こんな講座ありました(くらしの文章教室)
- 更新日:2022年11月9日
- ID:12094
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くらしの文章教室<登美ヶ丘南公民館:2021年7月27日(火)~9月14日(火)全2回>
この講座は、新型コロナウイルスの蔓延等により社会が急激に揺らぐ中で、私達も自身の生活を見つめ直す必要が出てきたので、日々の些細な出来事や、ふとした発見、心の動きなどを文に書きとめることから始め、それらを綴る手法について学ぶことで、文章での表現力を高め、綴ったものを比較して多様な着眼点に出会うとともに、自らのくらしや社会の実像をみつめていくきっかけとなることを目的に開催しました。
コロナ禍で人々が初めての自粛生活を強いられた2020(令和2)年。
「公民館ができることは何か」と考え、利用者や地域の皆さんから「コロナ禍の公民館と私」というテーマで作文を集め、文集『登美南誌録』(とみなんしろく)を発刊いたしました。
その際に聞こえてきたのが、文章を苦手とする方の多さでした。
それに応えるため、フリーライターを講師に迎え、自分の気持ちや出来事などをうまく伝えるための文章を書くコツとして、コト・キモチ・タネを知り、日常のちょっとした出来事を文章にして綴ることを学ぶ講座を開催しました。
第1回 7月27日(火) 文章のいろは ちょっと書いてみる
まずは、書きたいコト、書きたいキモチを自身に問いかけます。
コトを読ませるための味付け、それをタネと呼びます。
講師は、フリーライターの新井忍さんです。
冒頭、新井さんは参加者にあなたが書きたいコト、書きたいキモチを問いかけました。
皆さん、緊張しながらも文章の解説や語りに引き込まれていきます。
テキストには、昨年度に館から発刊した『登美南誌録』を使いました。
こうして一日目は、テクニックとして、センテンスの長さや、接続詞、語尾、タイトルなど、総合的に違和感のないように整えることを学びました。
最後に次回までに、200字程度の文章を書く宿題が出されました。
第2回 9月14日(火) “私のくらし”を綴ってみる
今回は、前回に出題された200字程度の文章を文集にしました。
どれも力作ばかりで、この文集を教材に講義が続きました。
皆さんの作品に、新井さんが一つ一つ丁寧に感想とアドバイスを述べられます。
自分の文章にどんな評価をいただけるのか、他の人たちの作品にどのような視点や工夫、改善点があるのかを一緒に考え、今後の文章作りに活かす力を養いました。
参加者の声
- 文章を作ることの難しさを再確認しました。
- 宿題を出していただいたことで、文章に取り組む機会が出来たことは良かった。
- 2回での習得は難しく、回数を増やしての開催を望みます。
- 講師の先生の解りやすい説明に時間を忘れるようでした。また、文章の奥深さや面白さに気づきました。
などの感想をいただきました。
講座を終えて
皆さん、今後の文章作りへの大きな抱負を語り、次回開催への期待を胸に帰られました。
この講座をきっかけとし、これからも皆さんが日頃から文章に親しまれることを願っています。
講座の後に今回提出した文章を各々が修正して再編集した『登美南誌録 第二巻』を発刊しましたので、『登美南誌録』(初刊)とあわせて、ぜひご一読ください。
登美南誌録 第二巻
お問合せ
登美ヶ丘南公民館
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電話: 0742-47-6375
ファックス: 0742-47-6375
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