈良県立橿原考古学研究所主任研究員の宮原晋一さんでした。

受講者アンケートより

  • 自分の知らないことに興味がわきました。(70歳代・男性)
  • 一般の歴史書で語られないユニークな切り口で、各講座とも興味深いものでした。(70歳代・男性)
  • 近世、近代の奈良の講座を増やして欲しいです。(60歳代・女性)
  • めったに聞けない内容。いつも満足です。(70歳代・女性)
  • 単に古墳というとすべて同じものと思っていましたが、時代によって違っていくことがわかりおもしろかったです。古墳の見方が変わりました。(70歳代・女性)

講座を終えて

奈良の歴史や文化について多方面から学ぶことで、奈良を知る機会になりました。

文化財が守られてきたこと、葬送儀式が現代ともつながっていることなど、もっと話を聞きたくなる時間でした。


後期も、10月から1月まで月1回、全4回開催しました。