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あしあと

    こんな講座ありました(プチ田舎暮らし・興東―みつばちとみつろう―)

    • 更新日:2022年6月28日
    • ID:11900

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    プチ田舎暮らし・興東―みつばちとみつろう―<興東公民館:2021年12月5日(日)>

    プチ田舎暮らしは、奈良市東部地域において地域の自然・歴史・風習・食・技などに触れて田舎の暮らしを知り、農作業などの体験をすることにより、東部と市街地の交流のきっかけとなることを目的として開催しています。

    今回は、興東地域で唯一養蜂を営んでおられる東養蜂場の方を講師に迎え、ミツバチの生態や蜂蜜の効能について学び、みつろうハンドクリームを製作しました。

    講座の様子

    東さんに、ミツバチの歴史や生態について説明していただきました。

    ミツバチは、春から蜜を集めるそうですが、ソメイヨシノの桜からは集めず、山桜→アカシア→百花蜜の順番に集めるそうです。

    そして集められた蜜を、東さんは5月末から7月末までしか絞らないそうです。

    これは、ハチを越冬させるための配慮だそうです。

    ハチと聞くと怖い印象があり、スズメバチ等のハチの巣を見つけると「駆除しなければ!」と思われがちです。

    でも、スズメバチ等は越冬することなく死んでいくそうです。

    東さんは、ハチが私たちにとって危険ではないところに巣を作っていたなら、静かに見守ってあげてほしいとのことです。

    ちなみに、東さんのおじいさんは、若いころから養蜂について修行し営んでこられたそうです。

    ハチのことを愛をこめて「彼ら」とよんでいるそうです。

    ミツバチが生涯かけて集める蜜は、ティースプーン1杯ほどだそう。
    はちみつは、食べるだけでなく歯磨きとして使えるそうですよ。
    さらに、目薬としても使えるとのこと。
    驚きました。

    お話を聞いた後に、ハンドクリームを作りました。
    まず、みつろうを湯煎して溶かします。
    このハンドクリームに使用するための「みつろう」にするには8回ほど濾す作業を繰り返すそうです。

    溶かしたみつろうとホホバオイルを混ぜます。

    さらにラベンダーや好きな香料を数滴入れ、好みの香りに仕上げます。

    早速、手に塗ってみました。
    よく伸びてとっても塗りやすいです。
    天然成分の材料で、しかも簡単に作れるなんて、良いことばかりです。

    色とりどりのみつろうラップ。
    繰り返し使えることから、サスティナブル(持続可能)な暮らしのアイテムのひとつとして、関心が集まっているそうです。
    今からこちらを作ります。

    (1)みつろうの原型です。

    (2)綿の布にみつろうをコーティングします。

    (3)みつろうの塊を点々と布に並べます。

    (4)オーブンシートをかぶせた上からアイロンをかけて、みつろうを溶かします。

    みつろうロウソクのほのかな明かりです。
    後ろのミツバチの巣がみつろうです。
    床用ワックスや、クレヨンなど、さまざまな材料に使われています。

    受講生の声

    • とても楽しく知識を深めることができました。
    • みつろうクリームも材料があれば家で作れる事が知れて良かったです。
    • こんな簡単に作れると思っておらず驚きました。はちみつを大事にありがたく食べたいと思います。

    講座を終えて

    春に予定していました養蜂場見学は、コロナ禍のため実施することができず、やっと開催することができました。

    受講生の方も楽しみにしておられたようで、「みつろうラップ」という知らなかったアイテムも教えていただき、ハチからの恩恵を堪能させていただきました。