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あしあと

    こんな講座ありました(回想法おしゃべりサロン)

    • 更新日:2021年8月7日
    • ID:11368

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    回想法おしゃべりサロン<都跡公民館:2020年9月25日(金)~11月27日(金)全3回>

    高齢者のみなさんにとって、健康で生き生きと生活していくことは大きな課題であり、願いですね。

    そのためには、人との関わり合いが大切であると言われています。

    しかし、新型コロナウイルス感染拡大という今までに経験したことのない状況において、人と関わる機会が減少してしまいました。

    なかでも、自宅に引きこもりがちの高齢者の心と体の健康は心配です。

    そこで都跡公民館では、高齢者が気軽に公民館に足を運び、楽しく交流する機会をもつために、昨年度に引き続き「回想法」の講座を開催しました。

    講座の様子

    回想法は近年、懐かしい思い出を語ることで脳が活性化され、高齢者の認知症予防・介護予防等に効果があると注目されています。

    今回も、公民館に隣接する古民家(奈良市指定文化財「旧田中家住宅」)を会場に、かまどでお茶を炊き出すなどの懐かしい雰囲気のなかで行いました。

    毎回、異なるテーマに沿って、懐かしい思い出を語り合いました。

    1回目(9月25日) 自己紹介、「ふるさと」

    2回目(10月23日) 「秋の味覚」

    3回目(11月27日) 「お出かけ」 

    ※3回目は、寒くなってきたので、お出かけせずに都跡公民館の中で行いました。

    写真

    会場の奈良市指定文化財・旧田中家住宅は、茅葺屋根で、中には土間もかまどもある、趣のある古民家です。
    この写真は、年末の様子です。
    入り口に、しめ飾りをしてお正月を迎えています。

    写真

    「土間」と「座敷」の2つのグループに分かれました。
    「土間」のグループは、かまどを囲んで行いました。
    この間隔がフィジカルディスタンスにちょうど良かったです。

    写真

    回想法では、昔のことを思い出す呼び水になるように、いろいろな道具を使います。
    古い写真もそのひとつです。
    今回は、戦後の日本の風景写真を使いました。

    写真

    かまどの煙は五感を刺激し、懐かしいという気持ちが湧き出るようです。
    柿や栗でも、いろいろな思い出がよみがえり、楽しいお話ができました。

    写真

    こちらは「座敷」グループの様子です。
    奥座敷のまったりとした空間で心が和みました。

    参加者の声

    • みなさまの生き方がわかった。
    • 楽しいお話を聞かせていただけた。
    • 知らない土地の珍しい話が楽しく聞けて良かった。
    • また参加したいです。

    講座を終えて

    今回の参加者の中に、出かけたがらず家にいることが多いご高齢のお母さまと、そのことを心配された娘さんがいらっしゃいました。

    お母さまは、はじめ表情が暗く言葉数も少なかったのですが、他の参加者の話を聞いているうちにご自身の思い出が呼び起こされたようで、途中から話が大変弾み、終了時には表情が明るくなっていました。

    娘さんもとても喜んで帰っていかれました。

    回想法の持つ力を目の当たりにした瞬間です。

    私たち公民館職員も、ご協力いただいた回想法ボランティアのみなさんも、とても嬉しく感じました。

    思い出を語ることは、一見後ろ向きなことのように捉えられがちですが、実はそうではないのです。

    楽しかったことだけではありません。

    辛いことも悲しい出来事もみんなひっくるめて思い出し、言葉にし、話を聴いてもらうことで、自己肯定感が高まり、生きていく糧になっていく・・・。

    それが回想法のもつ力と感じています。

    都跡公民館では、これからも回想法ボランティアのみなさんと協力し合い、隣接する古民家や「昔のくらし館」の道具などを活用し、「回想法」を展開していきます。

    ※回想法ボランティアみなさんは、2020年12月に「回想法me at memory(みあとめもりー)」という自主グループを結成されました。