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あしあと

    こんな講座ありました(平城の歴史遺産)

    • 更新日:2021年12月23日
    • ID:11740

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    平城の歴史遺産<平城公民館:2021年10月23日(土)>

    この講座は、公民館近隣の神社仏閣を取り上げ、市民に平城の文化遺産を知ってもらい、また、暮らしの中の宗教について知識を深めることを目的に開催しました。

    今回は、平城公民館近隣の文化遺産のひとつである常光寺を訪れ、ご住職にお話を伺いました。


    奈良市押熊に、「篠尾山常光寺」というお寺があります。

    場所的には奈良大学に近く、ならやま大通りから押熊町の52号線に入ります。

    住宅街のため道幅は狭く、運転に自信のない方は、路線バスを利用されると良いでしょう。

    私たちも北秋篠バス停から平城中山北で下車して徒歩(ゆっくり歩いても15分程度)で向かいました。

    観光寺ではないため、一般的には余り有名なお寺ではありませんが、山門までには静寂漂う林や石段があって、お庭も綺麗に手入れされており、由緒正しいお寺という感じがします。

    常光寺の山門

    到着してすぐに目に入る山門は歴史を感じさせながらも、清楚な佇まいです。

    ご住職のお話を伺いました。

    このお寺は明治の初め、廃仏毀釈により廃寺となり、建造物や寺宝も散逸したそうですが、当時のご住職の私庵として一部の仏像などは保護されたようです。

    その後このご住職の尽力によって、現平城小学校の前身にあたる私設「常光寺学舎」を山内に設営されたそうです。

    常光寺ご住職

    この常光寺には「生駒の聖天さん」として歓喜天像を祀ることで知られる「宝山寺」を17世紀に中興した宝山湛海作の像が残されており、ご本尊の不動明王三尊像、秘仏の歓喜天像などが安置されています。
    秘仏は名の通り普段見ることはできませんが、毎年6月6日に特別開扉があるそうです。

    常光寺の庭園

    お庭は綺麗に手入れされ、静寂な雰囲気の中、木々をめでることで心が和みます。

    講座を終えて

    参加いただいた方から、「このお寺には何度か訪れていますが、今回ご住職の話をゆっくり聞くことができ、知らないことを教えていただき楽しかった」などのご意見を頂戴いたしました。

    反省点として、場所が分かりにくいこともあって公民館に集合いただきましたが、その分少しハードなスケジュールとなりました。

    今後は時間にゆとりのある企画となるよう心がけます。