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あしあと

    こんな講座ありました(円成寺を訪ねる)

    • 更新日:2022年2月16日
    • ID:11841

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    円成寺を訪ねる<興東公民館:2021年9月25日(土)>

    この講座は、興東地域を代表する観光スポットである円城寺の自然や歴史を多くの人に知ってもらい、地域の活性化を図るために開催しました。

    紅葉にはまだ早かったですが、爽やかな秋晴れの中、ご住職にお寺の自然や歴史についてお話を伺いました。

    円成寺楼門。
    ここは奈良の都の東にある東大寺のさらに東。
    深山を分け入った場所にあります。
    神聖な雰囲気がある場所として、とても大事にされてきたそうです。
    この楼門は内側からの様子です。
    ※こちらから入ることはできません。

    本堂の薄暗い中、円成寺のいわれのお話をご住職から伺いました。

    『和州忍辱山円成寺縁起』(江戸時代)によると、聖武上皇・孝謙天皇の勅願で、鑑真和上の弟子・唐僧虚滝和尚の開山であるとされていますが、同書のなかで中興の祖とされている命禅上人が十一面観音像を安置したのが始まりで、その後100年ほど経ってから極楽浄土に行けるとされる阿弥陀信仰が始まり、心の平安を求め阿弥陀如来もまつられるようになったそうです。

    本堂である阿弥陀堂の中には4本の柱があり、そこに浄土からお迎えに来てくださる二十五の菩薩の一団が描かれています。
    この阿弥陀二十五菩薩来迎図は壁面に描かれることが多いそうです。

    本堂の右奥に進むと、春日堂・白山堂があります。
    1228年の奈良春日大社御造営の際、旧社殿を寄進された全国で最も古い春日造社殿だそうです。

    重要文化財である楼門の下には、秋の七草のひとつである萩の花が咲いていました。

    先代からの悲願で1990(平成2)年に再建された多宝塔を前に、その時の苦労話を話してくださいました。
    この多宝塔の御本尊は大日如来で、国宝として受付奥にある相應殿(そうおうでん)に安置されています。

    名勝にもなっている円成寺庭園です。
    いつも美しく整えられていて、池には鯉が泳ぎ、人に慣れているのか足元に寄ってきました。
    秋には美しい紅葉を見ようとたくさんの方が訪れるそうです。

    参加者の声

    • 以前にも訪れましたが、今回はご住職直々に説明をしていただき大変学びになりました。
    • 国宝を今までで一番近くで見れて良かったです。

    講座を終えて・・・

    講座を開くにあたり、コロナ禍ではありましたが、たくさんの方に申込していただくことができました。

    ありがとうございました。

    そして参加された方々は熱心にお話を聞かれて、円成寺の歴史を満喫されました。

    今回の講座では、身近な地域の文化財にふれ、歴史を知ることで、地域の魅力を再発見することができました。